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RCAケーブルの方向性
1
:
Moon
:2008/08/11(月) 22:56:15 HOST:i60-35-30-81.s02.a001.ap.plala.or.jp
RCAケーブルは、かなり昔グリーンブルーの日立LC-OFCで自作して以来、入力側端子のみでシールドをアースして方向性を持たせています。当時の導線は4N程度と思いますが、最近の6N純度以上と聴き較べると明瞭さは劣りしませんが、純度が高いほど透明度と滑らかが優るように感じます。
そこで、最近アンプ入れ替えを機会に、アナログ2回路すべてを6N〜7Nクラスとし、アルミと化繊混紡タイプのシールドチューブで、最近多く見られるダブルシールド加工してみました。
過去と同じ手法で方向性も持たせましたが、昔、何処かメーカー製で方向性のあるケーブルを購入した際、そのケースにいろいろと図入りで解説してあったので、専門メーカーが試験で得たノウハウならよかろうと踏襲しています。
ところが、『アンプの内部配線ではシールドケーブルは出口側でアースに落とすと教わってそれを実行してきました』というコメントがあり、一瞬逆だったかとギクリとしました。最初の方向性考案者の試験結果が以後の制作におけるバイブルになりますが、誰かが、より多くのサンプル数で試験したら結果が違うこともあり得ますし、モニターの感覚にたよる試験結果判定は難しいです。
微弱電流を扱うアナログ回路では、地磁気、静電容量、思いもよらない要素が関与する事を思い知らされています。アース回路については、アースを完全に浮かすべきか、一点アースとして方向性を持たせるべきか、両端アースで方向性のないケーブルとすべきか、それぞれご意見があると思います。
どなたか、これらケーブルの方向性の試験に携わった方、また、実体験で感じたこと、特に入出力いずれの側でアースすべきかなど、お聞かせ下さい。ただし、まったく未体験で想像のお話は、虚実入り乱れては判断を誤りますので、単なる推論と断りをお願い致します。
2
:
くろねき
:2008/08/11(月) 23:07:24 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp
シールドによる方向性の話ではありませんがそういえば、いつだったか江川三郎さんが「無方向性ケーブル」を考案し、オヤイデで商品化されてましたよね。導体一本一本の方向性を互い違いにし、それをカッド撚りのケーブルに仕立てた、というものだったと思います。
アースに関してはこんな考察もあります。ご参考になれば幸い。
アースとアースループ
(オーディオデザイン オーディオ コラム)
www.audiodesign.co.jp/blog/?cat=17
3
:
Moon
:2008/08/12(火) 05:32:38 HOST:i60-35-30-81.s02.a001.ap.plala.or.jp
くろねきさん
参考サイトのご紹介ありがとうございました。
通常、アナログ(LP)主体で機器をチューンしておりますが、
経験的にアース回路は全ての機器を繋いだ方がよいこと感じて実行していました。
CD機器と違って微弱電流を扱うアナログ回路ではアースの重要性は格段に違いますので
機器の裏面は導線より多いくらいアース線が走り回っています。
ただ、最近のコントロールアンプはアース端子がチャチで使いづらいです。
アナログの大御所DENONは、小さなAU-S1トランスに大型アース端子を2箇所も備えています。
参考サイトの電源の壁コンセントアースを避けることについては、
使用しているEQAのMusikfest社の徳久誠一氏から教示されていました。
アースループ対策は、偶然ですが現在取り組み中の実践内容と一致します。
ここで同時にダブルシールド工作していますが、良い面と悪い面がでています。
アナログ回路全体をシールドすると、シールド材の静電容量、
地磁気や電磁波の飛び交う環境ではシールドがアンテナの役目をすることも疑われ、
このあたりになると、参考書もなく全て試行錯誤とヒアリングによるしかありません。
ケーブルの方向性付与については、
当初にインプットされた知識として入力側でのアースを踏襲していますが、
最近SN120dB程度の機器で、より厳密なヒアリングが出来るようになり、
