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モノクロの世界
1
:
リフレイン
:2013/06/13(木) 22:50:49
松井珠理奈メインで書きたいと思います。
登場してほしいメンバーがいたら、ジャンジャンリクエストしてください!
2
:
リフレイン
:2013/06/13(木) 22:57:58
朝、いつもと変わらない一日がまた始まろうとしていた。
「おはよう」と仏壇の前で手を合わせ、朝食を慌てて口にかきこんでから家を出た。
「おっはよ!新太郎!」朝っぱらから元気な女の子が、僕に声をかけてきた。
彼女の名前は松井珠理奈。
僕の幼いころからの幼なじみ。
彼女は僕の親友で…、憧れだった。
「おはよう、珠理奈」
「エヘヘヘ」と何故かニヤけている彼女。
「どうしたの?」と聞いてみると。
「だってぇ、朝から新太郎と一緒にいれるなんて幸せだなぁ〜って」
昔からいっつもこうだ。おかげで周りから僕たちが“夫婦”だと、変な噂まで広がっている。
嬉しくないことは無いんだけど…、おかげで僕の本当の気持ちを彼女に伝えることが出来ないまま、今を過ごしている。
「意味分かんないよ」
「いいのぉ〜!」と僕の腕に抱きついてくる。
高校2年の春の出来事だった。
3
:
リフレイン
:2013/06/13(木) 23:07:45
ちなみに僕のことを少し紹介させてほしい。
前田新太郎、15歳。
7つ上の姉が一人いる。両親は12年前に交通事故で他界。
以来、姉が弟の僕を母親のように、あるいは父親のように育ててくれた。
当時3歳だった僕の両親の記憶はおぼろげで、正直どんな人たちだったのか、全く覚えていない。
僕が生まれてから3年間の記憶だけ、周りの景色に色が付いていなかった。
4
:
リフレイン
:2013/06/18(火) 23:15:53
道を歩いていると、後ろ姿に見覚えがある二人が先を歩いていた。
「おはよ、麻友!」と珠理奈がいきなり後ろから抱きついて行った。
「キャッ、ちょっと珠理奈〜!いきなりでビックリするじゃん!」
「ゴメンゴメン!」
2人が笑いあっている横を通り、僕はもう一人に声をかける。
「おはよう、結城」
「おう、新太郎じゃねえか」
結城ヒロト、16歳。
僕と彼の出会いは、高1の時、授業の一環でグループ活動をした際に、たまたま隣に座っていた彼と無駄話をしたところ。
結構な勢いで盛り上がったのをきっかけに、僕らは友達になった。
今ではすっかり親友だ。
ちなみにヒロトと麻友は幼なじみで、よく一緒に学校に行くのを見たことがある。
この2人こそ付き合ってるんじゃないんだろうか…。
「んなことねえよ」
「だって一緒に歩いてたじゃん」
「それは、昔からそうだったからだよ」
「なあ、2人って付き合ってんの?」
「バカなこと言うな!」と頭を叩かれてしまった。
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