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藤原竜也の歴史をうpしましょう

1名無しさん:2005/01/24(月) 14:26
藤原竜也の過去の記事、コメントなどを新しいヲタさんのためにうpしましょう。

舞台デビューとなった身毒丸、大正四谷怪談、弱法師と
この俳優ただ者ではないと思われてきたが
今回のハムレットは、藤原竜也の出世作として
永遠に記憶されるだろう。
現時点でいえば、藤原の魅力は、幼さの残った顔立ちと
成熟した肉体のアンバランスにある。
不均衝のありようは、ロミオよりはハムレットの役柄にふさわしく
21歳という年齢を考えつつ、この戯曲の主役にした蜷川幸雄の慧眼は
やはりただならぬものといわなければならない。
しかし、いかにハムレットの不可解な言動をあらわすのに
この不均衝がふさわしいとしてもそれはあくまで外見の問題でしかない。
膨大な台詞のなかにちりばめられた哲学的な概念さえも
絵空事に終わらず、あるリアリティーをもってとらえきっていたのは
藤原自身の才質があってのことだ。
そう安易に使うべきではない言葉だが、選ばれた天才の光輝によって
舞台はは彩られていたと断言できる。
藤原は稽古初日にして台詞をほぼ完璧に入れてきたという。
この才能にしてこの努力。無敵である。

             2003年/レプリークより抜粋 文 演劇評論家 長谷部浩

2名無しさん:2005/01/24(月) 14:28
少年の妖しい美しさと儚さ――――冷たく澄んだ空気のようなその存在が
舞台に降り立ったとたん炎のような情念のオーラを放出する。
やんちゃなまなざしとキュートな笑顔からはとうてい想像できない迫力あるその演技は
観客を一瞬にして虜にする。
世界的に名高い演出家蜷川幸雄に見込まれ、身毒丸で鮮烈なデビューを飾って早5年。
二十歳を迎えた藤原竜也には、ほんのりと男の香りがただよい始めた。

好きな言葉は「日々孤独」蜷川氏に、「ひとりで物事をジャッジするのは難しいが
それが出来た時、孤独な人ほど強い。」と言われたことが印象に残っているからだという。
一見如才なく話す表情の奥に、自分の心の壁をそう簡単に崩そうとはしない
ナイーブさと強い意志が垣間見える。
そこに孤独に芝居に向かう彼の姿が象徴されているようでならない。

                               2002年/VISIOより抜粋

3名無しさん:2005/01/24(月) 14:29
藤原竜也が演じたハムレットを観て驚いたのは「セリフがくどくない」ということだった。
基本的にシェイクスピア作品は、最初からセリフのしつこさを差し引いて観ないと
面白いかどうか理解する所までたどり着けない。
ところが藤原ハムレットは、原作通り理屈っぽいことばかり言っているのに
父の死に対する悲しみ、母への失望という彼の感情のほうが先に伝わってきて
言葉の多さが気にならないのだ。これはすごい事だと思う。
大量のセリフの海に溺れることなく、ハムレットの孤独や焦りや弱さや情熱を
さらに、ハムレットが400年もの間、世界中で愛されている理由を藤原は観客に届けた。
だから今回これを観てハムレットがわかったという人も多かったのではないだろうか。
演技がうまい人だとは知っていたけれど、まさかここまでだったとは・・・。

                  2003年/テレビ誌より

4名無しさん:2005/01/24(月) 14:29
客電がついた後も、しばらくは感動の余震が続いていた。
藤原竜也のハムレットは、それほど強烈に胸を揺さぶるものだった。

      中略

竜也の一挙手一投足は、宙を飛ぶ竜のように気品に満ち、美しい。
その声は、激情に揺れながらも、観客の肌を通して心に達するほどの透徹力を持つ。
そしてなによりもそのさわやかな香りを放つ精神は、舞台俳優に必須の資性である。
21歳でこのようなハムレットを見せてくれた彼の前途には
限りない可能性が開かれているのである。


          2004年/読売新聞より 文 演劇評論家/小田島雄志

5名無しさん:2005/01/24(月) 14:31
「弱法師」楽日終了直後

「 もう、死んでもいいや!」


「身毒丸ファイナル」楽日終了直後、泣きじゃくりながら


「みんなについて来れてよかったです。」


「エレファントマン」初日。不安げな顔

「ちゃんとした稽古をやってきたんで・・・それを信じて・・・がんばります。」

6名無しさん:2005/01/24(月) 14:50
http://www.guardian.co.uk/arts/critic/review/0,1169,679559,00.html

7名無しさん:2005/01/24(月) 14:52
http://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.guardian.co.uk/arts/critic/review/0,1169,679559,00.html&prev=/search%3Fq%3Dninagawa%2Bdouble%2Bbill%2Btatsuya%26hl%3Dja%26lr%3D%26rls%3DGGLD,GGLD:2004-09,GGLD:ja
ちなみに自動翻訳です(笑)

8名無しさん:2005/01/24(月) 14:57
藤原竜也が見も世もなく泣く時
ぱっくりと口を開けた傷口がみえるような錯覚にとらわれる。
命を削るかのような鬼気迫る演技には総毛立つのを抑えられない。
魔窟に迷い込んだかのように彼のダークサイドの匂いに酔わされていくのだ。
14歳の時に身毒丸のオーディションで6千人の中から蜷川幸雄にみいだされ
デビューを飾ったロンドン公演では天才少年と絶賛された。
日本での凱旋公演の際、中毒のように舞台に通い詰めるファンが続出したが
既存のスターにカテゴライズ出来ない藤原の魅力と才能を思えば当然のことだっただろう。
そんな美貌と狂気に縁取られた恐るべき少年は今年二十歳になった。

                        2002年/キネマ旬報

9名無しさん:2005/01/24(月) 14:59
http://202.221.217.59/print/features/theater2004/ft20041215a2.htm
どなたか訳して頂けませんか・・・

10名無しさん:2005/01/24(月) 15:02
http://www.cix.co.uk/~shutters/reviews/97082.htm

11名無しさん:2005/01/24(月) 23:15
コンビとしてはすごくやりやすいですね。
シーンの中で叩き合ったりするし
稽古場以外でちょっとでも長く一緒にいる時間を過さないと
そういうことは出来ないと思ったんで
稽古前に集まってよく2人で稽古してました。
そういう時間をすごく気持ちよく共有できた。
竜也は怖いぐらい純粋で懐の深い奴ですね。
でも自分の持つ深さを自分でどこまでわかってるのかがわかんない。
それがいいところなんですね。
役に殉ずるっていう意識が、自分で努力しなくても普通に出てる。

               2003年/レプリーク 橋本じゅん

12名無しさん:2005/01/24(月) 23:15
舞台に入ってしまうともう胃薬が手放せなくなる。
どうしてもぼくは考えてしまうほうなので。
それによってまた芝居が崩れる日もあって。
それで周りから何も考えずに1日遊んで来いって言われて
次の日にやったら芝居がよかったとかそういうのもありますけど。
また考えると寝付かれない日々が、舞台をやってる最中続くんですね。
そこまで悩むのは、やってる芝居が辛いんです。
寺山修司、三島由紀夫原作とか。
キャラクターが難しい役に入り込んでいく時に
自分で自分を追い込んで行かないといい芝居にならない。
デビューした時から蜷川さんに役者としての取り組み方を
そう教えられてきたから。
僕もそういうやり方でずっとやってきました。
だから地獄を見るんです。

                   2002年/SAYより抜粋

13名無しさん:2005/01/25(火) 00:12
『ハムレット』はあまたある戯曲のなかでも、上演に際して特別な意味を持つ。
タイトルロールのハムレットを演じるべき俳優が先立ってあって、
はじめて演出家はこの戯曲を舞台に上げようと決意する。
更に言えば、演出家によって発見された俳優は、新たな時代を体現する魅力をそなえていなければならないし、
その舞台はこれまでの上演を覆すような水準である事を求められている。
 今回、蜷川幸雄によって発見された藤原竜也主演の『ハムレット』(河合祥一郎訳 角川文庫)は、
この苛酷ともいうべき期待に軽々と応えた点で画期的な舞台となった。
藤原竜也は1982年生まれの21歳、97年蜷川演出の『身毒丸』(寺山修司作)でデビューし、
2000年『弱法師』(三島由紀夫作)、03年『オイル』(野田秀樹作・演出)と
順調に主演作を積み重ねてきたが、シェイクスピアをはじめて手がけるにあたっては、
年齢からいっても『ロミオとジュリエット』がふさわしいのではないかと思われていた。
 蜷川による『ロミオとジュリエット』は、ふたりの主人公を舞台上で現実に疾走させる演出例があり、
舞踏会の喧噪に酔った若い世代が奔流に身を委ねエネルギーを叩きつけるちからにあふれていた。
藤原ならこのロミオを難なくこなすであろうと期待された。
それに対して『ハムレット』は、先に書いたように観客の要求する水準がきわめて高く、
これまで蜷川演出でこの役を務めた平幹二朗、渡辺謙、真田広之、市村正親のいずれも、二十代前半ではなかった。
すでに声望がある俳優が、その力量を示すための決算として、この役は捉えられていたのである。
 キャリアから考えると至難に思えたにもかかわらず、今回の藤原によるハムレットは、
いくつかの点で過去の舞台をしのいでいた。
ひとつには父王を殺害し、母を娶って王位を簒奪した叔父クローディアスに対して、
直線的な憎悪が示されると同時に、尊敬する父の死、母の再婚という現在の事態に
心を傷つけられているハムレットのありようが、痛いほど伝わってきたところにある。
第一幕第二場、現在の王と王妃が去った場面で、藤原竜也は、蜷川が舞台前面を覆い尽くすようにしつらえた
金網の檻に身体を打ちつけ、やがてその隅に崩れ落ちるようにしゃがみこむ。
『ああ、この固い、あまりにも固い肉体が〜溶けて崩れ、露と流れてくれぬもの』
このモノローグを、藤原は絶望的な溜息を響かせるところからはじめる。
幼さの残った顔立ちと不釣合いな低い声域は、ここに倒れこんでいるひとりの人間が、
不安定きわまりない世代にあり、彼を襲った異様な事態が、彼の精神を崩壊させつつあると雄弁に物語っていた。
藤原は、知性にも身体能力にも恵まれ、両親の愛に恵まれて育った人間を襲った不条理さを一心に体現していた。
この独白には『弱きもの、汝の名は女』という世に知られた部分があるが、台詞を朗々と歌うことを避け、
ハスキーな声質だけで情感を語り、硬質な物言いを貫いたことで、
未来への展望を奪われた現代人のありようが浮かび上がった。
かつて言われてきたように、ハムレットは行動や感情を統合した全的人間でもなければ、ルネッサンスの人間像でもない。
藤原の身体や声質はまぎれもなく男性でありながら、非権力的であり専横とは無縁である。
ファロス的な固い身体に包まれてはいるが、そのなかでセクシュアリティによっては特定されない精神が励起している。
痛めつけられた生命が、もがき苦しむさまをありのままに提示したところで、新しい時代のハムレットとなりえたのである。
  続く・・・