過去に経験的に云われてきた事柄が真実かどうか実践確認しつつ、改善しています。
このスレをたてて一番知りたいことは、
方向性を最初に試験して発表された方のデータです。
全ての製品が、最初の一つのデータに撚って生産され、追試を軽んじるという風潮は
オーディオが衰退し、統計過信の技術者が増えた現在では、あり得るかも知れません。
多分OFCが開発された頃か、
導線メーカーとして、日立、SAEC、Audiocraftあたりかと推測しますが、
当時のケーブルのケースなど保存している方で参考データがありましたら、
是非開示いただければありがたいです。
4
:
チョームビョン
:2008/08/12(火) 10:56:45 HOST:pd30704.tkyoea30.ap.so-net.ne.jp
方向性なんてありません。しいて言うなら自分の耳で聞いて判断したら良いでしょう。
5
:
くろねき
:2008/08/12(火) 19:18:16 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp
☆Moonさん☆
こんばんは。メーカーも基本的に営利企業ですから、統計過信のユーザー、またはそれ以前の人(笑)を主に相手にしている場合はそうなるのも仕方ない面はあるのかもしれませんね。
紹介させていただいたコラムには、録音の入出力に絡むアースループ対策として、入力と出力のシールドケーブル全体をシールドする方法が紹介されていましたが、市販品でもステレオ用の同軸ピンケーブルをそのようにしたものがあり、例えば以前出ていたウェストリバーケーブル(Phile-web記事 www.phileweb.com/news/audio/200202/28/2129.html )などの事例があります。
このウェストリバーケーブルが出た当時のAA誌(103号)がたまたまうちにあるのですが、それに載った石渡博氏による「緊急レポート」によると、ステレオ(L・Rch一組)ケーブルのコールド側に形成される、電源を介したワンターン・ループ(←強いアンテナ効果がある)をシールドして、それに鎖交するノイズをカットすることで高周波ノイズ対策とする、という発想・理論のケーブルだったようです。ちなみにこのケーブルはRCAケーブルです。
このほかに高周波ノイズ対策としては、グリーンカーボランダムのような電磁波吸収素材
(そういえば、ナノテクノロジーで微細なフラクタル構造を作り、飛んできた電波を中で反射させて閉じ込めてしまう、というような技術も開発されているようですね)、金属インゴットのいわゆるコヒーレント効果を利用するもの、パソコンのプラスチック部分の内側や、マックトンのアンプの内部配線被覆に塗られている導電性塗料、以前オーディオテクニカのケーブルにあった(スピーカーケーブルに限っては今でもある)導電性シースといったものがありますね。
変わったところでは、アコースティックリバイヴのアクセサリーにある、ある周波数の低周波を発生させて高周波を妨害し、いわばアクティブに高周波を対策するという方法もあるようですね。
私も以前、「パルスクリーン21」(楽天市場 item.rakuten.co.jp/royal/he-0233/ )というのを使ったことがあり、今でもアンプなどに貼ってありますが、これをゲーム機(3DO)の内部シールドに貼ってCDをかけてみたところ音質がかなり変化した(高音が伸びた)ことがありました。
6
:
くろねき
:2008/08/12(火) 19:24:37 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp
楽天市場の「パルスクリーン21」のリンク、閉鎖になってましたのでこちらを挙げておきます。失礼しました。
天晴天国 パルスクリーン 車用(Yahoo!ショッピング)
store.shopping.yahoo.co.jp/brain8/t10257-03.html
7
:
Moon
:2008/08/14(木) 08:09:40 HOST:i60-35-30-81.s02.a001.ap.plala.or.jp
くろねきさん
詳細なご報告ありがとうございます。
今日から盆休暇ですが、厄介なケーブル対策の泥沼休暇にならないよう
まずは、ご紹介されたサイトと、その他の資料を探して
