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第６７期王将戦リーグ（毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催）の最終局は２１日、東京都渋谷区の将棋会館で一斉に行われ、豊島将之八段（２７）が深浦康市九段（４５）に勝って５勝１敗へ星を伸ばし、挑戦権を獲得した。豊島の王将挑戦は２回目。久保利明王将（４２）との七番勝負第１局は来年１月７、８の両日、静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で行われる。
今期は前王将の郷田真隆九段（４６）ら７人で総当たりのリーグ戦を行った。豊島は好調に勝ち続け、深浦と斎藤慎太郎七段（２４）が２敗で追いかけた。
豊島は２０１１年の第６０期王将戦七番勝負に、王将戦史上最年少の２０歳で登場。久保に２勝４敗で敗れた。その後、王座と棋聖に各１回挑戦したが獲得はならなかった。豊島の今年度の勝率は８割を超え、藤井聡太四段（１５）らと勝率１位を競っている。名人挑戦者を決めるＡ級順位戦でもただ一人、５戦全勝している。
王将戦七番勝負が日本将棋連盟関西本部所属棋士同士の対戦となるのは、第６０期以来。久保は２連覇、通算４期を目指す。
リーグ陥落は佐藤天彦（あまひこ）名人（２９）、深浦、斎藤の３人。
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