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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

768名無しリゾナント:2012/08/15(水) 21:16:29
3−2

生田は攻撃を止めない。
天井裏の誰かがのた打ち回る音がバタンバタンと響いていくる。
バリバリッ!ドサッ!
暴れる衝撃に耐えきれなくなったのか、天井板が割れ、少女が落ちてきた。
「えりぽん、もういいよ!」譜久村に制止され、生田は攻撃を止めた。
少女は落下の衝撃で意識を失ったようだ。
「…あれ…みずき!新垣さんは?」
「新垣さんはいないよ。あれはみずきが物まねしただけ」
「えー!新垣さんいないの〜?助けに来てくれたと思って超嬉しかったのに〜!!」
「それよりえりぽん、みずきたち、何だかよく分からないけど勝っちゃったみたい」
「ホント!?やった〜!イエーーイ!」
お化けの少女が居なくなったことを確認し、生田は譜久村と飛び跳ねて歓喜した。
落ち着きを取り戻すと、二人は改めて目の前の少女をよく見た。
その少女は先ほどまで戦っていたお化けと全く同じ姿をしている。
「みずき〜、これ、どういうことかいね?」
「う〜ん、多分だけど、これ、生霊ってやつじゃないかな。」
「いきりょう?」
「うん、みずき、前に聞いたことあるんだけど、
生きている人でも恨みが強いと、幽霊になることができるんだって」
「じゃあ、えりなたちが戦ってたのは、この人のいきりょうってこと?」
「たぶん、間違い無いと思う」
「ふ〜ん、みずきは物知りっちゃねえ」
生田は尊敬の眼差しで、照れながら少しドヤ顔をしている一歳年上の同期を見つめた。


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