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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part5

865名無しリゾナント:2015/04/03(金) 23:50:33
「何が決定的なんだよ、わかんねえよ!はる、今変な事言ったか?どうせそれもあの時の会話を盗聴さ
れてたら、とか言うつもりなんだろ!だから言ってんじゃん、そういうこと言い出したらこの場に居る
全員が…」
「違うんだよ。確かにそれもアリバイを崩す要素ではあるんだけど。でも、今現在進行中で、あなたは
致命的なミスを犯してる」

それまで汗をかき、必死に身振り手振りで否定し、涙目にまでなっていた遥が。
その時はじめて、本当の戸惑いの表情を見せる。

「な、何だよ。そんなデタラメなことで」
「あなたには聞こえないんでしょうね。この声が」

春菜と香音は、ずっと会話を交わしていた。
「遥」だけが、その会話に加わる事ができなかった。
それは、彼女たちの会話に、共鳴しあうものだけが感じることができる声が使われているから。

それが、「心の声」。

「は、はっ!そうか!それで勘違いしてんだ!違う、違うんだよ!今、はるにはその声が聞こえないん
だ!きっと『金鴉』のやつがはるに何かしたんだって!」
「確かに。だから、そうおっしゃる可能性もあるかと思って。仕掛けました」
「は?」

春菜が視線を、遥の背後に向ける。
遥の後姿が映っている鏡。その曲がり角から。


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