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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

242名無しリゾナント:2011/07/29(金) 22:38:48
さえみはどんな傷でも必ず消すことが出来る。だからこそ一気に倒さなくてはいけない
でも、亀井の力なら消すことはできないはずだ、と
自分自身にできた傷を治してしまえば、それは移した『傷』、元の持ち主の傷も消えてしまう
それに一回で大きな傷、治せないほど大きな傷を共有させれば―倒せる、と

だからこそ亀井は光を受け続け、さえみの懐に飛び込んだのだ

しかし、その代償は大きい
さえみに治させないほど深い傷を自分自身が負わなくてはいけないのだから

それにもう一つ、亀井は覚悟を決めていた・・・『さえみさんを助けよう』と
亀井にとって『さゆみ』はたった一人の存在であり、『さゆみ』は『さえみ』で、『さえみ』は『さゆみ』
さえみが亀井を妬んでいるのと違い、亀井は何もさえみに譜の感情は持ち合わせていなかった
むしろさゆみを守ってくれたことに対する感謝の気持ちが強い

そんなさえみが苦しんでいる―それを知った亀井がまず思ったことは他の7人とは違った
「さゆを救わなくては」ではなく「さえみさんを救ってあげたい」だった
それが戦っているうちに少しずつさえみの本心が分かってきた

「居場所が欲しい」

それがさえみの思い、そう亀井は感じた

だからこそ、亀井は決意したのだ
さえみといつまでも一緒にいてあげよう、と

さゆみと時を重ねたように、今度はさえみと時を重ねよう
一緒になって消えたとしても、さえみが生きていけるような意味を持たせてあげようと
それが亀井がさえみにできる最高の恩返しだと思った

そうして今は亀井はさえみの胸の中にいる
歯の欠け、風穴の空いた口からは自身が生みだした風が往来し奇妙な笛の音をならす


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