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ショートショートの場末の路地裏

1工藤伸一:2002/09/08(日) 17:37
このスレは講談社刊「小説現代」にて長期連載されている公募企画
「ショートショートコンテスト」の優秀作品を集めた作品集の書名
「ショートショートの広場」からのもじりですが、たいした意味は
ありません。いい作品が産まれれば本家の「ショートショートコン
テスト」に応募してみようという魂胆で、思いつきで書いていこうと
考えています。「ショートショートコンテスト」はもともとショート
ショート界の大御所で誰もがその名を知っている故・星新一氏が選者で、
星さんが亡くなってからは、ミステリー・ブラックユーモア系の
ショートショートで有名な直木賞作家の阿刀田高氏が選者を引継ぎ、
1979年の第一回の開催以来、延べ30年以上も続いている、ショート
ショート界の登竜門的存在です。ここから産まれたプロ作家も珍しく
なく、ウィークリーファミ通で「1999年のゲームキッズ」を連載したり
SPEEDの主演映画「アンドロメディア」やテレビドラマ「BLACK OUT」
の原作者でCGムービーアーティスト発掘番組「D`sガレージ」のコメン
テーターとしても知られる渡辺浩弐氏や、アニメ原作者やテレビ放送
作家としても大活躍中の藤井青銅氏、オカルト・ホラー・ミステリー系
ショートショートアンソロジー「異形コレクション」の編者として有名
な井上雅彦氏など、そうそうたる顔ぶれです。他にも多くのプロ作家の
かたがたがいらっしゃいます。出来ればこういったラインナップの中に
僕の名前も連ねたいとの思いから、がんばって創作していこうとの決意
を固めている次第であります。感想や自作の発表の場として使っていた
だいても結構ですので、ご注目くださいませ。

59まる:2003/11/06(木) 18:48
《昭和61年(1986年)入選》・・土井たか子氏社会党委員長に。『ハレー彗星』
◎ 応募総数、2162編。
◎ そのうち、 161編が予選通過。
◎ そのうち、  63編が「選外佳作」以上。
◎ そのうち、  52編が「入選作」以上。
◎ そのうち、   8編が「優秀作」以上。
◎ そのうち、   1編が「最優秀作」。

村田  浩一       「空想ゲーム」「当事者」「対向車」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
紫野  直子(波多野直子)「宇宙ぐうたら大賞」「赤い風船になった美夢ちゃん」「妻と二人の娘」
 http://www7.plala.or.jp/marukajiri/diary/diary0306.htm
馬場  秀和       「コウノトリ効果」「科学する少年」「ハピィバースディ」
 http://www.aa.cyberhome.ne.jp/~babahide/bbarchive/bbarchive.html
高橋  秀和       「It Came From Space」
 http://homepage1.nifty.com/tenn/ani/taka/taka.html
http://www2.tomato.ne.jp/~tenn/taka/taka.html

60まる:2003/11/06(木) 18:49
《昭和62年(1987年)入選》・・国鉄分割民営化。『マルサの女』
渋谷   篤(渋谷あつし)「嫌な奴」
 http://www004.upp.so-net.ne.jp/kitsune/
白川  幸司       「サンタクロースの身代金」「喫茶店『二重人格』のマスター」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
古賀  牧彦       「過去覗き鏡」「藪の中の二人」
 http://www.mm-m.ne.jp/haiseiko/sf100.htm
日高 のぼる       「やっぱり」「味噌汁の味」
 http://members.tripod.co.jp/yasui/kanso/9908.html
元川  淳也       「何となく」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
梅林  芳弘       「感情移入法」「恵子」
 http://members.tripod.co.jp/yasui/kanso/9908.html
渋谷  良一       「減量」「先祖」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
八    雲(** **)「****」
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/5573/

