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ショートショートの場末の路地裏

90まる:2003/11/20(木) 17:41
 長編作家の印象が強い、乱歩賞作家の森村誠一先生に、3冊ものショートショ
ート集があって意外なのですが、そのうちの1冊が、「小説代理業(ノベルエー
ジェント)」が収録された、「白昼の死線」です。
 ほかの2冊が、先生の看板である「会社員もの」であるのに対し、この作品集
は、先生には珍しい《SF》ショートショート集です。
 中には、H・G・ウェルズの「緑の扉」を思わせる、「あるエリート部長の蒸
発」という作品も収録されています。

 森村 誠一「白昼の死線」        (15編収録・角川文庫)
 森村 誠一「ピラミッド社会の底辺から」(39編収録・講談社文庫)
 森村 誠一「不良社員群」        (28編収録・角川文庫)

 北杜夫先生にはショートショート作品も多く、主なものは、「人工の星」(集
英社文庫)、「夢一夜・火星人記録」(新潮文庫)に収録されています。
 表題にもなっている「火星人記録」は、「ショートショートランド」の創刊号
に掲載された作品です。
 先生の代表作、「どくとるマンボウ」シリーズを、描かれた時代の順番に並べ
ていきますと、次のようになります。

「どくとるマンボウ追想記」
「どくとるマンボウ昆虫記」
「どくとるマンボウ青春記」
「どくとるマンボウ医局記」
「どくとるマンボウ航海記」
「どくとるマンボウ氷海を行く」(「へそのない本」に収録)
「どくとるマンボウ小辞典」
「どくとるマンボウ途中下車」

「どくとるマンボウ」シリーズと「マンボウ」シリーズは、先生の中では別種扱
いらしいです。
 先生には、「〜医局記」と「〜航海記」の間に位置する、佐藤愛子先生らとの
作家志望時代のお話しも、ぜひとも、書いていただきたいものです。


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