14名無しさん:2005/01/25(火) 00:13
↑の続づき

第二に、藤原のハムレットがすぐれているのは、彼がかかえこんだ苦悩の理由をひとつには限定しなかったところにある。
父への思慕、尊敬と母親に対する愛憎、その反作用としてのオフィーリアに対するねじれた言動は、
複雑にからみあっている。さらには、歩哨に立つマーセラスにして「何かが腐っているのだ、
デンマークでは」と言わせてしまう時代と国に対するひりつくような危機感が根底にある。
 第二幕第二場、旅回りの一座とともに、ローゼンクランツとギルデンスターンを追い出し、
「やっと独りになれた」とまなざしを伏せ呟くとき、エンターテイメントと友情に取り囲まれ時間を浪費しつつも、
孤独な時間への愛着を捨てきれない情報社会に生きる裂かれた人間が、かいか見えたように思う。
このモノローグでは、優柔不断でいつまでも復讐を成し遂げる事の出来ない自分自身に対する自責の念を、
他者に責任転嫁を行うのではなく、彼がかかえこんできた苦悩の果実として指し示す。
それを支えるのは、与えられた言葉に対する深い信頼である。
藤原はシェイクスピアの言葉の一語一語を踏みしめている。信じようと無心に試みている。
そのために崩壊しつつある現実の秩序さえもが、かろうじて維持される。
その危ういバランスが奇跡的に保たれたのだった。
               中略
 単に国王の委譲に終わらない。ハムレットの迷い、とまどい、逡巡するゆたかな精神の贈与が、
確かなかたちで行われたと指し示す。腐敗した権力が反復去れることに対する異議申し立てが
曖昧になる危険を冒しても、蜷川幸雄は現在の世界に対して、未来への希望を語らねばならぬと確信している。
その愚直なまでの姿勢が、伝わってきたのである。

文学界2004年1月号 若きハムレットの誕生〜蜷川幸雄演出『ハムレット』をめぐって
                                               長谷部浩

15名無しさん:2005/01/25(火) 00:31
2003年11月21日

竜也は特別な役者だなと思った。
竜也はハムレットの膨大な台詞のすべてをその隅々まで120%生きようとしている。
確かにまだ何合目かという感じはするけれども、確実にその台詞は血肉になっていくだろう。
これは恐るべきことだなと思った。
こんなに言葉に誠実な俳優というのはいないのではないだろうか。
やはり藤原竜也と白石加代子である。

                       笹部博司の芝居日記より

16名無しさん:2005/01/25(火) 21:30:41
>>9
読んでみたけど、残念ながらほとんど蜷川さんについての記事でした。
ロミジュリについては全く触れていません。
真田ハムレットと藤原ハムレットの話が少し、昨年のイギリス公演のハムレット
の話がほとんどでしたので、竜のところの記述だけ訳しました。


昨年、シアターコクーンにおいて、蜷川は21歳の藤原竜也を起用し
マザーコンプレックスよりも、身内である叔父によって奪われてしまった
ハムレットの夢と理想に焦点をおき、きわめて若々しいハムレットを生み出した。

17名無しさん:2005/01/25(火) 23:23:55
ゴメン、下の方にロミジュリのこと書いてあった。
取り急ぎ訳してみます。

ハムレットロンドン公演の後、蜷川は日比谷の日生劇場で、
彼の演出による数あるロミオとジュリエットの中でも
最新のバージョンを披露した。
主なキャストは、昨年のティーンエイジ版ハムレットと同じで
ハムレット役だった藤原竜也が再び主演のロミオを演じ、17歳の鈴木杏がジュリエットを演じた。
英語版ハムレットとは総合的に対照をなすこのロミオとジュリエットは、力を抜き
細やかな演出で蜷川カンパニーを成功に導いた。それは、広く芝居通を唸らせたのである。

中越司による美しい舞台美術は、様々な国籍、人種の若者の写真でおおわれ、3つの部分に分かれた
城壁に囲まれているものだが、このセットから、芝居の普遍性が想起される。

役者たちの衣装は、小峰りりーによるコンテンポラリーな原宿スタイルである。
マキューシオは、ジョンレノン風の黒い丸渕めがねにパンキッシュなストライプのズボン。
友人のエイブラハムはすれたレザージャケットに針金のようにセットしたヘアスタイル。
ロミオのドクターマーチン風のブーツには、ここでは触れまい。全ては蜷川プロダクションが
ハイスピードで疾走し、歯止めの聞かなくなった若さにこだわった結果である。

特に、キラキラと輝くような2人の主人公がこの作品を特別な物にしている。
とりわけ二人がダンスパーティーで出会う場面。
前半純粋で一途な少女ジュリエットを演じる鈴木がすばらしいが、二幕では
無意識のうちに大人の女への成長をデリケートに演じている。
一方藤原は、ロミオのロマンティックな一面を描写するにとどまらず
マキューシオとベンヴォ―リオに対して親友としての魅力的な部分も示している。

また、ロレンス神父の瑳川哲郎、キャピュレットの譲晴彦
キャピュレット夫人の立石亮子などの
蜷川の常連役者も大きな役割をになっている。
ロンドンでのハムレットとは対照的に
ロミオとジュリエットでは、俳優、スタッフが
ドラマティックな指揮者に寄せる信頼という誓約書を持って
蜷川カンパニーに成功という勝利をもたらした。

18名無しさん:2005/01/26(水) 09:53:52
翻訳して下さった方、どうもありがとうございました!
細かく見てるんですね〜。

>>6
ガーディアン誌に三島由紀夫の写真が
一緒に掲載されてたけど今はないですね。

19名無しさん:2005/01/28(金) 09:21:10
インターバルで高潮した空気は、「弱法師」の高橋恵子の清楚なたたずまいに
吸い込まれるように押さえられた。
藤原竜也の登場からは、もう一瞬もステージから目をはなせず
心を鷲掴みにされたような数十分を全員が共有することになる。
観客の中には、確かに「身毒丸」を記憶していて
その成長した姿に目を見張っているようなリアクションも感じられた。
カーテンコールにはいち早くスタンディングオーベーションが続出。
高橋恵子に手を引かれて照れくさそうな蜷川の登場で劇場内は総立ちとなった。

            近代能楽集パンフレットロンドン公演レポートより抜粋

20名無しさん:2005/01/28(金) 09:23:26
「初日を終えられてホットしました!」と眩しい笑顔を見せる藤原竜也は
ごく普通の19歳の青年となり、「弱法師」の俊徳の面影はどこにもない。
この末恐ろしい(今でも十分恐ろしいが)才能を持つ青年に
セルマが我が子のように嬉しそうに語りかける。
「もっとステキな俳優になって。それまでは・・・そう40歳になるまでは
こんな強いお酒は飲んじゃダメよ」と、手にしたロックグラスを振って小粋にニコリ。
これには藤原も大笑いだ。

              ロンドン公演レポート、レセプションパーティーより

21名無しさん:2005/01/31(月) 15:11:30
エレ
ttp://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2002/07/05/04.html
ttp://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2002/10/24/03.html

22名無しさん:2005/02/01(火) 21:04:36
「唐版 滝の白糸」
ttp://forum.nifty.com/ftheater/taki-s/taki-s.htm

「近代能楽集」
ttp://www.horipro.co.jp/fun/stage/play16.html
ttp://www.horipro.co.jp/fun/stage/play20.html

「身毒丸ファイナル」
ttp://www.majorleague.co.jp/kouen/shintokumaru/top.html

「エレファントマン」
ttp://www.horipro.co.jp/elephant-man/index2.html

「オイル」
ttp://www.nodamap.com/03presents/15_oil/index.htm

「ハムレット」
ttp://www.bunkamura.co.jp/cocoon/event/hamlet/index.html

23名無しさん:2005/02/01(火) 21:20:32
RCCテレビ 『聖(さとし)の青春』
ttp://www.rcc-tv.jp/satoshi/

SABU〜さぶ
ttp://www.nagoyatv.com/sabu/
ttp://www.kinejun.com/sabu/

名古屋TV P's Room  
ttp://nagoyatv.com/p/bnb_top/

Episode001 名古屋港湾会館って知ってる?(大正四谷怪談)
Episode021 白髪の藤原竜也くんに会いにきてね(弱法師)
Episode031 藤原竜也第2弾!!(弱法師)
Episode058 伝説の宝庫 最後の藤原「身毒丸」(その1) 
Episode059 伝説の宝庫 最後の藤原「身毒丸」(その2)
Episode062 SABU〜さぶ〜便り Vol.1「クランクイン」
Episode068 稽古はすでにクライマックス。「身毒丸」
Episode071 「身毒丸」いよいよ初日
Episode076 京都撮影所の名物と言えば・・・
Episode081 佐藤アナ、三池監督の洗礼を受ける! 
Episode082 助監督は見た!奇才・三池崇史伝説 
Episode083 「SABU〜さぶ〜」ついに完成!放送まであとわずか…