61まる:2003/11/06(木) 18:49
《昭和63年(1988年)入選》・・天皇陛下容体急変。『オバタリアン』
犀川  浩美       「正しいスパイの見分け方」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
池田  修三       「結婚指輪」
 http://b-blue3.hp.infoseek.co.jp/storys/shortshort/kekkonyuybiwa.htm
今邑   彩(今井 恵子)「お見合い」「あるボランティア活動」
         [『卍の殺人』〈創元推理文庫〉]
 http://www4.big.or.jp/~yosimasa/imamura.html
乙    一       「女が髪を切った時」「ZOO」
         [『夏と花火と私の死体』〈集英社文庫〉]
 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/3259/
 http://www.kit.hi-ho.ne.jp/kmatsu/otsuichi/
 http://www.shueisha.co.jp/otsuichi/
亜月   麦       「バッハの時間」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html

62まる:2003/11/06(木) 18:49
《平成元年(1989年)入選》・・ベルリンの壁撤去。『24時間戦えますか』
森本  昌利       「結婚記念日」「一時五十分」
 http://b-blue3.hp.infoseek.co.jp/storys/shortshort/kekkonkinenbi.htm
金川  英雄       「健康タバコ」「十三枚のオレンジカード」
 http://members.tripod.co.jp/yasui/kanso/9908.html
弾   射音(藤浜寺月光)「愛妻弁当」「かさぶらんか!」
 http://www33.tok2.com/home/paonyan/

63まる:2003/11/06(木) 18:50
《平成2年(1990年)入選》・・秋山豊寛氏日本人初の宇宙飛行。『ちびまる子ちゃん』
鈴木 輝一郎       「金太郎侍」「夜を買いませんか」
         [『ご立派すぎて』〈講談社文庫〉]
 http://www3.famille.ne.jp/~kiichiro/
 http://www3.famille.ne.jp/~kiichiro/gifu/95sep.html
立花  由美       「傘をさしたら」「白昼堂々」
 http://members.tripod.co.jp/yasui/kanso/9908.html
細竹  隆志       「尻とり病」
 http://members.tripod.co.jp/yasui/kanso/9908.html

64まる:2003/11/06(木) 18:50
《平成3年(1991年)入選》・・バブル景気。『じゃあ、あーりませんか』
ま    ほ       「金属探知機」「一日一笑」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
橘   真吾       「笑いを噛み殺す」「三つのお願い」
 http://b-blue3.hp.infoseek.co.jp/storys/shortshort/mittunoonegai.htm
神崎  英徳       「運命」「脱日常」
 http://b-blue3.hp.infoseek.co.jp/storys/shortshort/datsunichijou.htm
江戸我 美保(** **)「****」
         [『薔薇の函』〈BOOK−2u〉]
 http://homepage1.nifty.com/edger_s/hp0.htm

65まる:2003/11/06(木) 18:51
《平成4年(1992年)入選》・・熊本のお殿様、日本新党結成。『冬彦さん』
井上 たかし       「パッチンボール」「団欒」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html

66まる:2003/11/06(木) 18:52
《平成5年(1993年)入選》・・皇太子殿下結婚式。『磯野家の謎』
手嶋建元(てしまたけもと)「ケン太君」「辞表」
 http://www.jali.or.jp/club/teshima/
鷲北  雄介       「もしシマウマがこんなことを考えていたら……」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
桶口  哲矢       「春」「ああ幸せ」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html

67まる:2003/11/06(木) 18:52
《平成6年(1994年)入選》・・村山社会党内閣発足。『イチロー』
長浜 陽太郎       「賭け」
 http://b-blue3.hp.infoseek.co.jp/storys/shortshort/kake.htm
黄緑  隼人(黄緑はやと)「神々の最終決断」「計画的犯行」
 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=shortshort
星野  光浩       「大人免許(オトナ受験)」「あなたが好きよ光線」
 http://www.dyson.jp/hirosue/yuka/yuka.html
 http://www.fjmovie.com/horror/j/t8/81.html
翡翠殿 夢宇       「コンビニ・ウォーズ」「滝壺」
 http://hisuiden.hp.infoseek.co.jp/index.htm

