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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

914名無しリゾナント:2012/09/16(日) 19:01:17
『恋愛ハンター』

〈どんな場面でも逃げない〉

1−1

「No.6も結局失敗したわね。報告書みたけど、あの子達ほんとダメダメよね〜。
殺せるときに殺しとかないと後で酷い目に遭うんだって、なんで分かんないのかな?」
粛正人Rのその言葉に、マルシェは反論する。
「あの…、彼女たち、標的を『殺せ』とは指示されてなかったと思いますけど…」
「そんなの関係ないわよ。『絶対に殺すな』とも言われてないんでしょ?
正当防衛で仕方がありませんでしたって言えば、それで済む話じゃない」
「これまで石川さんはそうしてきたんですか?」
「私は正直者だから、そんな言い訳しない」
「そうですよね…。石川さんはいつも『ムカついたから殺した』ですもんね…」
「分かってるじゃん」
(だから、上から信頼されないんだって、この人、なんで分かんないのかな?)
マルシェはそう思いながら、ある少女のデータを画面に開いた。Rがそれを覗き込む。
「どれどれ…。なんか地味な能力ね〜。やっぱりこの子もダメなんじゃない?」
「そうですかね。これ、初めて戦う相手には、かなり有効だと思いますよ」
「じゃあ、賭ける?もしこの子が失敗したら、最新の能力増幅薬1ダースちょうだい」
「あれ、かなり寿命縮めますよ」
「別にいいわよ。長生きしようなんて思ってないし」
「石川さんがよければ別にいいですけど…。じゃあこの子が成功したら何くれます?」
「そうねえ…、私が趣味で作った、断末魔だけを二時間収録したCDなんてどう?」
「……ほんと、素晴しいご趣味ですね」
Rはそれを褒め言葉として受け取った。
「まあね!それはともかく、この子以外の6人はもう全員『不用品』ってことよね。
てことは私の出番か。あの子達、どんな断末魔を聞かせてくれるのか、楽しみだわ〜」
Rは両手の指を胸の前で組み、嬉しそうにお尻を振った。


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