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原則学・痕跡学・運気学・帰霊学・ロリコン研究で真実解明
793
:
メシア・エステバン
:2016/03/18(金) 03:46:46
阿関。おまえが何度か実家に戻り、わたしとの離縁話の相談をしていた事も調べがついている。
なぁ阿関。わたしのどこが不満か?わたしのどこに足らない所がある?
私が小姑みたく愚痴愚痴文句を言うのが嫌いか?
わたしの何が不満か申してみよ阿関。
阿関はうつむいたまま返事をしなかった。
双方無言の時間がしばらく続いた。
たまりかねたように原田勇はこう切り出した。
阿関。わたしはな。小姑みたく愚痴愚痴文句を垂れる所がどんなに嫌われてもいい。
それはわたしの性分だ。いまさら直せるもんでもない。
私と離縁して他の男とくっついてもそれはおまえが選ぶ事だ。
しかしな。阿関。わたしが何より許せんのは。おまえがよりによって、あの小汚い車夫
小汚い車夫ではありませぬ!あの方は人の役に立つ立派なお仕事をなされております。
原田勇の話をさえぎるかのように、突然立ち上がった阿関は目の前の原田勇を睨みつけて強い口調で言い放った。
阿関の突然の変りようにびっくりしたのは原田勇の方だった。
阿関の怒りに震えた目つきを唖然と見ながら、初めて見せる阿関の怒りに満ちた目つきに
高坂録之助への本気の恋心があるのを見てとった。
もういい。わたしは寝る。この件については時間をおいてわたしが決めることにする。
習い事に行くのは禁止だ。わかったな阿関。
原田勇はそう言い放つと、厳しい顔つきのまま立ち尽くす阿関から逃げるように応接室を出て行った。
原田勇は応接室から出て行くと、正気に戻った阿関はなんともいえない震えが全身を襲ってきた。
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