68まる:2003/11/06(木) 18:53
《平成7年(1995年)入選》・・阪神淡路大震災発生。『脳内革命』
笹岡  利宏       「肝だめし」「仙女の泉」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
八塚  顔高       「みんなの願い」
 http://www.ultraman.gr.jp/~maki/newpage9.htm
 http://www.cable-net.ne.jp/user/ryoukakuji/05ikiru/tunagari.html
田村  義隆(木林  森)「超能力」
         [『貧乏人こそ家を買え!』〈イーハトーヴ出版〉]
 http://www.tamamura.com/~yoshitaka/
 http://www.tamamura.com/~yoshitaka/shosetu/chounou.htm
http://www2n.biglobe.ne.jp/~s_koba/home.htm
桑田  繁忠       「リアリティ」「自称の詐欺師」
 http://b-blue3.hp.infoseek.co.jp/storys/shortshort/reality.htm
藏内  成実(藏内 成實)「玉手箱」「爽やかな目覚め」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
戸島  竹三       「最終面接」
 http://www4.justnet.ne.jp/~nari/log/log9912b/
J ・ M        「しゃべる犬」「火葬場にて」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html

69まる:2003/11/06(木) 18:54
《平成8年(1996年)入選》 O157食中毒事件。『セアカゴケグモ』
湯川  聖司(森江 賢二)「どうやって?」「多重人格」
 http://www.geocities.co.jp/Bookend/6026/
耳    目       「勝訴」「領収証」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
小林  雄次       「大うそつき」「うそ発見器」
 http://www.alpha-net.ne.jp/users2/kobayuji/scenario.htm
矢口  泰介       「好ききらい禁止法(しつけのパジャマ)」
 http://www.tms-e.com/library/on_air_back/story/index01_0.html
柚木崎 寿久       「ペテン師」「お姉さん」
 http://www.asahi-net.or.jp/~jp1k-ykzk/

70まる:2003/11/06(木) 18:55
《平成9年(1997年)入選》・・消費税が5%に。『にわか横浜ファン』
白沢  聡史       「誤解がまねく」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
田中  士郎       「救いの神」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
木村   厳       「仲間外れ」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html

71まる:2003/11/06(木) 18:55
《平成10年(1998年)入選》・・長野冬季五輪大会開催。『大魔神』
霧兎  畝弥       「彼女の翼」
 http://www.geocities.co.jp/Playtown/7582/book_ss_hiroba.html
白野  佑凪       「ライダー」
 http://home.att.ne.jp/red/tumugyun/novel/present/ten1.htm
http://ww61.tiki.ne.jp/~yuunagi/
古処  誠二       「職業病」「九五年の衝動」
         [『ルール』〈集英社〉]
 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/4254/list/writer/kodokoroseiji.html
 http://www.geocities.jp/half_wit_life/
http://kodokoro.que.ne.jp/

72まる:2003/11/06(木) 18:56
《平成11年(1999年)入選》・・コンピューター西暦2000年問題。『大輔ファン』
三枝   蝋       「なかみがでちゃう」
 http://ekken.hp.infoseek.co.jp/html/diary/200307.html
我妻  俊樹       「もう一人」
 http://cat.zero.ad.jp/gips/
多田  秀介       「どうして犬は」
 http://members.jcom.home.ne.jp/dass/
 http://members.jcom.home.ne.jp/dass/new_page_27.htm
岩切  大介       「何か」
 http://blue.ribbon.to/~iwaki/
嘉瀬  陽介       「ピノキオ病」「反省文」
 http://homepage3.nifty.com/youkase/framepage1.htm
http://village.infoweb.ne.jp/~fwif4203/
緒野 ひろみ       「ミステリー・ガーデン」「好きなもの」
 http://www2.justnet.ne.jp/~tomxact/
小園江 和之(村野 独太)「月面兎がえし」
 http://inuzukaclinic.tripod.co.jp/index.html

73まる:2003/11/06(木) 18:57
《平成12年(2000年)入選》・・九州・沖縄サミット開催。『しんきろう』
岩松ヒモロギ       「成金ワラシ」
 http://home4.highway.ne.jp/deadsoul/
川名  倖世       「白ヤギさんからのお手紙」「彼からのプレゼント」
 http://www.geocities.co.jp/Bookend/1303/

