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まる子「『佐々木のじいさんを怒らせよう』の巻」

1スーパーファミコン:2020/07/11(土) 22:42:09


佐々木「よいしょっと」
はまじ「見ろよ。あのじじい、また苗木の世話してるぜ」
まる子「佐々木のじいさんも飽きないねぇ」
関口「ったく、いつも邪魔なんだよ、あのクソジジイ」
ブー太郎「いつも木にへばり付いてて気味悪いブー」
はまじ「なあ、みんなであのじじいを怒らせないか?」
ブー太郎「それ、いいなブー」
関口「やろうぜ」
まる子「よしなよ。佐々木のじいさん、木のことになると怖いよ」
山田「わーいわーいwwwオイラもやるじょーwwww」
はまじ「いいんだよ。町中の木を壊しまくれば、あのじいさん怒りを通り越してしょぼくれるぜ、きっと」
関口「よし。それじゃ早速やろうぜ」
ブー太郎「まずこの木の枝から折るブー」
バキッ!
ブー太郎「ブヒョー、気持ちいいブー」
関口「じゃあ、俺は木に言葉を刻むぜ」
ガリガリガリ!
関口「ささきのクソジジイ、早く死ねっと!」
はまじ「がははは、いつも育ててる木に悪口言われてやがるぜ」
ブー太郎「傑作だブー」
まる子「あはは、何か面白そうだね。あたしも何だかやりたくなってきたよ」
山田「おーいwwwww」
まる子「あれ、山田どこに行ってたの?」
山田「オイラはねwww家から斧を持ってきたんだじょwwwwww今からこの木を切るじょwwwwww」
カコーンカコーン!
山田「でへへwwwいい音だなぁwwwwえんやーwwwこらーwwwじょーwwww」
はまじ「いいぞ、いいぞ。やれー!」
山田「あぁ゛wwwづかれた゛ァーwwwwおいwwwwさくらァwwwwオイラと切るの交代してくれよw」
まる子「ええ、あたし?」
山田「いいじゃないかwwww斧で木を切るのきもちいいじょーwwww」
関口「さくらも切りたがってただろ。やっちゃえよ」
まる子「そうだねぇ。それじゃあちょっとだけ!」
カコーンカコーン!
まる子「うわ。なにこれ、すごく楽しいー、こりゃ気分は童話に出てくる木こりだよ、それー、それー」
カコーンカコーン!
ブー太郎「もうすぐで切れるブー」
山田「がんばれーwwwwがんばれーwwwww」
佐々木「ふぅ。これで一通り木の世話は終わったぞ、お前たち、明日もまた来るからな」
カコーンカコーン!
佐々木「おや、何だかこちらの方がやけに騒がしいような、お祭りでもやっているのだろうか。どれどれ」
はまじ「さくらー、やれー、あともうちょっとだ」
まる子「任しといてよっ」
カコーンカコーン!
佐々木「えっ」
まる子「これでどうだぁ!」
バキバキバキバキ!
ドスン!!
山田「わーいわーいwwww切れたじょwwww切れたじょwwww」
関口「切り株のできあがり〜」
佐々木「お、おい……これは一体……なんなんだ」
まる子「いやー。木を切るのって思ってたよりすごく気持ちいいもんだねぇ」
ブー太郎「切り株もいい座り心地だブー」
佐々木「き、君たち……これは……」
まる子「あ、佐々木のじいさんだ」
関口「やっぱきやがった。木のことだと敏感なじいさんだな」
佐々木「こ、これは……どういうことなんだ……」
はまじ「見てわからないのかよ?」
山田「 木 を 切 っ て る ん だ じ ょ w w w 」
佐々木「っ!」
まる子「いやー、佐々木のじいさんが手塩にかけた分いい切り心地だったよー。ありがとね、佐々木のじいさん」
ブー太郎「あっちの木は枝を折っておいたブー」
関口「そっちの木は文字を刻んどいたからちゃんと読めよな」
まる子「この切り倒した木はどうしようかねぇ」
はまじ「燃やそうぜ」
ボワァ
山田「わーいwwww永沢くんちみたいだじょーwwwwwww」
佐々木「が、がが……ぐぐぐ……んんんぁうんぬああああああああああぁぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タッタッタッタ…!!
まる子「あれ、佐々木のじいさん叫びながら自分の家に戻ってったよ」
はまじ「な、言ったろ、怒りを通り越してしょぼくれるだけだって」
関口「きっと今頃家の中でわんわん泣いてるぜ」
ブー太郎「じじいのくせにみっともないブー」
メラメラ
山田「たき火あったかいじょーwwwww」
まる子「この燃えた木の後始末どうする?」
関口「そうだなー。佐々木のじじいもいなくなっちまったし」
ブー太郎「このままにしておく訳にもいかんブー」
はまじ「俺のおしっこで消してやる」
ジョボジョボジョボ
はまじ「木に水をあたえましょ〜」
シュボ…
はまじ「はい、みごとチン火しました〜」
まる子「あっはっは、はまじおっかしいねえー」
山田「がはははははwwwwwちんかwwwwちんちんかwwwww」
関口「あー、今日はおもしろかったぜ」
はまじ「さて、帰るか」
ブー太郎「ブー」

