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【集まれ】 超天才養成塾 【埋もれた天才達】

384韋駄天はふと考えた:2009/02/15(日) 03:32:01
神と悪魔は存在する。

神と悪魔はどこに存在するのか?

それはあなたの心の中に。


仕事中に一匹の子蜘蛛(子クモ)が風に乗ってどこからか迷い込んできた。
子蜘蛛(子クモ)の大きさは体長5ミリほど。
指先で子蜘蛛(子クモ)を触ろうと(さわろうと)すると、子蜘蛛(子クモ)は白っぽい透明な体についた6本の手足を大きく広げて威嚇(いかく)してきた。
たった5ミリほどの小さな蜘蛛(クモ)なのに、どうやら私の存在に気づいている。
※蜘蛛(クモ)の手足は海中生物の蛸(タコ)と同じく8本だが、2本の手足は体を安定させるために着地した状態なので、威嚇(いかく)に使う手足は6本となる。

子蜘蛛(子クモ)は自分の命を必死で守ろうと、自分の体より数十倍以上の大きさもある私の指先に向かって、精一杯に手足を大きく広げて威嚇(いかく)する。


どうやら私のその時点での心の中は、神の心で充満(じゅうまん)していたのだろう。

仕事を一時中断して子蜘蛛(子クモ)が乗り移りやすいようにと、細長い棒状の器具を持ち出して、子蜘蛛(子クモ)に近づけた。
子蜘蛛(子クモ)に私の気持ちが伝わったらしく、すんなりと細長い棒状の器具に乗り移ってきた。

私は子蜘蛛(子クモ)を乗せた細長い棒状の器具を持って仕事の邪魔にならない場所にへと移動をした。
この場所なら子蜘蛛(子クモ)も死なずに済むだろう。

そう思った場所へ移動して、子蜘蛛(子クモ)の乗る細長い棒状の器具を乗り移らせたい場所へ近づけた。
子蜘蛛(子クモ)は、タイミングよく糸を垂らして、糸から新しい住処(すみか)となる場所へさっさと乗り移っていった。

「がんばって生き延びろよ。」

私はそう一言だけつぶやくと、中断していた仕事へと再び戻っていった。


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