74まる:2003/11/06(木) 18:57
《平成13年(2001年)入選》・・米国にて航空テロ事件。『明日があるさ』
清水   晋       「チキン」「チャット」
 http://plaza5.mbn.or.jp/~SF/K102E.HTM
紺   詠志       「バンスカリン」
 http://www.geocities.co.jp/HeartLand/7945/index.html
宮本  晃宏       「ままごと」「論理的な幽霊」
 http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1044504711/
 http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1051512753/
 http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1051512956/
一乗谷  昇       「のっぺらぼう」
 http://homepage2.nifty.com/mr-no/
音無  翠嵐       「完璧な政治コンピューター」
 http://members.tripod.co.jp/suiran00/
玉川  晶紀       「翌日の記憶」
 http://www.amgakuin.co.jp/info/2001/010925_01.html

75まる:2003/11/06(木) 18:58
《平成14年(2002年)入選》・・首都圏にアゴヒゲアザラシ現わる。『カメルーン時間』
銀  雪人(シロガネユキ)「長い梯子」「ただいま食事中」
 http://www.happy-partner.com/sirogane/top.html

76まる:2003/11/06(木) 18:58
《平成15年(2003年)入選》・・火星大接近。『トリビアの泉』
相馬   純(相馬 雨彦)「記憶屋」「地球模型」
 http://www.eonet.ne.jp/~melancholia/index.htm

77まる:2003/11/06(木) 18:58
《平成16年(2004年)入選(予定)》
工藤  伸一       「****」
 http://ime.nu/members.goo.ne.jp/home/shinichikudoh
 http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1020230944/
 http://jbbs.shitaraba.com/movie/942/

78まる:2003/11/06(木) 19:01
《****》
樹都  六郎(** **)「****」
 http://www1.dnet.gr.jp/~juto/
森  たかこ(** **)「****」
         [『大阪女の酒場』〈風媒社〉]
 http://homepage2.nifty.com/PIAZZA/profileM.htm

79まる:2003/11/06(木) 19:02
《ショートショートの世界》

ショートショートの世界
 http://tokyo.cool.ne.jp/meikyu/art98/tdk9804.html
 http://www.inac.co.jp/staff/maki/meikyu/art98/tdk9804.html
ショートショートランド
 http://www.02.246.ne.jp/~poof/siyou/short_index.htm
 http://homepage2.nifty.com/te2/m/ssld.htm
星新一編・ショートショートの広場
 http://member.nifty.ne.jp/iwawi/dozou/kura6/n3/shtsht-a.htm
 http://member.nifty.ne.jp/iwawi/dozou/kura6/bss.htm
 http://member.nifty.ne.jp/iwawi/dozou/kura6/bss2.htm
ショートショート作家・ホシ計画
 http://member.nifty.ne.jp/hagu3/anthology/hoshi.htm
 http://member.nifty.ne.jp/iwawi/dozou/kura6/n6/hoshi-a.htm
 http://www.linkclub.or.jp/~k-nomura/1999/1999idl.html

80まる:2003/11/06(木) 19:26
874 :無名草子さん :03/02/24 18:30
 場所は書きませんが、ある公立図書館に収められている「ショートショートの
広場(1)」(講談社文庫)の目次に、鉛筆書きで収録作品の評価が、
「◎、○、△、(記入なし)」
 の4段階で記されているのを見つけてしまいました。
『SSの広場を語ろう』子も、記された評価自体は愉ませて貰いましたが、やっ
ぱり、
「図書館の本に落書き」
 はまずいです。
 ただ、評価したい気持ちについては分かるので、もしここを読んでいるようで
したら、今後は、ぜひ、このスレッドの方にお願いします。
『SSの広場を語ろう』子とは、また違った評価で、参考になりました。