24名無しさん:2005/02/03(木) 12:38:21
毎日新聞(  - よくぞ戻ってきた - 身毒丸/藤原竜也  神山典士

元々演劇の魅力は一回性にある。
例えどんなロングラン公演でも、同じ舞台は二度とない。
いろいろなエンターテイメントがあるけれど、見逃して悔しがる「快感」はもはや演劇にしかなくなった。
けれど今回の藤原竜也主演の「身毒丸」ファイナル公演こそ、その一回性の真骨頂といえる。
まさに一回限り、贅沢な作品だ。
その贅沢さは、一つは演出家・蜷川幸雄の強運と強欲さからきている。
今から約5年前、「身毒丸」は主役不在のままロンドン公演が決まっていた。
95年には武田真治主演で初演が行われたが、再演するにあたっての蜷川の選択は「オーディション」。
初演時で武田は23歳。25歳になったらもはや演じられないと見切ったのだ。
身毒丸は、継母に対し憎しみとともにわずかな憧れも抱き、少年期特有の
中性的な魅力を醸し出すことがポイントとなる。
劇中に、「身体(からだ)は大きくなったけれど心は子ども」という台詞があるが、
実生活でも汚れなき少年の心を感じさせてくれる存在でなければ成立しない。
そのオーディションからデビューしたのが藤原だった。当時15歳。
初舞台がロンドンだったということもあり、衝撃的な登場だった。
「今回も稽古の初日に、竜也、思ったより芝居が悪くなってないじゃないか、と蜷川さんに言われました。」
藤原が笑う。つまり蜷川は武田同様、ロンドンでの初舞台から5年たった藤原のことを
まったく信じていなかったことになる。
過去にどんな成功があっても、少年の心がなくなったら舞台には立たせない。
代役はまた探してくればいい。
言葉にしなくても、それくらいの冷酷さは蜷川には常識だ。
だからこそ、幸運な演出家なのだなと思う。
97年のオーディションの時も、周囲は不安だったはずだ。
審査員となったフジテレビ・プロデューサー山田良明は、「主役をオーディションで選び、初舞台はロンドン」
と聞いた時、「既成の俳優さんではいけないんですか」と思わず訊ねたという。
もし適任者が現われなかったらどうするのか。
新人が稽古に耐えられなかったら舞台は流れてしまう。
誰もがそう思ったはすだ。
ところが、その会場に一人の少年が現われた。
「自分のイメージにピッタリの存在だった」と、後に蜷川は述べている。
審査員の満場一致で、約5000人の中から最年少14歳の藤原竜也が選ばれた。
約5ヶ月の稽古の後、97年10月の伝説的なロンドン公演が生まれ、翌年の凱旋公演へと繋がっていく。
その初舞台で、藤原は腰を痛めて1回休演している。
日本での稽古で痛みを感じ、ロンドンで幕が開いてから悪化したという。
「それでも何とか1回休んだだけで最終日には出させてもらったんです」
懐かしそうに藤原は言う。
よくぞ戻ってきたな、と思う。
異国の地での初舞台。体調不良。休演。15歳の少年には試練だったはずだ。
そうでなくても蜷川の舞台では、本番中の役者が失踪してしまったり、開幕直前で主役が降ろされたり、
トラブルは日常茶飯にある。
初演のロンドンだけでなく、5年間も「身毒丸」をつとめあげること自体、奇跡的だ。
埼玉で幕を開けた今回の舞台、客席には連日のように蜷川の姿がある。
千秋楽まで、演出家ですらなくすのが惜しい舞台が続く。
公演が終わると藤原は20歳になる。
その脱皮はまさに1回限り。
それを目の当たりにできるのだから、贅沢な作品だ。 (敬称略)

25名無しさん:2005/02/03(木) 12:41:04
毎日新聞 - 舞台からのスター -  身毒丸/藤原竜也  神山典士

もう一度、舞台から本物のスターを産み出そう―
藤原竜也を発掘することになる「身毒丸」の97年のオーディションは、
関係者のそんな思いに満ち満ちていたという。
振り返れば日本の芸能界において、かつては舞台こそがスターの揺り籠だった。
明治末期に映画が撮られるようになった時、歌舞伎役者たちは「あれは泥土の上で演じる泥芸だ」と皮肉った。
日本映画の父、牧野省三がやっと起用できたのが田舎歌舞伎役者の尾上松之助だったことにも、
当時の力関係が現われている。
それ以降、新興の映画やテレビは舞台俳優の存在なしには成立しなかった。
昭和に入ってからも、歌舞伎や新劇界は幾多の名優たちを映像界に輩出してきた。
ところが今日、舞台と映像の関係はすっかり逆転した。
一般的にはテレビが「売れている」証拠となった。舞台は存在感が薄い。
もう一度舞台から大衆を熱狂させるスターを産み出したい。その思いは痛い程分かる。
「身毒丸はツキのある作品だから、オーディションをやれば絶対にスターが出てくると思っていました。
 僕はそれほど心配していなかったな」
そもそもこの企画の立案者である演劇プロデューサー、笹部博司は言う。
そこに現われたのが14歳の一人の少年だった。
「オーディションに誘われても、その時は演出の蜷川さんの名前すら知りませんでした。
 ファッション雑誌の表紙になれたらいいなと思って応募したんです―――」
藤原は振り返る。ほとんどミスマッチに近い出会いが「舞台からのスター」を生んだ。
ツキは確かに生きていた。笹部は言う。
「ツイているというのは、初演の武田真治君でやった時から感じていました。
この作品は寺山修司が説教節を元に書き下ろしたもので、難解な戯曲です。
ところがそれが初日から満員になった。もちろん武田君の力も大きいけれど、蜷川さんの演出も冴えた。
蜷川さんも、それ以前のスランプから脱出できた作品になったと語っています」
武田真治というアイドルと白石加代子という小劇場界の奇才が出会い、蜷川幸雄が蘇り劇場が熱狂する。
すでに十分にツイている。
さらに97年秋のロンドン公演に際してオーディションを行えば、藤原竜也が現われる。
その時笹部はこう書いている。
――藤原竜也という少年が当たり籤である保証はどこにもないけれど、楽しみだというのも事実である。
ところが、舞台稽古が始まると、藤原は共演者たちが舌を巻くほどの長足の進歩を見せる。
「こういうことって、あるのねぇ。こういう子っているのねぇ」
白石がそう呟きながら稽古場で溜息をつく様を、翻訳家、松岡和子が目撃している。
演劇経験の全くない少年が、わずか5ヶ月程度の稽古で「身毒丸」を演じきる。
努力ももちろんだが、予め舞台に立つべき存在だったというしかない。
まさしくスターだ。
「今回は再演ですが、初演の時にこんな難しいセリフを喋ったのかな。自分でもよく覚えられたなと思いました」
藤原は部邪気に笑う。
蜷川は、「30年に一人の天才」と言う。
笹部は、「身毒丸は藤原竜也という俳優を産み出すための舞台だったのかもしれない」と書く。
二人は「身毒丸」に続き、唐十郎の「滝の白糸」や三島由紀夫の「近代能楽集」といった
難解な作品を藤原に課してきた。
「次の10年の演劇界を背負っていくために」
それは演劇界のスターに対する、二人の熱い思いの現われでもある。 (敬称略)

26名無しさん:2005/02/13(日) 18:12:02
2002年夏号 せりふの時代 渡辺えりこさんとの対談から抜粋です。

W.E  
どうしてあんなに戯曲の読解力があるんですか?
F.T
ハハハ。理屈じゃないですね。やってくうちにわかったわかったってだんだん。
W.E
それがほんとに不思議なんですよ。身毒丸で初めて舞台に立った時は15歳でしょ?
そのあとも、唐十郎さんや三島由紀夫さんの、難しい熟語や詩的な言葉の戯曲をたくさんおやりになってますけど
今の普通の若者だったら、なにこれー、全然わかんなーい。っていうような本ですよね。
F.T
はい、難しいですよね。
W.E
だから、今の日本の若者じゃなくて、まるで前世代の文学青年のようにみえるんですよ。
藤原さんの肉体を通して現出するものが、すごく普遍的なんですね。
それは、私が見ても、若い人が見ても、年寄りが見ても、役者としての藤原さんを
普遍的な人間として受け止められるんですよね。不思議だなぁ。
T.F
そうなんですかねぇ。
W.E
今の若い役者って、等身大の現代人しか演じられないような人が多いと思うんですよね。
つまり、芝居の中でも、自分が普段遣っているような言葉でしかせりふをいえないんですね。
だから、大正時代や昭和初期の人物は演じられないし、まして、普遍的な人間心理を描いている
ギリシャ悲劇にような作品は演じられないと思うんですね。
自分の等身大から離れようとしないような気がするのね。
だけど藤原さんは、なにか千年前からいたようなさぁ(笑)そんなふうに見えるのよ。それはどうして?
F.T
分かんないです。(笑)
W.E
人生経験なんて、まだあんまりないでしょ?失礼だけど。
F.T
ハハハ、そうですよね。
W.E
感覚で分かるっていう、藤原さんのそのルーツはなんなんだろう。物も豊かにある時代に生まれて
どこも水洗トイレの時代に育ったわけでしょう。それがなんで、汲み取り式のトイレで育ったみたいな青年に
ちゃんと見える芝居が出来るのかと思うんですね。かといって現代人に見えないっていうわけじゃないんですよ。
テレビドラマも見させてもらってますけど、それはそれで現代の若者に見えるんだからね。
だから、藤原さんがこれから年を取ってどんなふうになっていくのか、凄く興味あるんですね。
今いくつになったんですか。
F.T
もう二十歳になりました。
W.E
まだ二十歳でしょ?(笑)普段ニコニコしてるけど、芝居の場面になると、別人のように顔が締まってくるでしょう。
それも無意識のものなんですか。
F.T
そうですね。今日ダメだったらどうしようどうしようってずっと考えながら、毎日稽古場に通ってるんです。
集中はしてると思うんですけど、その時々によって、色々違うんです。
身毒丸も15の時にやったときは何も考えないで出来たんですよ。でね、今年の再演の時には
もう怖くて怖くて、家に帰ってもその思いから逃れられなくて、眠れない状態が続いていました。
舞台に立つのが恐ろしかったんです。
W.E
もう、ほんとにプロの役者になったんですね、二十歳で(笑)。


