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生ゴミ資料庫

819pulpo ficción って誰?一般の人?の記事:2021/01/27(水) 13:40:55 ID:FZzMTY4A
ttps://note.com/pulpoficcion/n/n60d5837a41f6

演技と驚き◇Wonder of Acting #12



04.(隔月連載) 演技を散歩 〜 pulpo ficcion
第五回「のん。神話的俳優」

自分の書いた文章を人目につくところに置くのに、自信もへったくれも、出したら出しただけの覚悟と、それがどのように届こうとすべてが自分の責任ではないという放擲を、年相応には持っていたはずなのだが。

だが、今回はブルっている。ドキドキしている。なぜなら、私は『あまちゃん』を一度も見たことがないのに、この文章を書こうとしているからだ。ものすごく無謀。そんな言葉がこの一週間ほど、ずっと脳内でぺかぺか瞬いている。

そんな私の頼りにするのは次の四つ。

1.JR西日本「ホーム転落防止キャンペーン」の、のん
2.『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の、のん
3.『8日で死んだ怪獣の12日の物語』の、のん
4.『私をくいとめて』の、のん

では、さっそく歩き出そう。

『"飲ん"だら気をつけて!』編:JR西日本
JR西日本ホームページ


大阪駅で、最初にこのサイネージを見たのはいつだったか。上記リンクから視聴できるCMの最後の礼。それだけが駅コンコースの複数の液晶板に一斉に登場し、えらく丁寧にお辞儀した。仰々しいなあ。と思った。それがのんだと知ったのはその後だ。そう知ってからも、その仰々しいお辞儀の印象は変わらなかった。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に【映画】
劇場アニメ『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の公式サイトです。戦時下の日常を生きるすずの想いがより深く描かれるーー。
 
『この世界の片隅に』は5回観た。もともと原作を知っており、なお、別の作品として好きになった。のんの抑えた表現におどろいた。『あまちゃん』を見たこともないのに、彼女に対してオーバーアクトなイメージを持っていたからだ(で、それはあながち間違いでもなかったが、それは後程)。

爆音映画としても大好きな『この世界の片隅に』の長尺バージョン。付け加えられる人々の物語と、もしかすると前回を上回る爆音が体験できるかもしれないという期待をもった私が、観終わって感じたのは「のん、憑依系の俳優だ」ということだった。直感的にそう思った。そして、今思えば、付け加えられたエピソードの大半が、遊郭の女という<個>の物語だったからだと理解できる。リンやテル(名前書いているだけで涙が出てくる)が、たった一回こっきりの生を鮮やかに生きている分、すずの尋常ではない根強さ、フィクショナルなキャラクターが際立った。にも拘わらず、すずのリアリティ、生活音痴さを含めた<生活感>は、一切損なわれていなかった。

そのコントラストの鮮やかさを、私は「憑依」という言葉で記憶したのだ。


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