◎ 吉沢 景介      「できすぎ」
  藤井 青銅      「改造モデルガン」
○ 秋道  順(大和 隆)「鬼」
  俣野しづ子      「情報過多時代」
△ 高原  愛      「バス停のあのグループ」
  佐々木清隆      「三時五分前」
△ 遠海 治子      「あるかもしれない」
◎ 気駕 まり      「キャベツ」
◎ 西山 浩一      「最高の喜び」
◎ 二宮由紀子(定岡章司)「或る夜の出来事」

81まる:2003/11/06(木) 19:26
875 :無名草子さん :03/02/24 18:30
△ 望月 博之      「人魚の日」
△ 山本 一広(山本一廣)「階段」
◎ 江坂  遊(橋本則之)「花火」
◎ 渡辺  勝      「可愛い誤算」
○ 豊田  糧      「念力」
◎ 呉  芳景      「不条理な夜にしどけなき猫」
  成松 良一      「いまに分る」
  早島  悟      「DOY(ドゥーイ)」
○ 赤松 秀昭      「ある日突然」
◎ 釜田 雅彦      「あなた」
◎ 小林 聡幸      「成就」
  西  秋生(妹尾俊之)「いたい」

○ 大懸 朋雪      「幸せ色の空」
△ 阿部 敦良      「コンピューター・エイジ」
○ 五十嵐裕一郎     「愚か者の願い」
◎ 清水  直      「前足をなくした犬の話」
  大島 輝則      「魔法の薬」
  風間  斉      「端午の幟」
  西川  徹      「手袋」
△ 青木 隆弘      「読むな」
△ K・ヒロシ(小沼 博)「雨美濃」
◎ 橘  和彦      「最後の神だのみ」
  紋天 沖世      「首」
○ 岩間 宏通      「ホームシック・ホームシック」
△ 太田 忠司(霞田志郎)「帰郷」

82まる:2003/11/06(木) 19:27
876 :無名草子さん :03/02/24 18:30
  深田  亨(青山章二)「びん」
△ 山科 武司      「平和な時代」
  津井 つい(吉田 要)「猫に卵」
△ 淡里茉莉子(有澤 誠)「ちょっとしたコツさえあれば」
○ 高森 雄二      「道」
  多田 公紀(島 貴紀)「十時五十六分」
○ 高岡  華      「危険がいっぱい」
◎ 佐久間 暢      「影」
△ 茂梨野湯実子     「お迎え」
  小倉 路保      「疑似イベントテレビ」
  花井 隆宣      「塑性」
  猪俣亜紀子      「はっはっはっ」

○ 井上 雅彦(青山 優)「よけいなものが」
△ 島野  玲      「アルファ商会」
  堀  敏実      「角の店」
△ 山田 恵子      「おとぎ噺」
○ 麻山 羊一      「二重人格」
  高橋総一郎      「写真」
  伊坂 康宏      「完全犯罪」
  白河 久明(小熊耕二)「ムラサキの鍵」
  池田 安孝      「会話」
○ 斎藤  肇      「奇数」
◎ 安土  萌      「”海”」

83工藤伸一 </b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/11/15(土) 00:02
>>50-82
まるさん、久々の書き込み32連コンボ、ありがとうございます。
文学フリマのことはすっかり忘れていましたが、楽しそうですね。
先日、池袋の古本市にはいきましたよ。
明治大正昭和の文豪を網羅した直筆原稿や掛軸、稀少本の類から、
さらに以前の写本なども揃っていて壮観でしたが、高くて何も買えませんでした。
唯一、「三島由紀夫の生首写真」が掲載されている雑誌に興味を惹かれましたが、
あいにくそれは売り切れでした。でも実際にそういう本があることを知ったので満足です。
見たところでどうするってわけでもないですが、気になる代物ではあります。

ちなみに作品応募はこのところしていませんが、いちおう考えてはいますよ。

84まる:2003/11/20(木) 17:38
(幻の)「ショートショートの広場」について語ろう(第2集)

 この秋(平成15年)、慶応義塾大学教授で、工学博士で、朝日新聞社「知恵
蔵」編集委員で、女形(おやま)さんでもある、淡里茉莉子(有澤誠)さんが、
「一般公募新人文学賞」出身者としては、初の「ノーベル賞受賞者」(但し自然
科学の分野)に輝きそうな−−