              つづく

27名無しさん:2005/02/13(日) 21:01:04
F.T
白石さんには、まだまだあと30年くらいは苦しむよ、あなた。ってよく言われます。
W.E
そうだよねぇ。私も芝居は苦しいと思いますけど、そんなに苦しいのに、なんで芝居を続けたいと思うんですか。
F.T
それは僕、この間思ったんですけど、身毒丸の楽日のカーテンコールで、もの凄い拍手をいただいて、ああ、やっててよかったなぁって。
それと、苦しい事ばっかりでどうしようって思っている時に、例えば、唐沢さんが観に来てくださって
「自分の好きなことばかりじゃなくて、苦しいものもやらなきゃだめなんだよなぁ、竜也。」
なんて話をしていただいて、すくわれました。苦しい事も、またやっていこうという気持ちが沸いてきました。
芝居やってて楽しい事ってほんとに少ないなぁって・・・稽古も本番も、地獄みたいですよね。
W.E
共演者とはよく喋ったりしますか。
F.T
します、すごく。加代子さんとはほんとにいろいろ。「昨日はご飯たべたの?」とか「今日も頑張ろうね。」とか
でも、それがすごく嬉しいんです。
W.E
身毒丸では白石さんは藤原さんの継母の役だけど、抱き合ったりするシーンがあるじゃない?それが羨ましくて
いいねぇ加代ちゃんは。あんなキレイな男の子と抱き合えて。っていったらさ、そんなもんじゃないわよ!大変なんだから!って。
だって、私たち年寄りには、普通出来ない役じゃない?やるとすれば、お母さんとか下宿のおばさんの役でしょ?
あんな恋人みたいな役、普通はないもんね。加代ちゃんずるい!って言ってたんですけどね(笑)。
F.T
加代子さんも相当疲れてたと思いますよ。
W.E
トレンディードラマでスターになりたいっていうようなことは、あんまり興味ないんですか?
F.T
ドラマも面白いですよね。舞台は・・・逃げられるものなら逃げたいですけど(笑)。
僕なんてきっと、ドラマだけ出てやってきていたら、誰にも何も言ってもらえないような
全く勘違いした人間になっていたと思います。舞台やってるといいですよね。いろんな人にいろんなこと言ってもらえて。
やっぱり、それはものすごい充実感があります。僕、稽古場に行く時間と帰る時間がすごく好きなんですよ。
稽古場に向かいながら、今日はどういうふうにやろうかな、どうしようかなって考えてる時間とか
稽古が終わって、もうヨダレがでそうなくらい疲れてるんですけど、今日も終わったなって
車を運転している時間がすごく好きなんです。
W.E
もうほんとに、純粋な演劇青年ですね。ずっと芝居のこと考えてるってことだもんね。
F.T
いろいろ自分なりに考えていっても、90%は間違ってるみたいなんですけどね。蜷川さんにいつもぼろくそに言われます。
W.E
ぼろくそに言われるの好きなの?だってさぁ、今の若い人ってまた言っちゃうけど、みんな怒られるの大嫌いじゃない。
怒鳴られてもう帰りたい!って思ったことないですか?
F.T
その日帰っても、どうせ次のも日来なきゃいけないですからね。僕は、この人凄いって思って信用した人には
何を言われても、逆にやる気に慣れるんです。何やってんだ竜也!バカヤロウ!って怒鳴られても
ちきしょう!って思って頑張れるんです。
W.E
それは愛情があって怒ってくれているってわかるから?
F.T
いや、これは愛じゃないなって思う時でも頑張れる。

28名無しさん:2005/02/13(日) 23:17:11
つづき
W.E
ハハハ、それは、サッカーやってたからかね。いい意味で体育会系的な感覚があるってことですかね。
F.T
僕も、あまり起こられた時は、一人で楽屋に戻って、机を蹴飛ばしてますけど。
わりとうまくやれたかなって思った時に、他の人はOK,竜也だけ残れなんていわれることしょっちゅうですから。
逆に、今日は最悪だったかなって思ってると、蜷川さんに、今日はすごくよかったよって言ってもらえることもあって
芝居って難しいです。
W.E
そういうことは、わりとあることですよね。役者が自分で気持ちいいと思う感覚と、お客さんが気持ちいいと思うのは
全然違うことなんでしょうね。役者の生理だけで気持ちよくなっちゃうと
お客さんを置いてってしまうことになるんだと思うんですよね。
F.T
それはだめなことですか?
W.E
役者が、自分本位で陶酔してるのって、お客さんにとっては気持ちのいいものではないと思うんですよね。
お客さんの前で排泄物を垂れ流しているようなもんでしょ?
T.F
ああ、そうですね。
W.E
藤原さんは舞台で気持ちいいと思ったことありますか?
F.T
うーん、ないですね。最後まで芝居を作っていくのに精一杯で。
W.E
藤原さんの舞台は、いい意味で苦行僧みたいだもの。美しい苦行僧みたいに見えるから
こんなに若いのに、なんでこんなに禁欲的に出来るのかって、いっつも不思議なのよ。
例えば、少年愛を思わせるような、うっとりした感じでやってる人を見ると、ほんとに気持ち悪くなる時があるの。
一人でやってろ、ばーか!みたいなね。こんなこといっても、何のこと言ってるのかわかんないかもしれないけど。
そういう人もいるのよ。そんなところが全然なくて、常に自分を客観視してるような芝居がなぜ出来るのかと
いつも思うんですよ。まるで、いい歌舞伎役者みたいなんですね。
藤原さんは台詞を覚えるのが早いですよね。
T.F
早くはないです。いっぱいいっぱいです。
W.E
以前、私の演出で卒塔婆小町の朗読劇をやったときも、藤原さんだけ全部せりふを覚えてきましたよね。
朗読劇だから台本を持ってやってもいいのに。しかもたった1日の稽古でやったんですよね。
F.T
そうですよね。たった1日でやったんですよね。すごいですね。
W.E
私は台本見ながらやっていたのに、あんな長いし難しい言葉だらけのせりふを、藤原さんは全部覚えてきたんですよ。
それも驚いたけど、私が演出の説明をしたら、それをすぐに理解したんですよ。
F.T
そうでしたっけ。
W.E
そう、この詩人の役は、永遠なる絶対的な美を追い求めたいと思っている。
だから、目の前にいる老婆に恋をするのではなくて、絶対的なる美しさに対して恋をしてるんだ
そういうふうに演じて欲しいって言ったら、わかりました。っていうから、ほんとかなぁとおもって
やってみたら、ほんとにわかってたんですよ。分かるということがどういう意味なのかを
分かってる人なんだと思うのね。だから、世代は全然違うのに、求めている物が似ているような
どこか同類の人間に思えたんですね。即物的に眼に見えるものではなくて、眼には見えないけれども
光り輝く物を追い求めようとしている人だと感じたんです。すごく驚きました。
だって、あの時まだ16歳だったでしょ?まだ子供じゃない。三島由紀夫の戯曲の漢字も読めないような子供でしょ?
すごい人だなぁと思ったのが最初の印象で、それがずっと続いてるんです。
そういう役者が出てきてくれたことが、演劇好きのおばさんとしては、すごくうれしい。

29名無しさん:2005/02/13(日) 23:39:09
つづき

W.E
芝居以外で好きなことありますか?
F.T
映画は好きです。
この間、見て面白かったのは、青春の殺人者です。監督の長谷川和彦さんが好きなんです。
太陽を盗んだ男もすごく好きです。
W.E
藤原さんが生まれる前の昔の映画ですよね。古い映画もよく見るんですか?
なにかきっかけがあたんですか?
F.T
弱法師の稽古の時に、なにをやってもダメで悩んでたんです。
戦争の爆撃の炎で眼を焼かれて失明する役じゃないですか。
それで、蜷川さんに、全然ダメだ。竜也には火の粉が見えていない。ばら色の死体を見て
興奮して射精してしまうような感覚がお前にはない。っていわれたんです。
それでどうしようと思って、タワーレコードに行ったら、炎上っていう市川雷蔵さんの映画が
ぱっと目に止まったんです。それが、三島由紀夫さんの金閣寺が原作の映画なんて
全然知らなくて手にとったんですけど、見たらすごく面白かったんです。
燃えるっていうことがどういうことかを感じられたっていうか。
W.E
それは偶然見つけたようで、やっぱり必然だったんでしょうね。
ずっと芝居のこと、役のこと、三島由紀夫という作家のことを考えてたから
出会うべき時に出会うべきものに会えたんでしょうね。
最後に、ずっとさきのことでいいんですけど、何か夢はありますか?
F.T
漠然とですけど、シェイクスピアはやってみたいです。
W.E
そうか、シェイクスピアはやってないんですね。
ハムレットなんて、もうやったのを観た様な気がするくらいはまってますけどね。
ハムレットはぜひやっていただきたいですね。
F.T
ありがとうございます。でも、あんな長ぜりふ僕にいえますかねぇ。
自信ないですけどやってみたいです。


           おわり

30名無しさん:2005/02/15(火) 16:24:44
1999.12.03 朝日新聞「LADY通信」より

『唐版 滝の白糸』は後々語り継がれるような舞台にしてみせます

舞台、テレビドラマ、バラエティー番組とジャンルを問わない縦横無尽の活躍を見せる17歳の役者、藤原竜也さんが今回のゲスト。小学校、中学校と自他ともに認める熱狂的サッカー小僧だったごく普通のひとりの少年は、舞台『身毒丸』のオーディションで、演出家・蜷川幸雄氏の目にとまり「すい星のごとく」デビュー。それから2年を経て、ひとまわり大きくなった現在の自分、将来の夢、大好きだという舞台に対する思い……。ユニークで率直な数々の言葉が飛び出してきました。

