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気ままに短編集!!(何でもあり)
633
:
4.
:2004/07/15(木) 14:37
再び家までの道のりを一緒に歩き出したよっすぃーと私。
さっきのキスのせいで、私の顔は真っ赤で、足元もおぼつかなくて、
目も合わせられなくて、口もきけなくて…
「…梨華ちゃん」
「えっ、あっ、ななななな何?」
「その…うちに寄ってかない?」
「ななななななな何しに!?何のために!?」
「別に…。いつも用なんて無いじゃん」
「そ、そうだけど…。今日は…やめ、とく…」
「ふーん…」
………「ふーん」?「ふーん」って何よ!?「ふーん」てっ!!
ああそう。そーいうこと言うんだ。先輩とはずうっと一緒だった
のにうちと過ごす時間は、ほんのちょっとも無いわけか。泣かせた
うちに対する思いやりも全く無い…と。ああ、そうだろうね。その
程度しかうちのこと思ってないんだろうね。ああ、よくわかったよ。
わかりましたよ。今度という今度はよーーーく…
とか、思ってるんでしょっ!!(※全て妄想)
「わかったわよ!行く!行けばいいんでしょ!」
「…何、怒ってるの?」
「もーいいの!」
「梨華ちゃん…あのさ、うち…もう少しだけ、梨華ちゃんに一緒に
いて欲しい…」
まだ離れたくない―――それが理由じゃダメかな?
「………ちょっ、ちょっと寄るだけ…だよ?」
そう言った私に、よっすぃーは「うん」って嬉しそうに頷いて。
―――何か…今さら自覚した。よっすぃーは…私のことが好きなんだ。
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