BGMは本作の主題歌でもあるSuperflyの「The Bird Without Wings」だ。Superflyは「みんなが抱える人生に対する不安感を拭いされるような曲にしたかった」と語っている。どこにでもいそうな人たちの、どこにでもある欲望の結末と救いようのない社会の闇、そしてほとんど見えないぐらいにかすかだが確かな希望の光が描かれた『闇金ウシジマくん』。誰もが持つ不完全さを前に、人は欲望や弱さに呑み込まれずに不安に立ち向かい、次の一歩を踏み出すことができるのか?本作はそれを私たちに見せてくれる映画でもあるのだ。
累計500万部を誇る真鍋昌平原作のベストセラーコミックを映画化した『闇金ウシジマくん』(8月25日公開)。本作でヒロインの鈴木未來を演じる大島優子が、北米最大の日本映画祭「第6回JAPAN CUTS ジャパン・カッツ!」で「Cut Above Award for Outstanding Debut」を受賞することがわかった。
本作で大島が演じるのは、高校卒業後、定職に就かず、目的もなく遊び暮らしているうちに、安易なバイトで泥沼に堕ちていく鈴木未來。小遣いほしさに出会いカフェに足を踏み入れたことで、身軽で華やかな日々から破滅への道へ転落していく。どこにでもいる平凡な女の子の日常と非日常を演じ切った大島が受賞した、今回の「Cut Above Award for Outstanding Debut」は、映画人としての能力をより深く見出すため、俳優・女優のみならず、監督やプロデューサーも含めた中から、一際輝く若い才能に与えられる賞だ。そんな将来有望な賞を獲得した大島からは、「今回の役柄は光と闇をさまよう難しいキャラクターで、演じるうえで悩んだことも多かったですが、女優として賞をいただいたこともなかったですし、遠く離れたニューヨークの映画祭で評価をいただいたと聞いて、とても光栄に思っています。今後も女優・大島優子として、より多くの作品に参加させていただき、一人の人間として磨きをかけていきたいと思っています」と喜びのコメントが寄せられた。
また、同映画祭では役所広司が「Cut Above Award for Excellent in Film」を受賞。この賞は長年、映画界にもたらした功績を称えて設立された賞となり、7月21日(土)には「役所広司デー」として、主演あるいは監督・出演作品を一挙に5本連続上映することも決定している。
「AKB48」の大島優子が、北米最大の日本映画祭「第6回JAPAN CUTS〜ジャパン・カッツ!」で、出演映画「闇金ウシジマくん」での演技が高く評価され、「Cut Above Award for Outstanding Debut」を受賞したことがわかった。
7月12日に開幕する今年は、今作をはじめ「さや侍」「わが母の記」「モテキ」など、過去最大規模の計39作品が上映される。大島が受賞した「Cut Above Award for Outstanding Debut」は、映画人としての能力をより深く見出すため俳優、監督、プロデューサーの中からひと際輝く若い才能に与えられる賞だ。
今回、大島が受賞するのは、映画人としての能力をより深く見出すため、俳優・女優だけではなく監督・プロデューサーの中から、一際輝く若い才能に与えられる賞。
同時に、日本を代表する俳優である役所広司が、長年映画界にもたらした功績を称えて設立された賞「Cut Above Award for Excellent in Film」を受賞することが決まっているが、今回贈呈されるのはこの2賞のみ。つまり大島優子が“日本を代表する若い才能”として紹介されるのである。
今回、大島さんの受賞が決定した「Cut Above Award for Outstanding Debut」は、映画人としての能力をより深く見出すため、俳優・女優だけではなく、監督、プロデューサーの中から一際輝く若い才能に与えられるもの。大島さんは“汚れ役”とも言える今回の役柄を演じる上で苦労も多かったようで「(未來は)光と闇を彷徨う難しいキャラクターで、演じる上で悩んだことも多かったですが、女優として賞をいただいたこともなかったですし、遠く離れたニューヨークの映画祭で評価をいただいたと聞いて、とても光栄に思っています!」と喜びもひとしお。
明らかに表現力をベースとして持っているなと思ったんですよね。
大島さんは何ともいえない一般性というか、普通さを持っていますよね。
それと僕は本当に大島さんは強い人だなと思って。
あとで『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』
というドキュメンタリーを観た時も、激しく感動して。すぐに山田(孝之)くんにメールしたんです。
“すぐに観て!”って言ったんですよ。
あの西武ドームの舞台裏で戦いながら倒れる感じ、
『プライベート・ライアン』みたいな感じがすごいなと思って。