あれやこれやと先行アイディアを勉強してみます。
経験的に、シーリングほど良い場合と悪化する場合の両極端が出る対策はありません。
ヒアリングによる効果判定として、
音の陰影感が消えて人声がメタリックに変わることを最悪としていますが、その他にはぎらつくような輝きが出たこともあります。
良い場合は、SN向上と輪郭が明確な方向に変わります。
電源極性の変化によく似ていますので、
電源経路の雑音との係わり、アンテナ効果による外部雑音、シールドチューブ自体の静電容量等が要因と思われます。
対策後と、日時の経過で変化する事もあり、
導体内を流れる信号が、その周囲のシールド環境の電位、電界、信号の流れで生じた静電気滞留とコンデンサー効果
および外部雑音信号の飛び込みによって影響され、歪みを生じるのだと思います。
できるだけこれらの外乱因子を排除する事が、シーリングの役割と思いますが、
とにかく、外観まで素晴らしい状態に磨き上げられた製品ではどの程度の効果があるかも確認してみたいのですが、
それらの価格は目が飛び出る程で、とても手が出ません ^_^;
導体を短縮化する目的でよくカットもしますが、
N純度のみ高い値でも内部構造がチャチな場合もありますし、
ケーブルに手を付けたら泥沼である事は間違いなく、またそれなりの効果も間違いなくあります。
外部からの電波や電磁波を遮断して、電源もクリーンにした環境なら試験ももう少し楽なのですが
これもますます悪化しています。
とくに、街中に携帯の電波中継塔が林立し、所かまわず携帯でカチコチやってますし、
たまにカーラジオでFMを聴きながら周辺に来ると酷い雑音で、長くいると頭痛に襲われます。
こんな環境の中で、機器間をケーブルでつなぐという発想は時代遅れかも知れません。
ワイヤレスで信号を飛ばすオーディオ時代に、ケーブルのシーリングだの方向性だのアナクロの極みか、
それでも、ケーブルに矢印で方向が示されていると妙に気に掛かりますし、
いっそ、チョームビョンさんのように割り切れるならば楽なのですが、
チョームビョンさんは、ケーブルの→と反対方向に結線しても気になりませんか?
8
:
Moon
:2008/08/14(木) 08:23:40 HOST:i60-35-30-81.s02.a001.ap.plala.or.jp
> 統計過信のユーザー、またはそれ以前の人(笑)
まさに、それに該当する時代の人種ですから(笑)
> その他にはぎらつくような輝きが出たこともあります。
というのは、RCAケーブルではなく、SPケーブル対策でした。
ケーブルの周囲をアルミホイルでシーリングして厚手のビニールテープで強く巻いてダンピングした結果です。
当時は、金子氏が黒いベトベトのブチルゴムで巻いて、ぶっ太い対策ケーブルなどが全盛期
オーディオの熱い時代ではありました。
うーむ、あれらの美麗にして高価なケーブル類のセールスターゲットは、
そんな時代にオーディオを過ごした『それ以前の人』なのだろうなぁ……。
9
:
くろねき
:2008/08/14(木) 23:53:15 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp
☆Moonさん☆
こんばんは。オーディオケーブルの伝送特性を見ると、メガヘルツ帯に鋭いピークがいくつもあるんだそうですが、最近のケータイで使われているギガヘルツ帯はどうなんでしょうね。そういえば最近は、そのギガヘルツ帯電波を使ったブルートゥース通信によるデジタル伝送というのもありますね。
10
:
RW-2
:2008/08/15(金) 02:09:00 HOST:62.164.145.122.ap.yournet.ne.jp
くろねき様
>>オーディオケーブルの伝送特性を見ると、メガヘルツ帯に鋭いピーク・・・
それを取り除くとたいへん滑らかな音になります。拙者はCDPとプリアンプ
間のRCAケーブルにトラップを掛けてまっせ。シールドを止めて2本の太い
OFC単線にして、フェライトビーズを10ヶ以上それぞれくぐらせます。
入り口と出口側の2段にCRによる積分回路を入れるのです。Cはスチコン。
ここの容量を大きくすると高域が落ちますので按配が大切です。どんなものか
要望があればどっかに画像貼りますよ〜。
アンプを造る際はなるだけシールド線を使わないようにしてますね。捻って
這わせて、電圧線から離して。
