ヘッドホンの低域についてです - 1173403631

1：クリオネ：2007/03/09(金) 10:27:11 ID:VoCSS/B2: DSファンさん、
私も実測したわけではなく、ネット上で実測データを公開されている
方のデータを拝見しただけです。

ただ、原理的にヘッドホンが20ヘルツくらいまでの低域の再生に有利
であるということは、教科書的なことと思っておりましたし、
そのデータに関しては大雑把に信用しておりました。
2：クリオネ：2007/03/09(金) 10:29:47 ID:VoCSS/B2: 大変申し訳ございません、
スレッド　ＤＳ－３０００
のレス　226
に対してのお返事のつもりで書きましたが、誤って新規投稿にしてしまいました。
不適切でしたら御削除いただければと思います。申し訳ございません。
3：ビックリマスダ：2007/03/09(金) 10:58:37 ID:aPLs/NPE: 重低音はヘッドフォンで聴いてもねー？体で感じる音域だと思います。
4：鉄造：2007/03/09(金) 12:30:19 ID:zIMiZcD6: スピーカーのような自由空間とヘッドホンのような閉鎖空間では、音響的負荷インピーダンスが異なり
ヘッドホンの方が理論的に低域フラットに再生されます。
と、確かに教科書（スピーカー＆エンクロージャー百科だったかな？）に書いてありました。
携帯から失礼しました。
5：ＤＳファン：2007/03/09(金) 18:39:35 ID:OkUKfWhM: 鉄造様の”ヘッドホンの方が理論的に低域フラットに再生されます”ですが、その理論が難しいところと思います。
TVの発達も人間の目の弱点と性能の悪いところを上手く利用して進みました。
ヘッドフォンもそのような人間の生理的弱点を利用していないでしょうか？通常のSpはSpそのものの運動特性を計測
しているのですがそれとは違って鼓膜の感知能力を基本にパーフォーマンスが表現されていないでしょうか？
ヘッドフォーンのことは全く判らないのですが空間の空気に疎と密を起して空気振動をさせる必用がないのですから
大したエネルギーを発生させる必用がありません。Spに比べれば簡単なものでしょう。飛行機内のヘッドフォンでも
意外と聴こえることには驚いたことがります。
6：鉄造：2007/03/09(金) 22:45:35 ID:S7/7bv3U: DSファン様、コメントありがとうございます。
｢強くなる！スピーカー＆エンクロージャー百科｣(誠文堂新光社刊佐伯多門監修)より抜粋しますと、

もう１つの音波の放射方式は、イヤホーン形(耳孔形)で、この場合は振動板から広い空間に放射されず、
直接外耳導内の狭い空室に放射されるもので、振動系の等価質量と振動系の等価スティフネスで定まる
高音共振周波数より、低い周波数の弾性制御の範囲内では、一様の再生ができます。実際には完全に
耳に対して密閉できないため、低音での音波の漏洩分だけ低音域が低下します。(注:原文ママ)

クリオネ様のコメントにあった｢ソニーのMDR-900STが20Hzにおいて-15dB｣というのは、ダミーヘッドに
ハウジングが密着していなかったのか、もしくはオープン･エアの要素も取り入れた機種ではないかと
推測します。
いずれにしても、私も超低音は鼓膜だけが受容器ではない、体全体で受け取るもので、それは音楽再生に
必要不可欠なものと考えていますので、ヘッドホンの低音再生能力にはあまり興味がありません。
7：shin：2007/03/09(金) 23:18:16 ID:eB98rMSk: MDR-900STのイヤーパッドは薄いので、音漏れを無くす場合は
MDR-7506のイヤーパッドに付け替えると、２倍くらい厚いので音漏れが少なくなります。
若干低音も豊かな感じに鳴ります。
重低音はほとんど骨振動で聞こえるのかも？
8：ＤＳファン：2007/03/09(金) 23:36:39 ID:OkUKfWhM: 鉄造様　そうですか、有難うございました。物理的表現、説明ですから判り易いですね。
著者を存じ上げています。三菱電機スピーカー事業部郡山製作者でダイヤトーンのVシリーズまでの黄金期を作り上げた
立役者で人柄の優れた温厚な学者肌の技術屋で元部長です。早くからボロンに着目し、形状の安定した内部損失の極め
て大きな素材を開発しユニット歪を究極まで追い詰め、理想の装置を開発した人です。
私はヘッドフォーンはスピーカーのユニットを全て箱の内側に向けて、箱内で聴くようなことではないであろうかと考
えていました。大変参考になるご意見でした。