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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

217名無しリゾナント:2011/07/26(火) 21:25:08
「それじゃあ、帰るわよ」
保田が二人に声をかけた
「うっす、帰って飲み直しましょう」と帰ろうとする吉澤にマルシェはついつい声をかけてしまった
「待ってください。いいんですか?このまま帰って?」
「んあ?何言ってんだマルシェ?ああ、そうか、熊井ちゃんを連れて帰るんだったな」

唐突に自分の名前が出たので熊井は不器用ながらも構え、雅も熊井の前に立ち吉澤を睨みつけた
「熊井ちゃんは渡しませんよ」
「おいおい、おまえだけでなんとかなると思ってんのか?」
威嚇する吉澤であったが・・・
「こら、よし子やめなさい。それから、マルシェも帰るよ」
保田が吉澤をたしなめた
「え?俺はいいですけど、マルシェが文句言いますよ」
「いいから帰ります。マルシェ、先輩からの命令と思いなさい」
「は、はい、わかりました」
保田の前に空間が裂け、保田、吉澤、マルシェの三名は去っていった

残された二人は肩の力がどっと抜け、熊井は膝から崩れ落ちた
無理もないのだろう、ずっとさえみの傍にいたのだから
「疲れた…さえみさんから人を遠ざけるのにずっと獣化していたから…
野菜を取りに行った時も人に見つからないようにしなきゃいけないし…ああ、本当に疲れた」
「そうだったの、熊井ちゃんお疲れ様。だけど、どうしようさえみさん暴走しているよ
 田中さんとか高橋さんが向かっているけど、何とかなるっていう保障もないし」
「どちらにしても私はもう動けないから休んでいいよね?」
熊井は地面に大の字になって寝転び、雅はれいな達のことを思い、無事であるようにと祈った


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