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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part5
631
:
名無しリゾナント
:2015/02/14(土) 21:40:55
コンビニでおでんを買った三人は偶然見つけた公園と名の付いた広場のベンチに横になって座った
当然のように田中が真ん中である
プラスティックのふたを開けた途端に広がる白い湯気とこぼれる白い息
「おいしそーまさ、がんも食べる」
「こら、佐藤、れーなが食べたいって思ったけん、買ったと!!」
「え〜じゃあ、たなさたんとわけわけする〜」
「もうしかたなかとね」
割りばしでいびつに二つにわけようとしたが、ふと田中は考え直し、みっつにわけた
「ほら、工藤も食べると」
「え・・・」
「イシシ、美味しいよ〜きっと」
ゆっくりと口元に運んで、かじりつく、甘みが広がる
一口一口でオーバーリアクションをする佐藤、それをみて笑う田中、適当に相槌をうつ工藤
「これも食べてください」と食べかけのおでんを田中に差しだし、田中は「ほんとやね」と優しく答える
工藤が「はるにもちょうだい」というと佐藤は「はい、DOどぅにゆでタマゴ」と食べたくないものを差し出す
「なんで、はるにはまあちゃんのおすすめくれないの!」
「だって、まさとたなさたんで食べたんだもん」
「答えになってない」
「ほらほら二人とも、まだおでんはあるっちゃ。仲良く食べるとよ」
まるで仲の良い姉妹のように寒空の下、暖かな夜食は進む
しかし、当然というか、必然というか、佐藤は事件を起こす
「あああああ」
おでんの汁をこぼしてしまったのだ
「何してんのまあちゃん」
「うう、ぬるくて気持ち悪いよ」
「ほら、佐藤、ハンカチ貸してあげるなら、洗っておいで」
ハンカチの臭いをクンクンと嗅ぎながら、は〜い、と言って佐藤は立ち上がり、消えた
どこに向かったのかはわからないのだが、跳んだのだ
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