したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part5

830名無しリゾナント:2015/03/30(月) 21:16:35
しかし、新垣の姿はない
「あ。あれ?新垣さんはどこいったかいな?」
ゆっくりとフェンスに近づく生田の後ろに、足音が近づいてくる
その主は・・・
「なんだ、聖か」
「なんだってなんですか!!えりぽん、また勝手に走り出すから、なんか、今日走ってばっかりだよ」
生田の暴走に振り回されてばかりに譜久村は半分泣き顔だ

「それで新垣さんはおられましたか?」
「ううん、おらんと、せやけど、こんなんあったと」
フェンスに手をついて聖に示した
「空き缶がたくさん並んでいるね。さっきの音はこれかな?」
「多分そうっちゃろ。新垣さんがワイヤーで狙い撃ちしたっちゃろ」
「なんでわかるの?」
「ンフフ・・・えりの勘っちゃ」
過剰な笑顔を浮かべながら、生田は袖の安全装置を外した

「そして、これが新垣さんの訓練ならえりもやってみたいと
 たぶん・・・この辺かな?うん、このくらいっちゃろ」
フェンスから少し離れ距離をとり、生田は構えた
黙り込み、リズムを刻むように踵をコツコツとならす
頭の中ではワイヤーを右から左に薙ぎ払うように伸ばし、見える全ての空き缶の中心を打つ
打ち払った空き缶達は全て川の中に順序よく、水音とともに沈んでいく

イメージが完成した時点で、生田は右腕に仕込んだワイヤーをフェンス向かい伸ばしていく
始めの数個は完璧であった。鞭で払うかのように、しなやかな軌跡をたどってワイヤーは伸びていく
(よしっ)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板