2スーパーファミコン:2020/07/11(土) 22:57:01

タッタッタッタッタ!!
まる子「あれ?佐々木のじいさんまた、家から出てきたよ」
はまじ「本当だ」
ブー太郎「こっちに向かってくるブー」
佐々木「んんんぬああぁ!! 待てええーーー小僧共ぉぉーーー!!」
関口「お、おい、あいつ、手に包丁持ってないか!?」
ブー太郎「ゲッ、本当だブー」
まる子「やばいよ、ありゃ完全に怒ってるよ……!」
佐々木「貴様らァ、殺してやる! 殺してやる!一人残らず、絶対に、殺してやるからなぁーー!!!」
はまじ「うわああぁ、み、みんな逃げるぞ!」
まる子「ヒエエェー!」
山田「うんぎゃあああああwwwwww」
タッタッタッタ!!!
佐々木「待て待てェーーー貴様ら逃げるなアァーーー!」
まる子「ご、ごめんなさぁい!」
はまじ「ひいぃ、もうしません!」
関口「許してくれよー」
佐々木「許すものかァァァ!!!」
ブー太郎「ブヒョー、早すぎて追いつかれるブー!!」
山田「みんな待ってくれよwwwwオイラをwwww置いてかないでくれよーwwwwあああwww」
ドサ!
山田「ああああっwwwww」
ブー太郎「あっ、山田が転んだ」
山田「あたたwwwwんあっ!?」
佐々木「……」
山田「あ、あわわわわ……w」
佐々木「キミ転んで、痛いかね?」
山田「やだwwwやめwwwwゆるしてくれよwwwうわああん」
佐々木「でもな・・・木はもっと痛かったんだぞオオオオォォォ!!!」
ザシュ
山田「がああああああぁっ!!!い゛いだあぁ゛ーーwwwっwwwいだぁいじょおぉーー!!!」
佐々木「こいつめエエェ!!木の痛み、その身をもって味わえぇっ!!!!!!」
ザシュザシュザシュ!!!ブシャアアァァ!!!!!!
山田「ああがあ、ぁっ、が、があちゃ゛ん、だすげっ、んがあ」
ザシュ!
山田「ぐっ・・・!!!」
ガク・・・!
佐々木「ハァハァ・・・うんぬぬぬぅーーーーあと四人!!!」
そして
関口「まさか、山田。あのじじいにやられたんじゃ……」
まる子「そ、そんな……」
はまじ「バ、バカ!!縁起でもないこと言うな!あいつのことだ、ちゃんと逃げきれてるよ」
まる子「そうだといいけど」
佐々木「そこにいたかァァァ!!!」
まる子「うぎゃああぁ、もう見つかったー!」
はまじ「逃げろー!!」
関口「うわあああっ!!」
ブー太郎「一体どこに逃げりゃいいんだブー!!」
まる子「とりあえず、この近くだと巴川しかないよー!」
タッタッタッタッタ!!!!!!!!!!!!!
佐々木「あきらめろ、小僧共ぉ!!!逃げられなどせんーっ!!!!」
巴川・・・
川田「あれ、まるちゃんたち、どうしたんだい。そんなに慌てて」
まる子「川田さん、助けてぇ!」
川田「は?」
はまじ「佐々木のじいさんに追われてるんです」
川田「佐々木さんに?なんでまた?」
関口「ちょっと調子に乗ってイタズラしたら怒らせちゃったんだよ」
川田「そうか。それはいけないな。仕方ない、おじさんが佐々木さんをなだめてあげるよ」
ブー太郎「お願いするブー」
川田「それで、佐々木さんはどこだい?」
まる子「もうすぐ来るよ!」
タッタッタッタ!!!
佐々木「もう逃げられんぞオオォ!!!」
川田「うわぁっ!さ、佐々木さん、どうしたんです!?包丁なんか持ち歩いて、し、しかも血まみれじゃないですか!」
関口「あの血、まさか山田の・・・!?」
はまじ「じゃあ、山田はやっぱりやられたのか……!?」
ブー太郎「ブ、ブー……!」
まる子「か、川田さん、いいから早くなだめて!」
川田「わ、わかってる、さ、佐々木さん、とにかく落ち着きましょう。」
佐々木「いいから早くその小僧共を渡すんだァァァ!!!!!!!!!!!」
川田「佐々木さん……なぜ、子供たちのイタズラだけでそんなにお怒りになっていらっしゃるんですか?」
佐々木「イタズラではすみませんよ、あれはれっきとした殺しです。そこの小僧たちは生きてる木を殺したんですよ。それも残酷に。だからワシもその子供たちに同じ苦しみを与えている・・・・ただそれだけのことですよ、ほっほっほ、」                                
川田「お気持ちはわかりますが、この子たちも十分反省してるので……」
佐々木「所詮、こんな薄汚いドブ川を愛し続けてるあなたには到底わからないことでしょうな」
川田「えっ?佐々木さん、今何とおっしゃいましたか?」

