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小説を書くのれすっ。
162
:
リースィー
:2003/08/08(金) 16:59
よしよしってするみたいに頭の後ろに回された手。愛ちゃんの唇がまず頬に振って、それから滑るように私の唇と重なった。
最初は何度か軽く触れ合って、唇が緩んだら今度は少しずつ深くなっていく。
“何日振りだろう?”って頭の片隅でこの今の感触を味わう前の最後の日を思い出してみた。・・・でもすぐには思い出せない。二、三日前?一週間くらい前?・・・もう忘れてる。忘れたくないのに。
「・・・あさ美ちゃんだけだよ」
離れた唇の合間に愛ちゃんは言った。
「あさ美ちゃんとだけ、ずっとこうしてたい」
だから、何か不安だったら言って?すっごい怒っても泣いても良いから。
私、あさ美ちゃんが言うこと、全部受け止めるから。
「・・・うん」
声はまだ掠れてたけど、もう涙は出てない。
私の、今言いたいこと・・・。
「愛ちゃん・・・」
「ん?」
「私、ね・・・」
もっとぎゅってしてほしい。もっと私だけ見てほしい。
毎日こうやってキスしたい。毎日一緒に眠りたい。
ずっと・・・。
「・・・愛ちゃんに、側にいてほしいの」
・・・束縛だよ、きっと。
私、愛ちゃんを束縛したいんだよ。
だから石川さんと楽しそうにしてるのを見るのが嫌だった。
だけどそういうことを愛ちゃんに言うことなんてできなかった。
・・・そうしちゃいけないって思ってたから。
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