  阿刀田高(星新一・眉村卓)編「ショートショートの広場」(講談社)

 −−出身作家、作品について語り合いましょう。
(川端康成先生も、大江健三郎先生も、いわゆる「一般公募新人文学賞」を経た
作家ではないのです)

《過去スレッド》はこちら
「ショートショートの広場」について語ろう
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1020230944/

85まる:2003/11/20(木) 17:39
《関連スレッド(ショートショート)》

●●おもろいショートショート紹介しれ!●●
 http://cheese.2ch.net/bun/kako/1011/10117/1011759212.html
【自作ショートショート】結末に心臓が止まる
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1033639571/
小説現代【ショートショートコンテスト】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1044504711/
ショートショートってどこに応募するのですか?
http://piza.2ch.net/log2/sf/kako/957/957690813.html
ショートショートの会作りませんか?
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1025067537/
〓〓 ショート・ショートを語ろう 〓〓
http://natto.2ch.net/books/kako/test/read.cgi/books/988961757/
【勝手に】イヴ、工藤家に遊びに逝くオフ【押掛け】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1039518672/

《関連スレッド(阿刀田高先生・星新一先生・眉村卓先生)》

阿刀田高 スレver1
http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1044484787/
星新一
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/992616368/
星新一 及び ショートショートについて 熱く語れ
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1038496853/
星新一のベスト短編集を作るとしたら
http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/955840188/
星新一を語ろう
http://cheese.2ch.net/test/read.cgi/bun/1005394029/
(゜д゜)ボッコちゃん・・・星新一の夢世界
http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/1028978136/
今こそ「眉村 卓」について語るときじゃないか?
http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/1025145160/
眉村卓についてかたろう!
http://piza.2ch.net/log2/magazin/kako/955/955316033.html
眉村卓は・・今
http://natto.2ch.net/sf/kako/964/964875915.html

《関連スレッド(異形コレクション)》

「異形コレクション」の話題ってここの板だよね?
http://natto.2ch.net/sf/kako/1012/test/read.cgi/sf/1012111487/
異形コレクションについて語りましょう
http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/1019210057/

《関連スレッド(ショートショートAA化)》

名作ショートショートをAA化しよう
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1013998568/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第弐幕
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1025145385/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第参幕
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1034865311/

86まる:2003/11/20(木) 17:39
 先日から、作家さんの訃報が続いておりますが、今度は、阿刀田高先生、星新
一先生と、直木賞を争った2人です。

 有明 夏夫(第80回(昭和53年)受賞)
           「大浪速諸国往来 耳なし源蔵召捕記事」(角川文庫)
 黒岩 重吾(第44回(昭和35年)受賞)
           「背徳のメス」            (新潮文庫)

 ご冥福を祈ります……と、書くのは、ここが一般書籍板だからで、創作文芸板
の住人の皆様におかれましては、お赤飯を食べるぐらいの心構えでいてほしいも
のです。

87まる:2003/11/20(木) 17:40
「星新一を語ろう」スレッドから、「ショートショートの広場」関連の書き込み
を紹介します。

9 :名無し物書き@推敲中? :01/11/11 05:07

ショートショートコンテスト入賞者が出版したショートショートの本
を読んでこれがショートショートか、と思ってたところで、
たまたま星新一のショートショート読んだら全然違った。
なにがどうとは言えないけど、すごすぎた。

10 :1 :01/11/11 07:35

最初に知ったのは中学の国語で習った「繁栄の花」って人も
割と多いのでは?僕はそうでした。(メール星人のやつね)
>9
確かに。「ショートショートの広場(講談社)」のこと?
格段に違う。まあみんな卵だから仕方がないって言えば
それまでだが。

88まる:2003/11/20(木) 17:40
11 :名無し物書き@推敲中? :01/11/14 20:18

「ショートショートの広場(講談社)」俺はそれなりに面白い!!と思ったぞ。
星新一のコピーあり、独自路線あり、海外の作家の影響の感じられるものあり・・、
で、いろいろ楽しめる。

