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原則学・痕跡学・運気学・帰霊学・ロリコン研究で救世の国

363メッセンジャー・エステバン:2019/09/16(月) 07:58:51
2019年9月16日(月) 中山11R 第73回 セントライト記念 (3歳GⅡ・芝2200m・18頭)  発走15:45

第73回 セントライト記念の見解

「ガシャーン!」「ガチャン!」「バタン!」
「今日はヤル海苔さんだ。」「オー、怖っー。コレは逆らいたくないネー。」
ここは月曜日にレースを控えた騎手が宿泊する中山競馬場内のジョッキールームの早朝。

朝食を済ませた某騎手の食器を片付ける音と乱暴にドアを閉める音がセルフサービスの静かな食堂内に響く。
美浦騎手のドンとして有名なべラテンジョッキーが、ジョッキールーム内のジョッキー達に暗黙のサインとして送るための音でもある。

このサインが出た時のべラテンジョッキーの「やる気」に逆らえる騎手は一人として居ない。
過去には大御所ともいえるベテランジョッキー「やる気」に無謀にも逆らってきた若手ジョッキー達は何人かは居た。
が、いずれも数年をまたずして不幸な落馬事故に遭ったり、騎乗依頼が減少して干されたりして、調教助手に転向したりと、すべて表舞台から消えていった

「やる気」とは何か?
「やる気」とは、「単騎の楽逃げで勝つ。」という意味で、
賞金の高いレースでベテランジョッキーの年数回の稼ぎ場である。


長年業界に貢献してきたベテランジョッキーといえど、寄る年には勝てず、鞭をふるう騎乗技術の衰えと共に、
年々勝ち鞍は減り、稼ぎも減ってくる。
若いもんに次々と追い越されて行って、勝ち星と良い馬への騎乗依頼も減り話題に乗る事も減少していく。

騎乗技術だけで勝つことはできなくなり、「談合」「互助会」「示し合わせ」「暗黙の了解」裏の手段を使っての勝ち星を増やすしかなくなる。
それでも裏の手段を使うには限度がある。毎年のように使いすぎできないのが裏の手段でもある。

が、時折の話題と稼ぎだけは往年の時のように維持したい。
そう思うのが業界のドンにまで上り詰めた者の枯れる事無き欲望だ。
これをカバーせんがために、業界のドンは、年数回の絶好の稼ぎ場の時だけに周囲に向けて
「俺の稼ぎ場を邪魔すんなよ」と、暗黙の了解をかけさせる無言の圧力サインを出す。


「ちっ。うっせーな。」
ひとり、ドンであるベテランジョッキーが出して去っていった「やる気」の音に反発するかのように、声に出して周囲のジョッキー達を驚かせた者がいた。
初めて入室する中山競馬場のジョッキールームのはずなのに、態度のデカいベテラン風情で朝食をする一人のジョッキー。
彼は、かって地方競馬ジョッキーとして業界を干されて再び戻って来れた男であった。
彼自身もまた、苗字に神の名が入っている事もあり、過去には天狗になり、やりたい放題にやって騎手業界から追放された経歴を持つ。

彼の反骨心は折れてはいなかった。彼の名は御神本。
「やる気」の横山典リオンリオンの単騎楽逃げ勝利に、真後ろから水をぶっかける事ができる唯一の漢(おとこ)でもあった。


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