シールドは強固にすればするほど音に精気がなくなるような気がしますから。
ビクターの昔のアンプは元気が良い音ですが、イコライザー基板までの配線にも
シールド線を使ってませんからね。その辺が判ってたんでしょう。
Moon様
>>『アンプの内部配線ではシールドケーブルは出口側でアースに落とすと教わって
>>それを実行してきました』というコメント・・・
決定論はないんでしょう。ケースバイケースというか、やってみなければ判らない。
入力部で一点アースが良い場合もあれば、出口側から電源トランス近くに持って
いってそこで一点アースした方が良い場合もある。また、入力部でアースして
おきながら出力段はまた別にした2点アースが良い場合もあります。
その場その場でアースを落とすのは電位のループが出来るので御法度とされて
いましたが、高周波関係の方々はオーディオにも取り入れて(というか高周波の
常套)ニアバイアースでやっつけてしまうのですが、一点アースより歪率が低い
場合も出てくる始末。
そうなるとみな顔面蒼白になるわけですよ。やったらあかんの方法が良いんですから。
段ごとからアース線を何本もだして一点に持ってきた方が良い場合もあれば、母線を
張って電位の順序に落としていってから一点に持ってくる方が良い場合もある。最後
一点を落とす場所でも変わる。ほんとこればっかりはやってみないと判らないですね。
11
:
くろねき
:2008/08/15(金) 19:59:20 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp
☆RW-2さん☆
こんばんは。うちのケンウッドのアンプは、これはかつてのシグマドライブから派生した技術なのではないかと思っていますが、アースラインを音声回路用とそれ以外に分けた上で、スピーカーのマイナス端子で一点アースをとる方式(ピュアシグナル・グランドライン)のようです。
そういえば、トリオKA-5006だったかと思いますが、十箇所以上に電波ひずみ防止回路を入れて強電界環境下でも安定性を高め、FM時代に対応してます、なんて広告がありましたね。これも積分回路だったのでしょうか?
12
:
RW-2
:2008/08/16(土) 02:04:03 HOST:62.164.145.122.ap.yournet.ne.jp
シグマドライブ系は使ったことがないので疎いのですが、ケンウッドは発想だけ
ではなくちゃんと製品にするところが凄いですよね。
フレームを樹脂製にしたHi−Fiスピーカーユニットもありましたし。強度に
問題がありますがフレームに渦電流が発生しませんからメリットはあるでしょう。
13
:
子供の科学
:2008/08/16(土) 11:42:10 HOST:ntt1-ppp388.saitama.sannet.ne.jp
参考になりますか?
同じような疑問を持ち、(国内)メーカから回答を頂いたものです。
質問
>本製品の裏面の説明書をお店で読みましたが、シールドしゃへい導体がグラ
> ンドに落としている> 方を上流側になるようにと指示されています。
> インピーダンスが高くノイズに弱い、入力側(下流側)にしゃへい用導体を
> グランドに落とすのが教科書的と考えるのですが、この件に関する貴社のお
> 考えを教えてください。
某メーカ回答
乗ったノイズを受け側に流さないということを考えております。
つまり、ノイズには出力側から来るノイズと外部から乗るノイズがあり、外部
ノイズが受け側に付いているとノイズ成分が受け側に流れてしまうので出し側
につけて接続させないと言うことです。
14
:
RW-2
:2008/08/16(土) 14:15:55 HOST:62.164.145.122.ap.yournet.ne.jp
一般的にはそうでしょうね。アンプ内部配線でも入力ジャック部でグランドに落
として下流側(増幅部またはセレクター/アッテネーター部)はアースしてない
のが多いですね。逆だとシールド網が嵩張って配線し辛いというのもありますが。
信号を受け取った増幅部、アッテネーター部はまた独自にアースを取りますから
最後に手繰り寄せて一点で落とすのか、多点で落とすのかはケースバイケースに
なるでしょう。
15
:
くろねき
:2008/08/16(土) 17:20:39 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp
