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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

128名無しリゾナント:2011/05/22(日) 14:40:26
「でも愛ちゃんはれいなよりもずっと遅くまで頑張っているとね
 初めて料理の手伝い頼まれたけん驚いたけど、ちょっと楽しかったかも」
れいなは先程まで握っていた包丁の感覚を思い出そうとした
「刃物相手には戦ったことあるけど、自分ではないけん、少し怖いとね」
そういって誰にも見られていないのは分かっていたが恥ずかしそうに歯をみせてニヤリとした
「・・・今度はれーなから『手伝おうか?』って言ってみようかな?」

そんなことを思っていると下の方からガチャンと食器の割れる音がした
「なんね?愛ちゃん、大丈夫と?」
れいなは大声を出して確認した
「れいな、ごめん。なんでもない〜ちょっとお皿割っちゃっただけやよ〜」
高橋がれいなに負けじと大声で返してきた
「愛ちゃん、気をつけるとよ〜小さい破片とかあるかもしれんけん」
「はいよ〜気をつけるから〜ゆっくり休みぃ」

能天気な高橋の声に安心したれいなはパジャマを持ってお風呂場へ

                ★   ★   ★   ★   ★   ★

「あっちゃ〜やっちゃった」
高橋は掃除機のコードをコンセントに刺しながら自分のドジに嘆いていた
「せっかくのお皿だったのにな、あ〜あ」
掃除機のスイッチを入れ、店内は掃除機の低い音が鳴り響く
「これでいいかな?」と高橋は掃除機を止め、コンセントを引き抜こうとする

右手をのばし―そこでいったん手をひっこめ、左手でコンセントからコードを引き抜いた
掃除機のコードを巻くボタンを左手で押した
しかし、全てのコードが収まることなく、少しだけはみ出てしまっている

高橋はしゃがみこんで左手でコードをひっぱり、右手で掃除機本体を押さえた
右手の中指で掃除機のボタンを押すと今度はすべてのコードが収まった
「よし」と呟いて掃除機を片隅に片づけた


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