また、星新一の作品はなんとなく”じぶんでも書けそう”と思わせてくれるところ、
こそが魅力。実際にはそんなことはないんだけど・・。

76 :名無し物書き@推敲中? :02/03/21 15:10

星新一が死んで、小説現代「ショートショートコンテスト」て、
終わったかと思っていたら、阿刀田高が引き続いてやってたのね。

書店で13が平積みされていたので買ってきた。

ちなみに、google で「ショートショートコンテスト」で検索したら
結構作家デビューした人も多いのね。

ということで応募してみる気になった。

ちなみに星新一「殺し屋ですのよ」等には遠く及ばないけど、
13、そこそこおもしろかった。

89まる:2003/11/20(木) 17:41
>>931 (前スレッド)
「作家志望もの」の小説を挙げてみましょう。

 生島  治郎「星になれるか」              (講談社文庫)
 かんべむさし「第二次脱出計画」              (徳間文庫)
 北   杜夫「箪笥とミカン」    (新潮文庫「夢一夜・火星人記録」)
 車谷  長吉「変」               (文春文庫「金輪際」)
 鈴木 輝一郎「ご立派すぎて」              (講談社文庫)
 筒井  康隆「大いなる助走」               (文春文庫)
 西村 京太郎「京都感情旅行殺人事件」          (光文社文庫)
 三田  誠広「龍をみたか」                (角川文庫)
 宮脇  俊三「殺意の風景−−カルスト台地の巻[平尾台]」
                       (新潮文庫「殺意の風景」)
 森村  誠一「異型の白昼−−文学中毒症」  (角川文庫「異型の白昼」)
 森村  誠一「小説代理業(ノベルエージェント)」
                       (角川文庫「白昼の死線」)
 森村  誠一「文学賞殺人事件」              (徳間文庫)

 ほかにも、漫画ですが−−

 さくらももこ「ももこのほのぼの劇場−−夢の音色」
                  (集英社「ちびまる子ちゃん(4)」)

 −−が、あります。
 この作品は、「ちびまる子ちゃん」であっても高校生バージョンなので、アニ
メーションにはなっていないようですね。
 3月16日(日)に、テレビ・アニメーションの「ちびまる子ちゃん」を見た
のですけど、その回は、主人公の、ちびまる子ちゃんが犬を預かって世話をする
話で、「SSの広場を語ろう」子は、最後の犬との別れの場面で、ぽろぽろと泣
いてしまいました。
 初期の「ちびまる子ちゃん」ですと、そういった泣かせるお話の場合、大抵、
最後に、ちびまる子ちゃんが犬の糞を踏んだりして、現実に引き戻される場面が
あったりしたのですけど、今回はありませんでした。

90まる:2003/11/20(木) 17:41
 長編作家の印象が強い、乱歩賞作家の森村誠一先生に、3冊ものショートショ
ート集があって意外なのですが、そのうちの1冊が、「小説代理業(ノベルエー
ジェント)」が収録された、「白昼の死線」です。
 ほかの2冊が、先生の看板である「会社員もの」であるのに対し、この作品集
は、先生には珍しい《SF》ショートショート集です。
 中には、H・G・ウェルズの「緑の扉」を思わせる、「あるエリート部長の蒸
発」という作品も収録されています。

 森村 誠一「白昼の死線」        (15編収録・角川文庫)
 森村 誠一「ピラミッド社会の底辺から」(39編収録・講談社文庫)
 森村 誠一「不良社員群」        (28編収録・角川文庫)

 北杜夫先生にはショートショート作品も多く、主なものは、「人工の星」(集
英社文庫)、「夢一夜・火星人記録」(新潮文庫)に収録されています。
 表題にもなっている「火星人記録」は、「ショートショートランド」の創刊号
に掲載された作品です。
 先生の代表作、「どくとるマンボウ」シリーズを、描かれた時代の順番に並べ
ていきますと、次のようになります。