●逃げられないところまで
●身を追い込んで成長したい

 「僕、サッカーは正直、今でもうまいと思いますよ。中学生のころは適度に遊びながらやってたけど、それでも負ける気がしなかった。小学校6年生まで、本当にボールと一緒にふろに入って寝るみたいな生活してましたから。結局僕らのチームは県大会ベスト4、PKで負けたんですが、悔しかったなぁ。今、もし役者の仕事をやっていなかったらシドニー(五輪)に行っていたかも。でなきゃ浦和レッズの選手になってるはず(笑い)」

 友達とよく遊び、サッカーに熱中するごく普通の中学生だった藤原竜也さん。

 彼の生活が180度転換したのは1997年、15歳の時。舞台『身毒丸』のオーディションに参加。それまで芝居のことなど何も知らなかったという彼は、このオーディション中に天性の才能をめきめきと開花させ、演出家・蜷川幸雄氏の目にとまる。その劇的なデビューから2年。17歳の今、改めて役者という仕事に面白みを感じているという。

 「2年前は勉強不足で何もわからなくて、ひたすらまわりに助けられていた。今もまだまだわかってないことが多いし、しごかれてます。けいこ中に怒鳴られて、何もできない自分に腹が立って泣いたこともあるし、舞台の上ではナイフで身を切り刻まれるようにつらい思いもしてる。だけどこんな風に追い込まれるのは嫌いじゃない。その後、確実に自分がひとまわり大きくなることがわかってるから。大変な方がいい、まだ17歳だもの。こういう考え方、ありですよね(笑い)」

 役者一本の生活でいい、芝居をやっている自分だけ大切にしたいとも思っている。簡単に行ける楽な道は選びたくないという笑顔には、17歳の不敵さが漂う。

 来年1月に上演を控えた舞台『唐版 滝の白糸』も、過去のどんな仕事よりも大変なものになるという予感がある。蜷川氏との1年ぶりの仕事は、楽しみだけれど緊張感がともなう。しかも唐十郎作品だけに台本が難しく、このせりふを本当にしゃべれるのか、という不安もある。

 「けいこ場では恐ろしいことになりそうです(笑い)。だけど今回は3度目の舞台、僕の中で一番いいお芝居にしたいと思ってる。舞台をやってるからこそ、僕は今の仕事を楽しくやれてるんだと思うし。面白くなりますよ。今から期待していただいて全然かまいません」

31名無しさん:2005/02/15(火) 16:25:12
つづき

17歳、18歳の僕にしかできない僕らしい芝居を極めていきたいですね

●動物占いでは『羊』、だから
●本当はいやな奴です(笑い)  

 今後はもっとさまざまな役に出あっていきたいという。できれば大好きな舞台の上で。ただ、素直な役では面白みがない、ひとくせある役がやりたいと言い切るあたりに藤原さんの個性がのぞく。

 「17歳の僕にしかできない、面白い役がやりたい。今回『滝の白糸』で演じるアリダ役もそうですが、竜也ならこれができる、と役を与えてもらえるのが、何よりうれしいですね。10年後……20年後くらいまでは僕らしい芝居を極めて、いろんな舞台を踏んで成長していきたいです」

 見識を広げるために、ほかの芝居もよく見に行く。ただ、真田広之さん演じる『ハムレット』を見ては「25歳ぐらいには自分もハムレットを演じたい」、映画『御法度』の話に触れては「あの役が演じてみたかった」と、そのつど欲が出る自分を抑えきれない。

 「僕だって正直言えば、真っ先に遊びたいですよ(笑い)。でも、遊びたい気持ちと同時にいろんな芝居を見ておきたいんです。僕にとって幸せなのは『見なければならない』じゃなく、『見ておきたい』という気持ちがあることかな」

 ちなみに今回演じるアリダの役どころは、藤原さんいわく「素直でまじめな男」だという。地でできますか、と聞くと「いや、僕は本当はいやな奴ですからね」といたずらっぽい表情を見せた。

 「流行の動物占いによれば、僕は『羊』ですから、厚い毛に隠して自分の本心をなかなか見せない。温厚な顔の下では何を考えてるかわからない……。これが当たってるんです(笑い)。よく遅刻もするし、人がしていて嫌なことを平気でやっちゃうしなぁ(笑い)」

 たとえば、彼女とデートの約束をしている友達を強引に遊びに誘ってしまうけれど、自分がそうされたら怒る。携帯電話でところかまわず大声で話している人に腹は立つけれど、自分にかかってきた電話は大声で受け答えする……。

 あまりの率直な言葉に、思わずほほえんでしまう。ただし彼の名誉のために言い添えると、この日藤原さんは取材スタッフよりはるか先に撮影場所に到着し、一人で私たちが来るのを待ってくれていた。大勢のスタッフが「こいつなら」と期待し、見込んでしまう理由は、この辺にもあるのだろう。

 「でもね、やっぱりマナーは大事だと思う。マナーをわきまえた女の人はすてきだと思いますよ。今の僕の夢は、自分が好意を持っている女の人にマフラーを編んでもらうこと。好きな人に心を込めて編んでもらえるのはうれしいじゃないですか。それでもって、そのマフラーを巻きつつ、一緒に遊園地に行って観覧車に乗ること(笑い)。最近忙しくてそんなことする暇もない……。まぁこの舞台が終わるまでは無理かな。でも行きたいなぁ」

 2000年は18歳になり、自分自身にとってもメモリアルな1年になりそうだという藤原さん。免許を取って、あれもしてこれもして……。本人の期待と同様、ひとまわり成長した来年の飛躍を楽しみに待っているファンは多いに違いない。

32名無しさん:2005/02/15(火) 16:32:01
2000年12月24日 大阪日刊スポーツ掲載

血みどろ「バトル・ロワイアル」際立つ純粋さ
巨匠らの愛、輝く18歳…藤原竜也

 公開中の映画「バトル・ロワイアル」が全国各地で、大きな話題を呼んでいる。中学生同士の殺し合いの暴力描写で「R―15」(15歳未満入場禁止)に指定された問題作だが、血みどろのシーンの中で清冽(れつ)な美しさを見せるのが主演の藤原竜也(18)だ。「バトル―」の監督、深作欣二氏(70)、藤原を発掘した蜷川幸雄氏(65)と、映画、演劇界の両巨匠から愛される才能の持ち主は、豊かな感受性を持った18歳だった。

大ヒット公開中の映画「バトル・ロワイアル」で清冽な演技を見せる藤原竜也。18歳の才能は輝きを増すばかり

「どうだ!面白いだろ!」

 「バトル―」は公開前から「とても子供には見せられない」と国会で論議を呼んだ問題作だ。中学生を描きながら中学生以下の年少者には見せられないR―15に映倫指定されたが、注目度が追い風となり、各地の映画館で順調な動員を続けている。

 「どうだ! 面白いだろ! という感じ。この映画を作り上げた後の、率直な気持ちです。きっと、映画を見てくれるみんなの心に残る映画になると思う」と主演の藤原の言葉にも勢いがある。

 藤原が演じた主人公の七原秋也は、養護施設で暮らす中学生。母親は蒸発し、父親はある日七原が帰宅すると首をつって死んでいた。最悪の殺りく者になってもおかしくないような境遇を背負った七原が自分を慕う中川典子を守り、最後まで他人を殺さずに生き抜くことをあきらめない。

 「七原は決して強くはないけれども、自分を信じる力を持っている。真っ直ぐで純粋なキャラクターです」と語る藤原は、くじけそうになったときには父親が死ぬ間際に残した「秋也、ガンバレ」の文字を思い起こして自分を励ました七原のキャラクターとだぶる。深作健太プロデューサー(28)が「監督をはじめ、僕らが欲しかったのは、藤原君の熱さ」と明かしたが、凄惨(せいさん)なシーンの連続の中で藤原のひたむきさは心を和ませる。

自分にないものを引き出してくれた深作監督
大きな可能性持った俳優
 ◆バトル・ロワイアル」を演出した深作欣二監督の話 とにかく1日も早く、彼と次の仕事がしたい。1年先か2年先、もう1本は一緒に映画を撮りたい。そう思わせられる俳優ですよ。「バトル―」の中で藤原君が自分を慕う女の子に向かって「おれは強くないけど、絶対にお前を守る」というようなことを語るシーンがある。狂気に巻き込まれない強さを体現してくれた。大きな可能性を持った俳優です。


 「すごく暑い八丈小島で激しいお芝居をさせていただいて、毎日毎日本当にハードでした。でも幸せなことだと思うんですよ。若いときにこんな経験をさせてもらえるんだから。それに70歳の監督が、本当にお元気なんだから。深作監督は自分にないものを見つけ出してくれて、それを引き出してくれた方です」と藤原。「今、一番会いたい人は?」のこちらの問いかけに「この取材が終わってしばらくしたらお会いできる深作監督です」と無邪気な笑顔が返ってきた。

 「バトル―」の公開前、藤原主演の舞台「近代能楽集」(シアター・ドラマシティなど)も評判になった。故三島由紀夫原作で、三島の割腹自殺から30年たった今年、蜷川氏の演出で「卒塔婆小町」「弱法師(よろぼし)」の2作品が舞台化された。藤原は「弱法師」で、東京大空襲で視力を失った美少年、俊徳を演じた。

