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【集まれ】 超天才養成塾 【埋もれた天才達】

374韋駄天はふと考えた:2009/01/21(水) 05:13:15
ヒトが猿をやめて地上に降りた時代、ヒトが暮らす森には危険な外敵が何ヶ月も、もしくは何年も現れる事はなかった。
たまにヒトの暮らす森に現れる肉食動物の外敵は、獰猛(どうもう)な肉食動物をもエサにしてしまう繁殖力旺盛(はんしょくりょくおうせい)な肉食生物からの攻撃により、たちまち病死して森の中で死に絶えるのがオチであった。

繁殖力旺盛な肉食生物とは、動物の全身を覆っている(おおっている)鎧(よろい)の役割をする皮膚(ひふ)や体毛を寄生先の棲家(すみか)として寄生元の動物の血や細胞をエサとして繁殖する微生物(ヒル、ダニ、シラミなど)の事であり、
さらには寄生元の動物の生きた細胞だけでなく、動物に寄生している微生物の死骸(しがい)すらもエサにしてしまうウイルス細胞の事でもある。

動物の全身の体毛には鎧と同じ役割で、筋肉細胞や神経細胞に血管を、外からの圧力で損傷(そんしょう)しないように守る役割を持つ。
肉食動物はすばやい動きでの狩りという戦いによってエサとなる動物を噛み殺す(かみころす)必要があるため、すばやい動きを封じ込める硬い皮膚で体を守るわけにはいかず、やわらかい皮膚で全身を防御(ぼうぎょ)するしかない。
だが、やわらかい皮膚だけでは皮膚の内側の細胞組織を損傷から守れなくなる。
そこでやわらかい皮膚の外側に、すばやい動きをするのに邪魔(じゃま)にならない程度の10センチメートルほどの体毛で防御する性質を身に着けた。

この肉食動物の全身に張り巡らされた体毛が、微生物にとっては、格好(かっこう)の隠れ家となってしまう。
肉食動物の体毛に数匹の微生物が寄生してきたら、たちまち豊富なエサと格好の隠れ家のおかげで、数千匹から数万匹にまで増殖していく。
さらには、体毛にひっついたままの微生物の死骸をエサにして、数百万個から数千万個の細胞ウイルスまでもが肉食動物の体毛の中で増殖していく。

そのうちの何千個かの細胞ウイルスが肉食動物の口や皮膚の傷口から体内へと侵入してしまうと、たちまち体内の弱った細胞を食い尽くして、肉食動物そのものを病死によって死に至らしめる。
そんな危険な森だとは知らずに、肉食動物が住み着いても数ヶ月も持たずに死に絶えていく。
だから、そんな危険な森には何ヶ月も何年もの間、肉食動物が近寄ろうとしなくなって、もっと安全に狩りができる森や草原へと移動していく。


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