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ザ・ワールド

395水のブレス:2005/03/07(月) 18:40:48

「いなかった……会えなかったんだよね、だけど……
 その友達とはあたし、楽しかった思い出が、いっぱいあるから…」
 
…それだけを憶えていればいいのかなって、そう呟くような声になった後
少女はハッとしたように、ひとみを見た

「あの…ごめん、訳わかんないこと言って」

ひとみは静かに首を横に振ると、目を微笑ませた

「もし良かったら、だけど、終点まであたしと話しながら行かない?
 …こっちも一人だし、なんつーの?あたしも…ちょっと誰かとヒサブリに
 話したいって気分なんだ」

少女は、ひとみを目を合わせると、ゆっくりと顔中に笑みを広げていく

「…あはっいいねぇ〜?…旅は道連れってゆ〜の?
 んじゃ自己紹介しちゃおうかな〜 あたしの名前は……」

小首を傾げた少女の髪が、窓から差し込む光を受けてキラキラ光った
ちょうど電車が通過していく、外の景色の中で、明るい日差しを反射して
美しい湖もキラリと、輝いていた


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