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【女性中心】生産者第一主義政党【社会】

263韋駄天はふと考えた:2006/04/24(月) 22:18:22
それから午前を回った夜中だったろうか?
突然、階段下から母親の悲鳴が聞こえた。
俺は親父と母親の事がずっと気になっていて全然寝付けなかったから、すぐさま飛び起きて1階に下りて
いった。
顔面蒼白の母親が「お父さんが、お父さんが・・・」と悲痛な顔で俺に助けを求めている。

親父は寝床にはいなかった。
玄関の玄関の扉が開けっ放しになっている。
俺は急いで玄関の外に出た。親父は家の横のガレージにいた。
親父は20リットルのポリ容器を車のトランクに積み込んでいる最中だった。
そのポリ容器には仕事で使っているガソリンが入っていた。
親父は俺の顔を見て静かな口調で一言だけつぶやいた。「あの家(工事した家)を燃やして俺も死ぬ」
そう俺に言い放つと車に乗り込んでエンジンをかけた。

俺は背中に激震が走った。「ヤバイ親父はマジで死ぬ気でいる。」
そんな親父を見て俺も必死になった。
俺はすぐさま2階に駆け上がって、上着を着てヘルメットをかぶってバイクのキーを手にした。

そして母親に「親父を止めてくる。」と一言だけ言うとバイクに乗って猛スピードで親父の後を
追いかけていった。
あの工事現場には親父と車でちょくちょく一緒に仕事にいっていたので、親父が通る道は知っていた。


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