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Part213
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しかし、当時はそうした感想を漏らすことはしませんでした。
たくさんの人が関わって作品を盛り上げている時に、原作者が水を指すのは良くないのかなと。
自分を殺しました。
こうして僕は映像に一切文句を言わない漫画家となりました。
一方、出版社への不信は募ります。
何も言わないことと、何も不満がないことは違います。
言えることは、出版社、テレビ局とも漫画家に何も言わせないほうが都合が良いということです。
出版社とテレビ局は「映像化で一儲けしたい」という点で利害が一致していました。
出版社はすみやかに映像化の契約を結んで本を売りたいのです。
映像化は本の良い宣伝になります。
だから、漫画家のために著作権使用料の引き上げ交渉などしません。
漫画家の懐にいくら入ったところで彼らの懐は暖まらないのです。
それより製作委員会に名を連ね、映画の利益を享受したい。
とにかくすみやかに契約することが重要。
著作権使用料で揉めて契約不成立などもっての外。
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さて、「海猿」のテレビドラマ放映が終わり、映画第2弾が公開になった頃でしょうか。
「海猿」の原作者が現れました。
「海猿」の原作者は僕なので、どういうことか分からないかもしれません。
とにかく海猿の原作者を名乗る人物が現れ、「映画次回作の脚本はオレが書く」と言い出したのです。
漫画を描いたことがない人には、漫画家の苦労は想像できません。
取材に協力したり、語ったエピソードが漫画にちょっとでも登場すると自分が原作者だと思い込んでしまうようです。
そんな感じで「海猿」の原作者を名乗る人物は何人かいました。
この場合、その人物が実際に漫画の関係者ではあったので話がややこしくなりました。
僕はすっかり嫌になってしまい、初めて原作者の権利を行使しました。
続編の映像化を許諾しませんでした。
それまで事後報告でしぶしぶ押していた判を押さなかったのです。
一方で原作者の名乗る人物には、今後、映画に関わらないよう念書に判を押させました。
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