☆RW-2さん☆
電波ひずみ防止回路は、無線機やFM放送用機材を製造しているメーカーならではの発想のように思えますが、トリオ・ケンウッドの技術者には、どうも電位というテーマにこだわりがあった人がいたのではないか、と思います。電源と音声回路に意味のあるインピーダンス差を作るVIG回路などがあったことを考えてもそう思えます。
トリオ・ケンウッドと考え方によく似た傾向があるメーカーのひとつがオンキヨーだと思うのですが、音質的にはなぜかケンウッドとは好対照とも言われているようですね。スピーカーがあることによるひずみ(トリオ・ケンウッドはシグマドライブ、オンキヨーはスピーカー帰還電流のひずみを取るサーボアンプ)や、余分な磁気による影響へのこだわり(トリオ・ケンウッドは徹底した非磁性体化と電源トランスの別筐体化、オンキヨーは非磁性体化と「レーザートランス」)をセールスポイントとして前面に出したことがある点でも似ているように思うのですが。東芝という共通の提携先があったことも関係しているのでしょうか・・・。
16
:
Moon
:2008/08/16(土) 17:45:13 HOST:i60-35-30-81.s02.a001.ap.plala.or.jp
子供の科学さん
納得出来る合理的説明ですね。
ただ、ここでは実証試験の結果であるという事は書かれていないようですね。
体験上、オーディオでは論理的でない事実がけっこうあって、
そのあたりのデータを知りたかったのですが、
このことについては、もしかすると正確な実証試験がなされないまま
あたかも真実として流布しているのかも知れませんね。
RW-2さん
論理の誤謬を嫌って、スレを建てた時点で断りを入れました。
> まったく未体験で想像のお話は、虚実入り乱れては判断を誤りますので、
> 単なる推論と断りをお願い致します。
博学きわまりないRW-2さんの主張は
『ケーブル導体の方向性』ではなく、むしろこれはどれも信ずるにたらず、
> シールドを止めて2本の太いOFC単線にして、
フェライトビーズを10ヶ以上それぞれくぐらせます。
> 入り口と出口側の2段にCRによる積分回路を入れる
ということですね。
私はケーブルマニアではなく、基本は、『導線は必要悪』と考え、
その役割として、伝送中に出来るだけ信号が歪まず、
外部雑音を混入させない役割を徹底することをめざしています。
従って、シールドは必然と考え、現在進行形で対策を進めております。
理論ゲームではなく、実践していくと両極端の結果が出たり、
シールドにもエージング効果がみられたりと予想外の事実もあります。
当然のことながら、導体それ自体も重要と認識しています。
銅は原子並び方構造まで解明されていますから
OFC開発以来、分子結晶を大きくしたPCOCC、6N以上の純度、
熱を加えながらゆっくり冷やして分子構造を単一成長させたアニール加工も、
すべて導線内部を流れる信号電流の乱れと歪みの発生を抑えて、
ピュアーな再生に役立つと考えます。
端子や結線部も、信号の乱れが発生する要因となりますから
出来るだけ端子や接点部を少なくする努力をしており、
EQAは接点を減らすために特注しました。
また、信号ロスが生じないようケーブルは必要最小限の長さに切り詰めます。
ただし、これらをつめた製品は手がでない価格なので自作します。
RW-2さんとは、導線に対する考え方と対策がまったく違うと感じます。
ですから、書き込みが入るほど、
私の知りたいシールドに関する知見から遠ざかってしまって残念です。
17
:
くろねき
:2008/08/16(土) 17:59:22 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp
☆Moonさん☆
こんばんは。そういえば、ケーブルそのものに定在波がある、なんて考え方で設計しているケーブルも市場にはあるそうですね。スピーカーケーブルだと、長さを調整することによる「焦点合わせ」だとか。
ケーブルとは、強いて言うなら導通を確保しながら機械振動をアイソレートするためにある、という意見もありましたっけ。RW-2さん特製の単線ケーブルは、MITなどのフィルターモジュールつきケーブルに似ているような気がします。
18
:
RW-2