33名無しさん:2005/02/15(火) 16:32:18
つづき

「木に火つけてこい」蜷川流の叱り受け成長

 「『近代能楽集』のけいこのとき、蜷川さんに『そんなことしてたら生活役者になってしまうぞ。生活役者になりたいのか? 外行って木に火つけて来い!』なんて叱られたんです。仕方がないから外行って葉っぱに火をつけて燃やしながら『おれ、何やってんだろ?』なんて考えてたら蜷川さんがやって来て『おれの言ったこと、分かったか?』なんて聞きに来られるんですよ」。今だからこそ笑って話せるが、そのときの藤原は小さな炎を見つめながら、俊徳の心をつかもうともがいていたに違いない。

 10月27日にさいたま芸術劇場で初日を迎えた公演では、客席に深作監督や歌舞伎俳優の市川新之助(22)が姿を見せた。「もう緊張して、緊張して…。舞台の袖で手首を切りたいような心境でした」と藤原。1997年のデビュー作「身毒(しんとく)丸」では一糸まとわぬ姿で舞台に登場し「芝居の流れの中なら、裸になっても平気」と平然としていた。そんな俳優が体が震えるような緊張の中「身毒丸」に匹敵する評判作を作り上げた。

三島の命日に「入れさせて」防衛庁と押し問答

 「三島由紀夫さんが亡くなられた11月25日に、一人で防衛庁に行ったんです。『俊徳を演じています藤原です』ってあいさつして、亡くなられた場所に花束を供えたかった。でも、いくら頼んでも中に入れてくれなくて。押し問答の挙げ句、中に向かって塀越しに花束を投げて、頭を下げて帰って来ました。あの経験があったから、大阪公演はよかったのかな…」と屈託のない笑顔からは想像もつかないような秘話を明かした。内に秘める熱さを物語るエピソードだった。

 藤原があこがれる理想の男性は、ボクシング元世界王者の辰吉丈一郎だ。「男の目から見ても『ああ、かっこいいな』と思う」と言う。

 藤原自身、中学時代はバリバリのサッカー少年だった。FWのポジションで活躍し、埼玉県大会の4強にまで進んだ。「でもね、中学のときは、重役出勤ていうか…。給食の時間にようやく出て来るような生徒だった」。中学卒業後、堀越学園(東京)に進んだが、俳優としての人生を選び高校はやめた。

 ただ同年代の学生たちが持つ前向きな熱さには、心を引かれるのか。今年の夏、映画初出演初主演作の「仮面学園」のキャンペーンで大阪府東大阪市の近大付高を訪れ、同い年の生徒たちとの討論会に出席したとき。熱い口調で自分の意見を懸命に語る男子生徒がいて、藤原は「あんな子と友達になりたい」と目を輝かせていた。

 「ああいった雰囲気はいいなあと思いますね。普段でも、同年代の友達といろんな話をして過ごすような休みが気持ちがなごむときだから。家族ともよく話をします。けっこうしょっちゅう電話をかけて、今やってる仕事のこととか話します。『体に気をつけて』って電話口で言ってくれますよ」。年長者の中で走り続ける新進俳優の気持ちを休めてくれるのは、家族とのしっかりしたつながりだ。

 来年6月には「弱法師」で、再びロンドンの舞台に立つ。「身毒丸」を絶賛してくれたロンドンの観衆に、デビューから4年を経た藤原竜也の今を見せる。「この仕事は肉体的にも精神的にも大変なことはあるけれど、若いうちの苦労はいくらでもした方がいいんです。この年では経験できないようなことを、どんどんさせてもらえているし。今たっぷりと休暇の時間が出来たなら? 『だれか、仕事をくれー』って言いますね」。仕事へのどん欲さも人一倍の18歳だった。

34名無しさん:2005/02/15(火) 16:45:01
2001年5月30日読売新聞「ZipZap」より

「会わない方がよかったかな」
鮮烈な舞台の演技にひかれて、三年ほど前にインタビューした際の先輩記者の言葉が、引っかかっていた。

その後も、この人を取材した知人が同じことを口にする。表現が乏しく、言葉が少ない。実際、ある会見では、若さゆえの照れもあったのだろうが、少しぞんざいにも思えた。

けいこの厳しさで知られる演出家・蜷川幸雄の秘蔵っ子は、マダムキラーの甘いマスクとは裏腹に、相当の“くせ者”らしい。対面するまでは、そんな印象を持っていた。

手に負えるだろうか、との不安は、しかし、全くの杞憂(きゆう)だった。

「寺山修司さんの『身毒丸』という作品と演出の蜷川さん、相手役が白石加代子さんという組み合わせが最初にあったからよかった」

「男性でも、女性でも、年上の人に舞台を見てもらって、評価してもらえるのはうれしい」

「(初主演映画)『バトル・ロワイアル』の深作欣二監督との出会いは、これまたすごいこと。事件だと思いました。幸せな環境にいると感じます」

「撮影中も充実していました。『バトル』一色で、それだけ考えていればよかった。幸せでした」

雄弁ではないが、落ち着いた口調で、質問には誠実に答える。その上、口にするのは、自ら感じる「幸せ」の数々。意外だった。

現在、出演中の「新・星の金貨」についてもそうだ。

「すごく話をして下さる監督で、原案の野島(伸司)さんもよく現場に顔を出して、話をして下さる。貴重な経験をしている。そうした現場にいられることは、幸せだと思う」

十代で官能的な蜷川作品に出演し、称賛を集めたという天才のイメージとは掛け離れていた。


埼玉県秩父市生まれ。興味はなかったが、中学二年の時にたまたま「身毒丸」の主役オーディションを受け、「気が付いたらロンドンの劇場にいた」。

蜷川から「何年かたったら、すごいところでやったことがわかる」と言われたが、その時は「何、言ってるんだろうと思った」。デビュー後、ドラマ出演が相次いでも、「やってても意味ないな、普通にしてた方が楽しいや」などと感じた。

しかし、舞台を立て続けにやるようになって、考えは変わる。「うん、やっぱりよかったから、うん、ふっ切れた部分がありました」。今は後悔していない。

「とりあえず二十歳までは続けられると思う。何やりたいかな、芝居をもっと見て、努力しないといけないけど……。二十歳になったら、そこからまた考えます」


究極や極限状態が好きだ。けいこの時に蜷川が口にしていた「感情でつかめないなら、肉体でつかめ」という言葉を、しっかり心の内に刻んでいる。

先日、十九歳の誕生日を、ドラマのロケ先で祝ってもらった。同世代の共演者に囲まれた現場は「雰囲気いいし、楽しい」。

それでも、「不安」がよぎることもある。「舞台は一か月近いけいこがあり、映画もリハーサルを何度もするけど、ドラマは一日でパッとやる。戸惑ってしまうし、あれでよかったのかな、って」でも――。「その短い時間の中で、セリフを大切にしていけたらいい。(ドラマの収録は)舞台で言ったら楽日みたいなもの。このセリフ言ったら、消えちゃうみたいな」

「気合を入れなければ」と口元を引き締める。その表情には、確かな成長の跡がうかがえた。

35名無しさん:2005/02/15(火) 16:45:26
つづき

[聞かせて]藤原竜也さん
1人で三島の墓参した/将来考えたことない

Q 「新・星の金貨」の今後のみどころは?
A すごく激しい展開です。面白いと思いますよ。うまい具合に友情が崩れ、好きな人とすれ違うなど、「星の金貨」ならではのお話があります。

Q 今回の役作りはどの辺から行いましたか?
A していないんですよ。そのままでやらせてもらうんです。すごく自然体。ゆっくりやらせてもらっています。

Q ずいぶん、本を読んでいるようですが、三島由紀夫の「豊饒(ほうじょう)の海」は読み切ったのですか。(東京都西東京市・OL・竜ねえさん24)
A 本は読みますよ。でも「豊饒の海」は、(第四部のうちの第一部)「春の雪」で挫折しました。最後まで、読んでみようとは、思っているんですけどね。

Q 好きな映画は?
A これも三島由紀夫の作品、「金閣寺」を映画化した(市川崑監督)「炎上」です。演じたいかって?ああ、無理ですね。
でも、おかしなことをよくするんですけど、昨年は大阪公演の初日だったのに、三島さんの(没後)三十周年に、一人で(墓前に)花を置きに行きました。

Q オフの時は何をしていますか。
A 死人みたいに過ごしてます。あと五分ぐらいで死ぬような、そんな生活をしています。

Q 将来はどんな人間になりたいですか。
A 考えたこと、ないですね。適当に生きているようなものなんで……。

36名無しさん:2005/02/15(火) 16:49:25
読売演劇大賞
ttp://www.yomiuri.co.jp/yta/11/sakuhin.htm
ttp://www.yomiuri.co.jp/yta/11/sugimura.htm
ttp://www.yomiuri.co.jp/yta/11/sugimura_int.htm

37名無しさん:2005/02/17(木) 22:19:31
鮮烈な藤原、真情たたえ疾走 (一部抜粋)     朝日新聞 2003年11/30

演出家蜷川幸雄が若い演技陣と組み、初々しいエネルギーにあふれた「ハムレット」を作り出した。
特に主演の21歳、藤原竜也が出色だ。膨大なせりふをスピード感のある演技でこなし
真情が感じられる行動的なハムレットを造形している。
最近の蜷川演出は好んで若い人気タレントを起用するが、率直に言って、演技力不足を感じることもある。
だが、16歳の鈴木杏、24歳の井上芳雄も参加したこの公演は、舞台俳優として成長著しい藤原が牽引力となり
若さにかなり実質が伴う舞台が生まれた。
かつては大掛かりな装置を好んで使った蜷川だが、この劇の後半では
ほとんど「何もない空間」の演出家に変身している。
ただし、金網の装置や、劇中劇に伴う混乱を巧みな超スローモーションで見せる演出などを除くと
今回の蜷川演出には特に目立つ趣向や新解釈は見られない。
もっぱら藤原ら若手の演技に賭けた舞台なのだ。
休憩を含めて約3時間半。疾走する若いパワーにあまり長さを感じない舞台である。

