君の知らない救世主物語　『第二幕』

2：メシア・エステバン：2020/07/15(水) 04:46:17: この世界は悪が栄える世界である。
罪人ばかりの世界では、悪の業が強く深い者ほど栄える世界である。

「自分は悪を憎む善き人だ。」「私は悪事を働かない善人である。」と自称する
罪の自覚が無い罪人どもが、自分よりひどい悪事を働く罪人と対峙して争い合っても、
罪人同士の揉め事や争いでは悪の強い方が勝つに決まっているのだ。

よって、すべての者が罪人として生まれて来るこの世界では、より悪事にいそしんだ者が高笑いをして、
悪魔崇拝に染まった者ほど支配者として君臨し続ける、より狡猾（こうかつ）な悪人、より残忍な悪人で、
より強欲な悪人ばかりが栄える世の中が続く事となる。

「ああ無情」「ああ不条理」だと嘆く世の中である。

これら、世の不条理の一切合切を解決する方法はただひとつ。
すべての生まれて来る罪人が真実の知恵（智慧・叡智）を持つ事である。

知恵を持てぬ者には、いずれ泥棒王となる私が知恵（智慧・叡智）を与えよう。
そなたに真実の知恵（智慧・叡智）を与える代わりに、そなたの心（興味・関心・好奇心・夢中）を盗む事としよう。

それが泥棒王の心技（しんぎ）である。

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