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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

206名無しリゾナント:2011/07/25(月) 22:31:10
その吉澤を消したさえみの様子は明らかにおかしくなっていた
また先程と同じように小さい声で呟き続けているのだ
「さ…み…寝ていて…」「…もう…てよ」
時折聴こえる声から新垣はある推測をたてた

「もしかしてさっきの愛ちゃんの光でさえみさんの心の中でさゆみんが起きたのかも」
「それは十分にありえる考えですね」
マルシェが新垣の横で並んでさえみを観察し始めた
「しかし、あの状態だとしても近づくのは危険です。先程の吉澤さんの二の舞になる恐れが非常に高いです
 ねえ、マメ、今ならあの心を見れるんじゃない?」
「出来ないわけではないけど、危険すぎて、したくないっていうのが本音だね
 ただ・・・今しかないよね、さえみさんの心を変えるために
 ジュンジュン、もしさえみさんが動き出したら私を抱えて逃げてね、頼むわ」
「わかったダ」
そうして新垣はすぅっと呼吸を整え、さえみに意識を集中させた

「新垣さん、気を付けてくださいね。さあ、小春達は今度は新垣さんを守らないといけないですね」
小春が掌から雷をバチバチいわせながら指を曲げ伸ばししている
光井は何かを考えているようで黙ったままだ
「どうしたの、みっつぃ?新垣さんがなにかを持ってきてくれること期待しようよ」
「う〜ん、そうなんですけど…何か嫌な予感するんですわ。予知ではないんですけど」

すると突然、さえみが獣のような叫びをあげた
「マメ、何が起きたの?」
マルシェはジュンジュンに背負われている新垣に問いかけた
「…中には二人の心があった。さゆみとさえみ、それが戦っている」
いつでも逃げられるようにと新垣はジュンジュンの背中に乗せられている
「道重さゆみの体に宿った二つの精神、今はさえみさんが前に出ているけど
 元々の主人格はさゆみんだけど、何かのきっかけでさえみさんが強くなっている」


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