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サハラ計画
14
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韋駄天はふと考えた
:2005/03/30(水) 02:12:27
長年人間の食料とされてきたニワトリは、インフルエンザウィルスを
空気中にバラまき
食用の牛は凶牛病ウィルスをバラまき
食用の猿はエイズウィルスをバラまき
魚は鯉ウィルスをバラまき
杉などの植物は花粉症の原因となる花粉をバラまき
さらにハエやネズミを媒介としたコレラやマラリヤや、
さらに新しいウィルスまでも作りだしては、空気中にバラまいていった
これらの総攻撃に飢えと戦争で体力の消耗し切った人間は、次々と病気に
かかっては死んでいった
もう人間達には病気に対抗するだけの体力も、治療薬を大量に作るだけの設備も
人手も不足していた
飢えて死ぬか?戦って殺されるか?病気で死ぬか?の3つの選択肢しかなくなり
20XX年、ついに人類はウィルス攻撃の届かない寒冷地でのわずか数百人を
残しただけの、滅亡寸前の状態にまで追い詰められてしまった
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