確かに、60年の「J0+JAZZ」なんか聴きますと当方もハスキー系の人という印象だったんですが、どうもベン・ウエブスターのゾリゾリっとしたテナーサックスなんかがそういった感じを助長しているようでして、本来は40〜50年代に活躍したポップスターで、その頃は「ベルベットボイス」と呼ばれたほどの柔らかくなめらかな声だったんですね。
ブロードウェイ・ミュージカルを集めて55年に録音された「Autum in NewYork」あたりの「ベルベットボイス」を聴きますと、また別の「秋の夜長」が楽しめるかと思います。