久々にロバート・ジュニア・ロックウッドを聴く。有名なデルマーク盤(日本販売は
かのサントリパイのトリオレコードだった)ではなく、'50年代前半の録音テープから
起こしたP-Vine盤。『THE BADDEST NEW GUITAR』という盤名で当然モノラル。
音源は古いけど演奏は素晴らしい。ロックウッドがTボーン風なのも意外なり。
ロックウッド&シカゴギャングスということになってて、サニーランド・スリムと
ファット・マンの歌も聴ける。中々良い味わいがあります。エルモアの「Dust My
Broom」も演ってるところがまた宜し。あ、ロバート・ジョンソンは義父ですよ。
CBS SONY 38DC 20
昔イサクが来日してN響と神南のホールで演奏したのを聞いたことがあります。
一部のバイオリニストにありがちななよなよした響きではなくJBL的な明晰
なサウンドが気に入りますた。
生演奏の音までJBLが基準とあっては本末転倒ですが自分ではマニアの鑑だと
勝手に考えており松。
『Mourning in The Morning』はシカゴブルースが王道というファンには好まれてないようです。
バックメンバーに白人が入ってるのも気に入らないのでしょうし、演ってる曲調にも理由ありか。
拙者は好きなんです。この感じが。50年代じゃありませんから。時代の音なんですね。ブルース・
ロック、ファンキー・ブルースというか。音も悪くありません。ピラミッドバランスですけど、
分厚い低域。ドラムスもベースも。ラッシュのヴォーカル、ギターも十分に聴かせてくれます。