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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part3

898名無しリゾナント:2013/06/10(月) 16:28:07
「いいね、その表情。ぞくぞくするよ」
「いざ、参る!!」

里保が飛び出した。
「赤の粛清」が、向かってくる相手の首を薙ごうとその凶刃を振り上げる。
勝負は一瞬。鎌の軌跡が自らに届くより前に、相手を斬らなければならない。

桃色の刃が、弧を描く。
その軌跡上を、里保が駆け抜けた。

「ぐあああああっ!!!!!」

叫び声とともに、得物を取り落とす音。
斬られたのは、「赤の粛清」だった。
胸を十字に斬られ、鮮血が赤いスカーフをさらに赤く染め上げる。

あっけない結末。
相手の奢りがあったからか。それとも里保の実力が上回るほどに成長していたのか。

「くっ…舐めてたのは、あたしのほうだったか」

大鎌を拾いあげ、息も絶え絶えに「赤の粛清」が言う。
その表情にはもう、余裕はない。

必死の形相で襲いかかる粛清人。
鎌の持ち手を短くし、斬撃のストロークを短縮する。
だが里保もふた振りの刀を器用に使いこなし、凶刃を捌く。
左からの刃を「驟雨環奔」で弾き、返す刀をさらに水の刃で止める。

鎌の一撃をかわしながらも、里保の本能が必死に訴えかける、違和感。
何かがおかしい。
足元を掬う鎌の刃をジャンプで回避した時に、それは起こった。


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