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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

807名無しリゾナント:2012/08/24(金) 22:33:49
〈Endingでーす〉

おどける飯窪を見ながら、さゆみはその笑顔の裏にある陰を感じ取っていた。
(「これまで私、何の役にも立ってなかった」…か。)
両親から捨てられ、友人達から避けられ、新しくできた仲間の役にも立てない…。
自分の存在意義に最も疑問を感じているのは、この飯窪かもしれない。
「はるなん、気持ち悪いよー!」
さゆみは声を上げて笑い、湧き上がってくる切なさをごまかそうとした。

そんな二人のやり取りを見ていた佐藤が、飯窪に近づいてきて話しかける。
「はるなーん、てからせっちゃくざいだせるようになったの〜?
それってさあ、はるなんにぴったりののーりょくだね〜」
「えっ、どうして?」
「だって〜、まーとどぅーとあゆみんがけんかしたとき、いっつもはるなんが
 なかなおりさせてくれるでしょ〜?
 はるなんのおかげで、まーたちはなかよしでいられるんだよね〜。
 ほんと、はるなんって、みんなのせっちゃくざいみたい」
「……ありがとう、まーちゃん」
飯窪はそう言って佐藤を強く抱きしめた。
佐藤は驚いてキョトンとしていたが、すぐに笑顔で飯窪のか細い腰に両手をまわした。
そんな佐藤を見つめながら、さゆみはある人の笑顔を思い出していた。
超天然で、何も考えてないようで、それでいていつも大切なことを気付かせてくれた、
あの大親友の笑顔を……。

―おしまい―

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上、『あなたのハニー!みんなのハニー!』でした。
飯窪と石田の特殊能力を新しく考えてみました。
なお、敵の少女のモデルは(仮)の紫の人です。


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