:2008/08/16(土) 20:31:03 HOST:62.164.145.122.ap.yournet.ne.jp
博学きわまりないRW-2さん(笑)のケーブルは15年前に開発したんですよ。
それからあっちこっちで画像・図解入りで有効性を書きましたから案外海外にも
パクられてるかもわからん(だははは)
19
:
子供の科学
:2008/08/16(土) 20:40:45 HOST:ntt5-ppp855.saitama.sannet.ne.jp
Moonさん、RW-2さん。初めまして
> そのあたりのデータを知りたかったのですが
産業機器では、雑音発生器(ノイズシュミレータ)を使用して、装置や
システムがどのくらいの雑音に強いかを評価します。
ケーブルのシールド部をどこに落とすのがベターなのかは、この評価結果
と相談しながら決めた記憶があります。
このようなデータが公開されているかは分かりません。
20
:
Moon
:2008/08/16(土) 23:52:43 HOST:i60-35-30-81.s02.a001.ap.plala.or.jp
子供の科学さん
重ねてありがとうございます。
>>13
国内メーカから頂いた回答として合理的で納得できる解説をいただき、
>>19
> ケーブルのシールド部をどこに落とすのがベターなのかは、この評価結果
と相談しながら決めた記憶があります。
もしや、メーカー当事者かなと感じつつ、
求めていた回答を次々とご教示いただき、誠にありがとうございます。
このサイトは、その道のプロの技術者や営業筋の方も参考にしているようです。
いつかチューナーの話題で、トリオ全盛期の設計責任者で現在メーカー主宰されている方に
『教えてやらないよ』と暴論を吐く方がいて、傍目で忠告したくなったことがあります。
最も信頼できる情報は、日夜腐心してそれを追求した技術者のデータですが、
しかし、それは退職しても守秘義務があったりしますし、なかなか開示されることはありません。
特許技術を遡ってチェックしてみましたが、このことについては出願された形跡がなく、
もしやと、実際にタッチした方からの回答を期待しておりました。
ありがとうございます。
ついでながら、真実の最も近くにいるのは評論家でも博学で多弁な焦点の散漫な物知りでもなく、
一つの技術上の完成をめざして日夜腐心し、理論と実証研究に明け暮れた研究者と、
素人でも実践趣味を通じてその事柄の真理に触れた方のように思います。
21
:
子供の科学
:2008/08/17(日) 19:44:25 HOST:ntt3-ppp752.saitama.sannet.ne.jp
Moonさん。今晩は。
私も、Moonさんと同じ疑問を持っていましたので、投稿しました。
某メーカの続きの分も記載します。
「ただ、これはXXX様ご指摘のお考えと比べて、どちらが良いということではご
ざいません。ですが、どちらかに合わせたほうが良いと思います。」
私は、このメーカとは逆の考えで、例えば、プリアンプとメインアンプを接続するさいは、
メインアンプ側にシールド部を落としたいと思っている人間です。
データ、理論武装はありません。
私の属性は電気屋(中古)ですが、オーディオとは全然関係ない分野です。
>トリオ全盛期の設計責任者
オンラインですが、存知あげています。別の掲示板で教えて頂いています。
釈迦に説法かもしれませんが、ケーブルから入るノイズについては、
下記の実用書が詳しいです。本屋で立ち読みしてください
解析ノイズ・メカニズム CQ出版社 岡村みちお(漢字が書けません)
5章、「ケーブルと雑音」
22
:
Moon
:2008/08/17(日) 20:20:11 HOST:i60-35-30-81.s02.a001.ap.plala.or.jp
子供の科学さん
重ねてのご教示恐れ入ります。
これまでは、何となく旧い知識や経験と勘だけで措置して事足りる、
それで何とかなる範囲で趣味を愉しんでいましたが、
機器のSNが飛躍的に向上する一方で、環境雑音は悪化の一途。
市場を見ると、どうやらそれに対応したらしき高価なケーブルばかりで、
これは、新たな知見の下でなんとか対策せねばと腰を上げたところです ^_^;
今後ともよろしくご指導の程お願い致します。
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