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君の知らない救世主物語 『第二幕』

48メシア・エステバン:2020/08/27(木) 15:14:08

巣の中で次々に死んでいった成親の死体は、次世代の卵が孵化したのちに、エサとして食べられるための保存食になる。
記憶部分の意識だけを保存した魂は、寄生体(きせいたい)として活動を始める。

分離した魂らは巣の近くで浮遊しながら、巣の中に持ち込めそうな小型の生き物を見つけては、
その生き物の体内に呼吸器官から入り込んで寄生する。

寄生する事に成功すると、寄生した小型の生き物達の意識を乗っ取って巣の中に誘導する。
(例:カマキリに寄生したハリガネムシの卵が孵化したのち、水場に誘導するのと同じやり方)

巣の中に誘導した小型の生き物達の意識を破壊して、植物人間化させて、生きたまま冬眠化させる。
これら巣の中で動けない状態で、生きたまま冬眠化した小型の生き物達は孵化してくる次世代の子のエサとなる。

巣の中に誘導して動けないまま眠らせる事に成功すると、
分離した魂らは、今まで寄生していた小型の生き物達の中から分離して、今度は孵化前の卵の中に寄生する。
(分離した魂よりも孵化前の卵の方が数が多いので、すべての卵に親の魂が寄生してくるわけではない)

時期が来ると、冬眠化していた卵が一斉に孵化し出す。

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この繰り返しで、一度、適した場所に巣を構築してしまうと、大型の生き物や環境の変化によって
巣が破壊されない限り、卵や孵化したばかりの子と成親は、巣の中から出ることはなくなり、
巣の中にエサを持ち込む、危険な役目は成親から分離した魂だけなので、非常に安全な環境下で
子孫を残していき、最弱のトカゲ君だったのに、どんどん数が増えて繁栄していった。


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