                         扇田昭彦 演劇評論家

38名無しさん:2005/02/17(木) 22:50:33
「橋本じゅんさんへ」     SHIROHパンフレットより

じゅんさんとはNODA・MAP「オイル」で共演させていただきました。
その時、人を笑わせること、楽しませることの難しさを教えてもらった気がします。
じゅんさんのお芝居って初見だとアドリブかな?と思う方もいらっしゃるのでしょうけど
実はすごく計算されてもので、それを完全なものにするために
いつもひとり早く稽古場や劇場に入って稽古していらっしゃる姿が強く印象に残っています。
僕にも「竜也、一緒に稽古しよう。」ってよく声をかけてくれました。
公園で自主稽古しましたね、忘れません。
「オイル」以後は、新感線の舞台に立っていらっしゃるじゅんさんを見て
この人と一緒に芝居を出来たんだって思うと嬉しくなります。
いつも汗だくで頑張っているじゅんさんから僕はすごくパワーをもらえるんです。
今回同時期に、じゅんさんは帝国劇場、僕は日生劇場他で舞台に立っていますね。
お互い離れていても違う場所で芝居をやっているというのもステキなことですね。
稽古熱心でいつも汗だくで・・・そんな輝いているじゅんさんを
僕はこれからもずっと見続けていきたいです。ずっと応援しています。
「いい兄貴」へ。これからも僕に〈演劇〉を教えてください。
近々また一緒に芝居をやりましょう。

                      藤原竜也

39名無しさん:2005/02/18(金) 17:26:02
弱法師

弱法師は難しい役でした。主人公の俊徳はいくつもの傷を抱えていて、結局そこから脱却できないまま
またも元の状態に戻っていく。芝居そのものは47分と短い物でしたが
僕自身、もうこれは死んだ方がいいな、と思ったくらい疲れました。
俊徳は、三島由紀夫さんがご自身をモデルに書いた人物ということだったので
エキセントリックな部分がとても難しかった。でも、稽古はやりがいがありました。
 素敵なせりふを、空間に浮かべるようになめらかにきれいに言うには
中途半端にせりふに入るとうまくいかない。
五歳の自分が戦火で目を焼かれたときの最後の風景、自分の目に入ってくる炎までみた
ということを朗々と語る部分があるんですけど、その言葉にいろんな感情が絡まっている。
はじめのころは、蜷川さんかおっしゃることはわかっていても
僕の感情がせりふについていけなくて、ただせりふを言っているだけでした。
それで、蜷川さんが、「だめだだめだ」と紙を破り、火をつけ、顔に近づけてせりふの稽古をした。
「もっと、こう、日にカラダをなめまわされている感じなんだよ。
女に体をなめまわされているみたいに、もっと感じて。もっと感じちゃえばいいんだよ、この場合は」
陶酔する場面なので、「もっと興奮して、いろんなものをもっと美しく。灰色の死体でも
生前は美しくて気持ちいいんだよ」と言われた。
蜷川さんの稽古で僕は助かっている。いじめられて。蜷川さんに、「お前は腐ったパパイヤだ」
と言われたこともあった。どうしようもなくて
「わかんないんだったら、いろんな所にいって調べてこいよ。ダメなんだよ、今日の芝居じゃ。」
 戦争の火だとか目が見えない感覚だとか、僕自身、本当に追い詰められていた。
誤解を恐れずにいうと、ありとあらゆるこの世界が燃え尽きてしまわないかと思ったこともあった。
その時でした、三島さんが自決された市谷の陸上自衛隊駐屯地に行って楽になったのは。
気持ちの問題かな。翌日の大阪公演の芝居がよくなったんです。

40名無しさん:2005/02/18(金) 17:50:03
蜷川さんはよく言うんです。「竜也、お前はおれが用意したハードルを飛び越えてしまう。
次に会ったときも、竜也は飛び越えようとするのだけれど、おれは、そこでりげなく5㎝上げておく。
そうすると、つま先にかかった状態だから、お前は苦しむ。」
 この間の弱法師も苦労して当然だったんです。だいたい、三島さんの本は頭を抱えて苦しむくらいの
価値が入っている本。終わった時に、「この芝居はそうとう引きずるな。次は難しいだろうな。」
と蜷川さんはいうわけですよ。それだけ、僕の中に俊徳が入ったということですから
「ああ、良かった」とおもいました。お芝居は周りの反応も大事ですけど
楽屋に帰った時に、蜷川さんが笑顔で「よかったよ。」と迎えてくれれば、もうそれでいい・・・。
 僕は舞台に慣れない。舞台は怖い。「もう勘弁してよ。」と毎回思うんです。
舞台をやっていて、蜷川さんが何も言ってくれなかったら、俳優としても、人間としても崩れていくだけ。
たぶん、これからも挑戦していかなければならないんだろうな、と思います。

 蜷川が主人公・俊徳に藤原を起用して、24年ぶりに挑んだ、三島由紀夫の弱法師。
俊徳が自己をむき出しにしていくクライマックスは、当時
「華麗な長ぜりふがオペラのアリアのように高まる。」と評された。

                  レプリークより抜粋

41名無しさん:2005/02/18(金) 19:46:37
唐版滝の白糸

僕、唐版滝の白糸が好きなんですよ。苦労したんですけど。
一生懸命貯めたお金をだまし取られるんですけど、お金を大事に抱えて歩く
その歩き方がまず出来ないって言われて。「渋谷とか歩いて来い!」と。
夜中の3時頃、渋谷のセンター街を歩きましたよ。
イライラしながら歩いた気持ちを覚えていて、翌日やってみたら、うまい具合に出来たんですね。
「お、自分で考えてきたじゃないか」とか言われて。
ほんとに大変だったけど、でも、人生の中で、女の人が目の前で手首を切って
その血を浴びるなんてことは、絶対にないわけであって・・・。
それはもう、大興奮ですよ。大好きだなぁ。もう一回やりたいですね。きっとできないけど。

42名無しさん:2005/02/18(金) 19:55:03
身毒丸

スタッフの方たちが期待してくれてるんですよ、身毒丸は。
皆さんゼロから創り上げてきた作品だから、思い入れが深いんですね。
僕も最初の作品だし、スタッフさんたちにそういってもらえるのはすごく嬉い。
それに、「見てはいけない後ろに正面、あなたの顔が見てみたい」
というせりふがあるんですけど、愛してはいけない女性を愛してしまう話でしょ。
すごい本だし、好きだから、頑張ります。

1月、埼玉で身毒丸の稽古が始まった。舞台奥で出を待っていた藤原が
羽織っていたショールをはらりと落とした。その瞬間、亡き母を慕う孤独な身毒丸がそこにいた。
初演よりもずっと逞しくなって、男の体と少年の心、その危いバランスが舞台に深みを添えていく。

43名無しさん:2005/02/21(月) 22:35:33
稽古を始めて改めて驚いたのは竜也君の集中力のスゴさです!
僕も舞台で主役をいただいたことがあるんでよく分かるんですけど
この歳で大役をもらうプレッシャーというのは表現しきれないと思うんですね。
でも、それをすでに乗り越えようとしている。本当にビックリしましたね。
いつかそのあたりの話を酒でも飲みながら話せたらなぁと思ってますけど。

                    井上芳雄

稽古はいい緊張感に包まれています。
まず、竜也君には本読みの段階で、すでに圧倒されました。
実は稽古が始まる前にも何度か会って話をしたんですけど
いつも「しんどいよ」って話してたから、苦労してるんだろうなぁって思ってたんですよ。
でも、稽古初日に彼が話すハムレットのせりふを聞いていたら
ほとんど完成されてるんじゃないか?っていうくらいすさまじかったです。

                 小栗旬

44名無しさん:2005/02/22(火) 08:46:13
身毒丸になった少年より         キャストコメント

とにかくビックリしてるのね。
藤原さん・・・こんなことができちゃっていいのかって思うぐらいできるから。
あたしは長く芝居やってきたけど、こういう方に会ったのは初めてだから
これほどの才能の方っていうのは初めてですからね。
相手役としてもすごく魅力があってワクワクします。

                     白石加代子

一番いいのはあれじゃないですかね、素直だっていう・・・
蜷川さんもいってたけど、言ったことがすぐ出来るっていう。
これなかなかいないですよ。こういう俳優はね。
だからそのためにみんな長い稽古するわけじゃないですか。
彼はいわれたことは次の稽古の中で必ず答えを出してくる。
そういうところがとても優れている。

                   石井愃一

45名無しさん:2005/02/22(火) 17:19:51
サンデー毎日 2001・4・8号
表紙の男(ひと) 藤原竜也さん

『僕は普通の人。才能を引き出してくれる人がすごい』

きちんと姿勢を正し、こちらの目をみてあいさつをする。
男らしい引き締まった体と、笑った時にチラリとのぞく八重歯。
このミスマッチが女心をくすぐるらしく、大人の女性のファンも多い。
 中学2年のときスカウトされ、蜷川幸雄演出「身毒丸」のオーディションを
受けたのが芸能界入りにつながった。舞台未経験のサッカー少年ながら、
5537人の中から審査員全員一致で主役を獲得。
ロイヤル・シェイクスピア劇団の拠点、ロンドン・バービカン劇場でデビューを飾った。
舞台では、大物女優白石加代子を相手に、堂々とした演技を披露。
『この子、ほんとに死ぬんじゃないか、と思うくらい全力投球でやるんです。
明日を考えず、捨て身でやってる、と思うときがあります。そういう出会いは楽しいですね。』
白石は、当時の新聞でこう語っている。
「お客さんが総立ちで拍手をくれたときは涙が止まらなかった」
役者に目覚めた瞬間だった。
一体、どんな準備をして国際舞台にのぞんだのだろう?と思ったら、
「役作りらしいものはしていません。現場の雰囲気に合わせて、自然に役に入っていく感じです」
と肩透かしをくらった。
「皆さんに色々褒めてもらったりしたんですが、僕は本当に普通の人。
才能を引き出してくれた蜷川さんがすごいんです。
稽古ではとてもたくさんのことを学びました。
彼は凄く厳しい人ですね。同時に、とても優しい人ですね」
現在は、舞台を中心にテレビ、映画と幅広く活動している。
育ちの良さを感じさせるとぼけた雰囲気が好評で、
バラエティー番組への出演も多い。
今年の6月には、三島由紀夫原作・蜷川幸雄演出の「近代能楽集」で、
デビューしたバービカン劇場の舞台を再び踏む。
「10代で2度もこんな経験ができるなんて幸せ。
またがんばっていきたいと思います。
前回は何もわからなかったので、怖さもなかった。
今回も、蜷川さんがしっかり稽古をつけてくれると思うので心配はしていません」

