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カセットデッキ好き集まれ!-SECTIONⅢ-
443
:
ビクターユーザー
:2019/07/05(金) 18:56:07 HOST:4.225.156.114.ap.dti.ne.jp
アラン・ドロンさん
フライホイールの直径は、ベルトの当たる部分は、基本的には同じにするのが無難ですね。
中道は、軸径とベルト径を微妙に変えるという芸当をしていましたが。
ヘッドに当たるテンションを生み出すため、サプライ側のスピードなりテンションを変えるという解釈がデュアルキャプスタンでは難しいように見えますね。
駆動力は、キャプスタン軸の摩擦力で決まるので、そこを調整するために圧縮力に差をつける手法が主流だったと思います。
フライホイール径、というかイナーシャは同じでも良いし変えても良いし、各社・各設計者いろいろな形式がありました。
ベルトの巻き付け方も各社異なる設計思想がありましたね。
モーター・フライホイール2つでおむすび型に連結したのが初期のソニー。
TEAC C-1とラックスの5K50は、テイクアップ側とサプライ側のホイールのイナーシャを極端に変えていました。
どちらも脱線しやすい傾向がありました。
TEAC C-2は、テイクアップとサプライのホイールのイナーシャは一緒でスタガー形式にしていました。
その後主流になったDDのデュアルキャプスタンはシンプルな形式になりましたが、イナーシャは変えているメーカーが多かったと思います。
中道にしてもソニーにしても、さすがにこの2社はTEACより安定していました。
ただ、アンプ系がちょっと弱い印象。音に力が無いんです。
最終的にはどのメーカーもオペアンプになりましたから、そこがボトルネックだと思います。
当時のCDプレーヤーもみんな5532の構成でした。
ちなみに、後期スチューダーのデッキは、ヘッドアンプも再生アンプも録音アンプも全て5532なんですよね。
ミキサーもだったかな?169はLM301で、961は5532。
スチューダーの場合、出力アンプは、パワーアンプ並みの強力な出力回路になっていて、ここで音が決まっている印象です。
長いコードでもへこたれない構成になっています。
ルボックスのA-77のアンプのほうがA-80より音が良いという録音エンジニアの人も多かったと聞いています。
差動回路ではなかったですが、出力アンプが3段の回路になっていて、しっかり電流を流せる構成でした。
初期中道の1000番のアンプは、これをA-77のアンプをパクッていました。
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