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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

198名無しリゾナント:2011/07/24(日) 21:49:05
新垣も何とかしてさえみの心の内を読もうとするが、こんな状況では当然読むことなんてできない
(どうにかしてさえみさんが止まってくれればいいんだけど…それより、愛ちゃんまだ?)
新垣は高橋のすぐ横で走り回り注意をそらしてくれている仲間たちへと指示を飛ばしている
もちろん、指示を出すのは新垣だけではなく、未来を視える光井もしている
しかし新垣の指示の方がより的確で、逃げるための指示ではなく生き残るための指示であった

そんな新垣達に守られながら高橋は自身の心と対話を静かに迎えていた
(本当はあの力なんて使いたくない)
化け物扱いされ、特に理由もなく避けられる日々が浮かぶ
(自分では制御できんで、大切な人を失ったりもした)
目の前で輪郭を失っていく茶髪のショートカットの女の子
(何よりも強力なはずのこの力、使い方によって世界を変えられると教えられた)
光によって友を失った時に励ましてくれた仲間達の姿
(今はこの力が必要な時なのかもしれん)
リゾナントで一緒になって笑いあう自分を含めた9人の姿
(お願い、今だけでいいから、光よ、私の一部に)

<ちょっとそれは虫がよすぎるんじゃない?>
(誰?)
<私はi914って呼ばれている。あなたの中のあなた。あれだけあの力を嫌っていてこう言うときだけ使わせて?>
(それはそうだけど今は、あの力で救いたいの)
<あなたは救われるかもしれないけど、それで私は救われるの?光の持ち主のi914は>
(確かに今はあなたのことを救えないかもしれん…でも、今は光の力が必要なんよ
 あの時の違って今は心から信頼できる仲間がいる。それを取り戻したい)
<本当に光の力で救えると信じているの?敵は仲間の一人なんでしょ?また失うことに>
(私はあの頃と違うんだ!!もうi914なんて簡単な番号では呼ぶ人はいないし、居場所もある
 あなたもいつまでもその番号にこだわっていないで自分を受け入れるべきよ)
<それはそのままあなたにお返しすることになるわ。まあ、いいわ、今だけ光を使わせるわ>

高橋は静かに息をし、目の前の光景を静かに眺めた


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