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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part5
988
:
名無しリゾナント
:2015/05/19(火) 16:07:18
○
「海月のようにただふわふわと浮くことしかできない」はずの彩花が突如、本来の力を発揮し始め
たのは、能力者の卵たちであるエッグから実用に叶う人間を選出しチームユニットを結成すると発
表されてからすぐのことだった。
物体の速度を自在に操り、攻防ともに優れた能力。
彩花は選抜ユニット「スマイレージ」に選ばれることとなり、さらにはリーダーまで任されること
になる。幼少の頃よりエリートとして持て囃されていた花音が、それを面白く思うはずもなく。
「…どいてよ。邪魔なんだけど」
「あやはここに座りたいから座ってるだけだし、知らなーい」
花音と彩花は、そんな些細なことですら衝突を始める。
一方的に花音が突っかかっているだけとも言えるが、それがさらに花音の勘に障った。
だからと言って、花音はユニットを抜けたいなどと思う事は一度も無かった。理不尽な任務に対し
て根は上げる事はあってもだ。
まるで、支配者の瞳のようだ。
花音は彩花の視線を、密かにそのように捉えていた。
別に特別な能力があるというわけでもない。ただ、そのまっすぐな瞳で見据えられると、何となく
反駁する気が失せて結果的には相手に折れてしまう。
リーダーとしてリーダーシップを発揮したことなど、ほとんどないくせに。それでも、あの頃から、
スマイレージが4人だった時から。
彼女は、「リーダー」だった。
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