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霧が晴れた時―BAD KIDS―
180
:
番外編
:2002/10/11(金) 05:09
「…ありがとう。一生…大事にするね。」
「マジで?」
「うん。もし…ひとみちゃんとケンカしちゃっても。
私がお嫁さんにいっても。おばあちゃんになっても。」
「…そんなに大事にしてくれんの?」
「するよ。…だって。」
「だって…?」
ギュっと力が入った。
「…初めて。好きな人から貰った…プレゼントだもん。
大事にするに決まってるもん。」
「……」
…意識が。
遠のいていくのがわかった…。
――――――――――――
181
:
番外編
:2002/10/11(金) 05:10
「…初めて。好きな人から貰った…プレゼントだもん。
大事にするに決まってるもん。」
「え―――――――!わ、私、そ、そんな事言ってない!」
「言ったよ!言ったとも!めっちゃロマンティック風にさ。
目なんかキラキラさせちゃってさ!
ひとみちゃん…私、ひとみちゃんのコト、だぁ〜い好きってね♪」
「いいいいいい言ってないもん!…最初の方は、その…言ったけど。」
「ほらね♪もぉ〜素直じゃないんだから。梨華は。」
「!…もぉいい!ひとみちゃん知らない!」
梨華の耳や顔は真っ赤っか。
猿のケツみたい。
あっはっはぁ〜♪
なんて思ってたら、梨華はあたしに背を向け
薄い布団を頭から被る。
182
:
番外編
:2002/10/11(金) 05:10
「ちょ…!梨華」
「知らない、知らない!!」
「ごめん!ちょっと悪フザケしすぎた!」
「…………」
フーっと一息ついてみた。
あたしは静かに布団の脇をまさぐり
進入する事に成功。
頑なに梨華は動こうともしない。
…いつもこうだ。
「梨華。…ごめん。ちょっとフザけすぎた。」
あたしは優しく彼女を包み込む。
…やっと梨華はあたしの方に顔を向けてくれた。
183
:
番外編
:2002/10/11(金) 05:11
「…恥かしかったんだから。」
「ごめん。だって梨華、からか―
フワリと
静かに。
梨華があたしに口付けた。
危なくあたしは梨華の唇を噛んでしまいそうになった。
だっていきなりキスされたんだもの。
それにあたし喋ってたし。
布団の中でのキスは―
何だか照れくさかった。
何度か交わしたことはあったけど…
これほどまでに胸漕がれるようなキスは感じたコトがなかった。
「…ズルいよ。梨華…いきなりなんて。」
「…じゃあ、ひとみちゃんからして。」
「…うん。」
スーっと瞳を閉じる。
あたしはゆっくりと愛する人にキスした。
――――EMD――――
184
:
理科。
:2002/10/11(金) 05:12
番外編完結です。
お粗末さまでした。
185
:
名無しナース
:2002/10/12(土) 01:46
う〜ん甘くて最高でした!!
ありがとうございました。
次回作も楽しみにしています。
186
:
名無しナース
:2002/10/12(土) 23:11
サイコ〜〜〜ですた。
続き!続き!と、言いたい……。
187
:
名無しナース
:2002/10/12(土) 23:19
面白くって、感動して、甘くって良かったです。
次回作あるのだったら、楽しみにしています。
188
:
名無しベーグル。
:2002/10/14(月) 15:31
お疲れ様でした。
また時間が出来て、書ける時が出来たら書いて下さいね。
ずっと、ずっと待ってます。。。
189
:
ごまべーぐる
:2002/10/15(火) 00:11
完結おめでとうございます。
お疲れさまです!
いしよしが心を通わせることができて、ヨカター
また理科。さんのステキなお話に会えるのを楽しみにしています。
名無しベーグル。さんと同じく、待ちます。
190
:
じじ
:2002/10/17(木) 09:04
完結おめでとう。
理科。たんの小説ヲタの私としては、完結するたびに
少し寂しさも感じますが(w
また理科。たんの小説に出会えることを楽しみにしています。
ヲレもずーっと待ってるからね。
お疲れ様でした。
191
:
ひとみんこ
:2002/10/17(木) 18:36
ご馳走様でした、南無阿弥陀仏、合掌! でございました。
改めて最初から読み通してきました、只々感謝です。
我望新作です。
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