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【6thアルバム】宇多田ヒカル99【震えて待て】

745陽気な名無しさん:2016/09/02(金) 16:29:27 ID:npMYqLJ60
――アルバムは「桜流し」(映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のテーマソング)で幕を閉じます。

宇多田:この曲は最後にしか置きようがなかった。アルバムの曲順も、これまでは製作チームに打診されたものをみんなで議論しながら固めていくという感じでしたが、今回は初めて自分で曲順を考えました。そういう点でも、いろいろな意味で、私自身、自分のプロジェクトのリーダーという立場に進んで納まったと言える制作となりました。母を亡くしたことや自らが母親になったことで、急激に大人にならざるを得なかった。でも自分が進むべき道は誰にも教えてもらえないけれど、自分を遮るものは何もないんだという意識で、必死に前へ前へと進んだ経験から、今までにない自信を得ることができました。

――表現が直接的な歌詞もそうではない歌詞も含めて、“お母さん“という出発点とモチーフが通底している。それでいて、極めて私的な全ての曲が多くの人と共有可能な高いクオリティのポップソングへと結実しています。その手腕にただただ感心させられました。

宇多田:でも“お母さん“って最もポップな題材じゃないですか。多分ほとんどの人にとっても、母親か、もしくはそれに当たる存在がいるわけで、そこから自分の核なる部分や、自分だけの世界を形成していく。それってめちゃくちゃポップだと思うんですよ。

――たしかにそう言われると目の前が開ける思いです。

宇多田:だから「花束を君に」を好意的に受け入れてもらえたんじゃないかという気もするし。だからいまはリスナーさんに対して、これまでで一番強く信頼を感じています。

――では最後に。宇多田さんにとって、『Fantome』とは、どんな存在のアルバムになりましたか?

宇多田:“受け入れて、受け入れられる“アルバムでした。セルフセラピーじゃないですけど、自分自身「道」を繰り返し聴いているうちに「悲しくない。もう大丈夫だ」と思えてきました。こんなに「聴いてほしい!」と思うのも初めてかもしれないってくらい(笑)、すごく聴いてほしいアルバムになりました。何かしらの想いが届いて、皆さんに受け入れてもらえたらうれしいです。音楽は今後も続けていくつもりですが、こんなアルバムはもう二度と作れないだろうなと思っています。




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