3スーパーファミコン:2020/07/11(土) 23:12:25

佐々木「おや、聞こえなかったですか?巴川なんぞ、薄汚いドブ川ですよ、ほっほっほ、」
川田「あっはっはっはっはっはァァァー!いやー、佐々木さん、あなたは実に面白い人のようだ」
まる子「えっ? 川田さん、ちょっと」
川田「殺す・・・・・・・・・うおらああぁぁ!!!!!!!!!!」
バキ!!!
佐々木「ぬっ!タモなどでワシとやりあうつもりですか?」
川田「タモをあんまり舐めない方がいいですよ・・・!私にかかればあなたのその木よりヤワそうな腰くらい簡単に折ることだってできるんですから、なはは!!!」
佐々木「ほっほっほ。やってもらおうじゃないですか」
はまじ「おい、どうすりゃいいんだ」
まる子「丁度いいよ。二人は放っておいて今のうちに逃げようよ」
関口「そうだな。逃げるぞ」
ブー太郎「ブー」
川田「てぁー、とりゃー!」
ブンブンブン!!!
グサ!!!
ブー太郎「うごっ、ブブー!!ブハァー……!!!!!!!!」
はまじ「うわああ、川田さんのタモの柄がブー太郎に刺さったぞ!」
関口「ブー太郎、、大丈夫か!? おい川田さん、ひどいじゃねえかよ」
まる子「川田さん、早く救急車呼んでよ!」
川田「うるさい、黙ってろ!!」
佐々木・川田「うおらああぁぁ!!!」
川田「ご老体は早くこの世から退場してください!!」
佐々木「うんぬー、負けるもんかァァ!!!」
カーンカーンカーン!!!
キートン「こうして佐々木のじいさんと川田さんはまる子たちや死んだ山田とブー太郎を忘れて戦い続けた、この戦いが終わったのは近所の人が通報して呼んで駆け付けたパトカーが到着してからすぐのことだった」
翌日・・・、
友蔵「まだここ一体パトカーが止まっておるのう」
まる子「昨日は本当すごかったらね……」
友蔵「いまだに信じられんよ。佐々木さんと川田さんが現行犯で逮捕されたなんて」
まる子「うん、山田とブー太郎が死んじゃったからね。」
友蔵「それよりまる子、ここらへんでいいかの」
まる子「えっと、この切り株の近くがいいかな」
友蔵「そうか。じゃあ、さっそくこの苗木をここに植えよう」
まる子「うん、佐々木のじいさん、これはまる子のほんの罪滅ぼしです、新しく植えたこの苗木、あたしが切っちゃった木と同じくらいに育てるからね。佐々木のじいさん、本当にごめんなさい。もうあんなことしないよ。」

終わり・・・(?)

4hh:2023/12/26(火) 09:57:36

木を切り落とした程度で怒り狂い、暴走して山田を殺してしまう佐々木のじいさんは一体・・・、
大切なものを思う気持ちの暴走が招いた悲劇的なお話ですね、

5;;;;:2024/01/17(水) 21:01:43

佐々木のじいさんと川田守の暴走と戦いが凄い、
死んだ山田もざまあみろですね、
ブー太郎も大嫌いです、


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