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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

793名無しリゾナント:2012/08/23(木) 13:54:35
突然聞こえて来た声が上がり、鈴木が感じていた視線が消えた。
この声はまさか。

 「あれ、1年のクラスは里保達のところやったと?」

後ろから出て来たのは紛れも無く、生田衣梨奈だった。
髪を後ろで結び、体操着で両手には手袋をはめている。
まるで計ったような組み合わせに「誰かの陰謀か!?」とか皮肉めいたことも言いたくなる。
誰かさんに。

 「えりぽんのところは外側の掃除なんだって」
 「もうさー不法投棄反対!変なゴミが多すぎるけん、選別したくないっ」
 「まあ1年も放置してればね。でも皆でやったらすぐに済むからがんばろっ」
 「あーあ、えりなプール係の方が良かったなあ」
 「こっちもこっちで大変だけどね、ね、かのんちゃん」

鞘師が言って指さす方には大量に積まれた得体のしれないものが入ったゴミ袋。
生田は思わず「うわあ」と漏らす。

 「じゃ、私達も行こっか。ブラシありがとー」
 「よーし、こうなったらめっちゃくちゃ綺麗にしてやるっちゃんねっ」

譜久村聖はデッキブラシを片手に手を振り、生田は気合いを入れ直して去っていった。
その後、二人はまたプールサイドの掃除に戻り、黙々と作業を行う。
ふと、鈴木は先ほどの出来事を鞘師に問い掛けてみた。


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