46名無しさん:2005/02/22(火) 17:54:15
AERA 2000年1月17日号 

「体、ぼろぼろっすねー」
坂田さんに「眠い?」と聞かれるほど、疲れていた藤原君。
前日まで仙台公演で、新幹線で帰郷したその足で撮影場所に現れた。
だがフラッシュがたかれると、「天才少年」はすっとプロの役者の顔になった。

世阿弥に「時分の花」という。藤原竜也が今まさに、そうだ。
公演中の「唐版 滝の白糸」(蜷川幸雄演出。)少年アリダを演じる藤原は、
少年と青年の端境期ならではの繊細さと潔癖さ、そして危うさを同居させる。
ラストで、細い体いっぱいに血飛沫を浴びたアリダが、恍惚の表情で叫ぶ。
「菖蒲はどこだー!僕らのあやめはー」

 ユニセックスな色香すら漂わせ、観る者をどきりとさせる。
この年齢にしか演れまいアリダは、彼のために書かれた「あて書き」のように藤原とぴたり重なった。
 埼玉・秩父で、ごく普通のサラリーマン家庭に育った藤原は、ふだんはごく普通の少年である。
よく笑い、ふざけ、大人に甘え、大仰に「すっげー」を連発する。動物占いは羊だと無邪気に話す。
 小学生の頃はサッカー選手に憧れた。得意なのは体育と美術。
中学では友達と遊びまわり、将来のことは高校生になったら考えようと思っていた。
 そんな、どこにでもいる、ありふれた少年の転機は三年前、中学二年の三学期の初め。
偶然、運命に見出された。
 東京・池袋で買い物帰りに、藤原はオーディションのビラを受け取った。
何だこれ。やってみようかな。芸能界に全く興味が無かったのに、軽い気持ちで書類を送った。
 素人の藤原は「台詞を覚えて、でかい声出してりゃいいんだろ」と、四月の選考に臨んだ。
選ばれた時も、「この先、なにがあるんだとう」という好奇心と冒険心があるだけだった。
「やってみようかな」と告げると、親は「やれば」と賛成した。
 真っさらに藤原に演劇を叩き込んだのが藤原だ。稽古のきつさに「逃げようか」。
でも、「やっぱしょうがないや」。藤原には少年らしい負けん気があった。
 そして衝撃のロンドンデビュー。
「僕は役作りはしたことがない。一生懸命、身毒を理解しようと思って稽古してると、
ぴーんとわかる。演じるっていうより、舞台上で身毒をどう生きようかって、恐ろしくつらかった」
 終わってしばらくして、面白かったと気づいた。舞台が大切なものになった。
 昨秋の「大正四谷怪談」では、「色悪」の伊右衛門を演じた。
演じる度、ナイフで自らが切り刻まれているようだった。
「一回一回、傷つけられて、痛い。苦しい。ぎりぎりだった。
あと一回公演があったら、僕、自殺していた。
もし、伊右衛門がどっかにいるなら、乗り移って欲しかった。乗り移らなかったけど」
 今回、再び蜷川と組む。稽古に入る前、藤原は期待と恐れを込めて言っていた。
「厳しい方だから怒られるだろうけど、それで芝居が良くなれば。
僕はまだ十七歳。芝居のことも全然わからない。今はただ、良い芝居をするだけ。
焦らず、少しずつ、役者として成長していきたい」
 インタビューからひと月後。稽古場の藤原は心底楽しげだった。
通し稽古の後で「面白かったですか?」と藤原は明るく記者に聞いた。
イエス、と答えたら、破顔一笑。まるで褒められた子どもだ。
 いずれ「真の花」(『風姿花伝』)を極めるだろうか。

4746 訂正:2005/02/22(火) 20:40:42
>真っさらに藤原に演劇を叩き込んだのが藤原だ。
→「真っさらな藤原に演劇を叩き込んだのが蜷川だ。」

48名無しさん:2005/03/03(木) 09:55:37
do you...
do you respect him as an actor?
i mean, there are a lot of comments like "oh,japanese boys are cute!^_^" or sumthin like dat
and it makes me...hmm...a bit...pissed off. sorry for my language.
for me,he is a hero + his performance,his passion for acting,and his words inspire me.
is there anyone like me? =(
why do you like him?
ここって萌えカキコがほとんどなんだけど、自分は役者として尊敬してるし、竜の芝居に対する情熱や言葉に惹かれる。
そこんとこはどうなの?

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fin5iver
2005-03-02 16:10 (リンク)
Well put o.o; Although fangirlism is nice at points,
it would be nice if everyone remembered why we started to like him in the first place..
I bet we all do appreciate his love for acting, we just should point it out more.
Then again, if someone posts new pictures, should one reply with "he's such a great actor!"? X3;
(返信する)
おい、いいお言葉が出たぞ。んだね、萌えかきこばっかじゃなく、原点に返るべきだとおも。
竜の芝居に対する情熱をもっと指摘してホスイ。
これから画像うpする方は画像とともにそのへんのフォローもよろしくね。



viennav
2005-03-02 16:24 (リンク)
Actually, it was because of his acting skills I started liking him in the first place --
because back when he did Battle Royale I didn't really find him all that pretty or attractive, that has come with time.
I'm amazed at his acting abilities, especially on stage,
and I think he seems like such an overall nice guy, and yes, he's damn pretty too. ^^;;

It's the combination of things that makes him so special to me.

(返信する)
竜に惹かれたのは、ずばりいって芝居のスキルだよ。ぶっちゃけバトロワの時はあんまり竜の魅力には気づかなかった。
びっくりしたのは、舞台での演技を見たとき。それに竜っていい奴だし。もちろんルックスモナー。
とにかく全部ひっくるめて竜は特別な存在なのさ。

49名無しさん:2005/03/03(木) 09:56:59
poofybit
2005-03-02 16:28 (リンク)
the main reason I started to be so obsessed
(and yes... I am not gonna lie - I am rather obsessed with tatsuya) with him was through watching BR
and not only did he catch my eye for his asthetic qualities -
but meerly by the range of emotion he was portraying.
it was so impressive that I just had to know more about him - and watch more of his works.

even though the plays I've seen of his have never been subtitled -
I'd have to say that I prefer him on the stage than in film form.
I think he's alot more free and shows through the language barrier the different emotions his characters are feeling.


-pan-
(返信する)
竜に取り憑かれたのは・・・(いや、マジで取り憑かれた orz )
BRを見た時、彼の芝居のスキルの高さだけじゃなく、感情の振れ幅の広さに、釘付けになった。
すごく衝撃的だったし、もっと竜のこと知りたい、もっと竜のお芝居が観たいと思った。
今まで舞台のことをメインに話したことはないけど、それでも自分は、映画の中の竜より
舞台に立ってる竜が好き。彼なら、言葉の壁を難なく乗り越えて感情を伝えることが出来ると思う。



kyoujinchan
2005-03-02 17:00 (リンク)
I have loved Tatsuya ever since I saw him in LxIxVxE(This was where I first saw him).
His acting ability is wonderful, and it carried over into BR and BRII. I wish I could actually see him on stage,
it must be wonderful. ^_^
(返信する)
自分はLxIxVxEで嵌った。初めて見たのがこれだったから。ほんとに竜のお芝居は凄いよね。それがきっかけでBRも見た。
舞台もすごくみたい。素敵なんだろうなー・・・


visual_elegance
2005-03-02 17:32 (リンク)
Any man that can do Shakespear and not make it seem rediculous is a fabulous actor to me. <3
I must say that his looks grew on me. At first glance I did not find him at all attractive.
I became obsessed over his talent and then I realized that I did indeed find him attractive.
(返信する)
シェイクスピアを演じて観客を惹き込むことの出来る役者って凄いと思う。彼のルックスは後でついてきたもの。
最初はルックスに魅力は感じなかった。彼の魅力を知れば知るほど彼の才能にのめり込んでいったよ。



mihogoeth
2005-03-02 17:44 (リンク)
I think he is a very good actor ^^ I first saw him in Battle Royale, and liked it, and his looks.
So then I started to do a bit more research on him, and learned that he also did some Shakespear,
and saw all the awards he has recived for his acting. So I know he is a really good actor, and I respect him.
The looks are a bonus ^_~
(返信する)
私もいい役者だと思う。BRを初めて見た時好きになった。外見も好き。んで竜のこと調べていくうちに、シェイクスピア俳優で
たくさん賞ももらってる事を知りました。だから、彼がほんとにいい役者だってことは知ってるし、尊敬もしてる。
ルックスは・・・おまけだね。


beth_black
2005-03-02 18:09 (リンク)
i love his acting, i can't wait to see him perform in NYC this summer ^___^

(返信する)
竜のお芝居大好き!今年の夏のリンカーンセンターの公演が待ちどうしいよー!

50名無しさん:2005/03/20(日) 14:46:18
1997.3.21.ホリプロスカウト 5人が午前10時から池袋で一斉にスカウト開始。
午後3時、スカウトの一人、児玉奈緒子が、7人で歩いていた中学生に声をかける。
当時の彼自身の話では、友だちの方が声をかけられたらしいが、彼だけが身毒丸オーディションに応募した。
書類に書いた言葉
『ぼくは、小さいころから芸能かいにあこがれていました。
自分に自信を持ち、「グランプリをとる」という気持ちをつねに胸にいだいてこのオーディションに参加したいと思います。』


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