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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

943名無しリゾナント:2012/09/21(金) 17:52:46
3−2

「里保ちゃん、亜佑美ちゃんの写真が撮りたいんです!」
「えぇっ!?…鞘師さん…?」石田が、頬を赤らめながら鞘師を見る。
鞘師は恥ずかしそうに顔を隠しながら走って外へ出ていった。飯窪が慌てて後を追う。
「はあああああ!?」目の前の状況に驚くれいな。鈴木が話を続ける。
「里保ちゃん、亜佑美ちゃんの唇が好きなんです。私、ずっと前から気付いてました。
でも、里保ちゃん、あの性格だから、ずっと言い出せないで悩んでたんです…」
「えっと…、れいなは、鞘師が傷つくやろと思って、さゆに反対しとったっちゃけど、
ひょっとして、鞘師も、『そっち』の人やったと?」
「…もういいの。れいな、今回のことはさゆみが悪かったの…」
さゆみが、ホワイトボードに長い横線を引く。その線の下にはこう書いてあった。
『リゾナンター新ルール!写真を撮られても気にしない!』
さゆみが椅子に座り、ため息混じりに言う。
「さゆみ、りほりほの寝顔を見ると、どうしても放っておけないの。
あんなに愛くるしい寝顔は、人類の至宝として永久保存すべきだと思うの」
「道重さんの言う通りです。愛するものを写真に残すのがどうしてだめなんですか!」
興奮して大声になってしまっている譜久村に、工藤が反論する。
「でも譜久村さん、私が着替えてるところまで撮るじゃないですか!」
「撮るわよ。それが何か?」
「『それが何か』って、そんなの、だめに決まってるでしょお!」
「誰にも見せないわよ。聖が一人で愉しむだけ。ねぇ、道重さあん」
「ねぇ、フクちゃあん」
れいなは心底呆れていた。
そして疲れ切ったように階段へ向かいながら、こう思った。
(絵里は、さゆの暴走をうまく操縦しとったなあ。けどれいなはもう付き合いきれん!
やっぱり、れいなじゃ、絵里のかわりはつとまらん!)

一方、生田は、皆の話を全く聞いておらず、相変わらず新垣のことばかり考えていた。
(愛する新垣さん、早く帰って来て下さいね…。衣梨奈、毎日待ってるんですよ…)


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