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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part5

844名無しリゾナント:2015/04/03(金) 14:01:52

ああそうだっけ
警察の組織図では私たちと横並びの特殊急襲部隊も出張ってきてるんだった
能力への耐性が低い一般人で構成された SAT が敵に惑わされて私たちの足を引っ張ることのないよう付近で待機してたんや


「腕は何処? 私じゃ無理だけど外科の専門医だったらもしかして」


落とされた腕をさゆの能力でくっつけてもらったことがあったな
あん時は右腕やった
でも今度は無理やろうな
だって噛み千切られた私の左腕は李純の体内にある

“空間置換”
それが私の持っている能力
瞬間移動とか空間跳躍と思っている者もいるけど任意の空間と空間を置き換えるのが私の本当の能力
無傷で正常な状態なら二つの空間を置き換えることは比較的容易
だけど片腕を噛み千切られて正常な意識を保つのが難しい状態では置換する空間の座標を正確に認識するのは困難だった
だから認識しやすい固体である私の左腕を李純の心臓と置き換えた
血液を身体中に送り出すことが出来なくなった李純は糸の切れたマリオネットみたいに倒れて逝った

時間があればもっと違うやり方を見つけてたかもしれん
でもさゆには時間が残されていなかった
さゆが装備していた官給のブローニング25口径の装弾数は6発
私の耳が捉えた銃声は5発
用心深いさゆのことやから遊底を引いて弾薬を薬室に送り込んでから、弾倉に補充して1発余計に撃てるようにしてるやろう
それでも残り2発
その程度で李純を止めることは出来なかっただろう
だから自分の左腕を犠牲にすることに何のためらいもなかった
それにもう一度は生きていることを諦めてたし


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