「どくとるマンボウ追想記」
「どくとるマンボウ昆虫記」
「どくとるマンボウ青春記」
「どくとるマンボウ医局記」
「どくとるマンボウ航海記」
「どくとるマンボウ氷海を行く」(「へそのない本」に収録)
「どくとるマンボウ小辞典」
「どくとるマンボウ途中下車」

「どくとるマンボウ」シリーズと「マンボウ」シリーズは、先生の中では別種扱
いらしいです。
 先生には、「〜医局記」と「〜航海記」の間に位置する、佐藤愛子先生らとの
作家志望時代のお話しも、ぜひとも、書いていただきたいものです。

91まる:2003/11/20(木) 17:42
 原稿を書く時は、
「インターネット掲示板に書き込むつもり」
 になって、不特定多数の人に対して説明不足、描写不足にならないように、気
を付けています。
 これは、頭で分かっていても、実行に移すのは、かなり難しいことです。
 例えば、「授賞式レポート」の類いでしたら、いつに開催されたのか、どこで
開催されたのか、誰が参加をして開催されたのか、何が行われながら開催された
のかなど、外せない項目がある筈なのですが、ついつい外しがちになって、書き
手だけが喜んでいる、「読者無視」の原稿になりがちです。

 あと、星新一先生が随筆に、
「日本語は縦書きで読まれるものである」
 と、あったのが印象的で、だから、原稿の最終仕上げ段階になりましたら、ワ
ープロ原稿を縦書きで印字して、読み直すことにしています。
 ほかにも、「ショートショートの広場」の、「小説現代」にだけ掲載され、文
庫に収められていない部分に、星先生の助言(工藤さんに言わせると、遺言)が
残されていますので、マニアの方は参照してみて下さい。
 こういったことを書いてしまうと、嘉瀬さんという人は、とても気を揉んでし
まう人なのですが、書いても、ここを読んだ人では、せいぜい工藤さんぐらいし
か実行する人なんていませんから、大丈夫です。

92まる:2003/11/20(木) 17:43
 阿刀田高先生も蔵書の扱いには困っておられるようで、元・図書館員の立場か
らの、本マニアの読者に向けての随筆を、幾つかお書きになっています。
 まず、人の蔵書というのは、いわば、その人の頭の中身と同じなので、ほかの
人には全くと言っていいほど役に立たないそうです。
 実際、先生がお父様から、
「これは大変貴重なものである」
 と、譲り受けた蔵書は、古本屋で売って、居酒屋で1回呑むぐらいにしかなら
なかったそうです。
 身近な例として、宮本さんはショートショート・マニアで、工藤さんも同じシ
ョートショート・マニアなのですけど、仮にここで、工藤さんが宮本さんに、蔵
書のショートショート集を譲った場合、それが役立つかとうかは、疑問というこ
とです。

93まる:2003/11/20(木) 17:43
 今、「本の雑誌」にて、日本SF史の連載(平成14年9月号から)があります
けど、その一番最初は、現在、東京都知事さんでもある石原慎太郎先生による、
文學界新人賞と芥川賞の受賞の場面から始まっていました。
 実は、石原先生は、SFサークル「空飛ぶ円盤研究会(現・宇宙塵)」の会員
なのです。
 その後になって、ようやく星新一先生の入会があったり、三島由紀夫先生の参
加があったり、「砂漠の幽霊船」の作者の参加があったりして現在に至り、やが
ては、それに、工藤さんも加わるわけです。
 ここでは軽い紹介に留めて省略としますが、あとは、「本の雑誌」の現物に当
たってみて下さい。
 なお、「本の雑誌」の「三角窓口」は、「ショートショートの広場」出身(応
募)作家が集う、談話室でもあるようです。
(「ショートショートの広場(8)」の浅沼康子さんは、あの、浅沼店員の、奥
様なのかな)

94まる:2003/11/20(木) 17:52
>>312 (前スレッド)
 ちょっと前、このスレッドに、「阿刀田さんちのタカシ君」という替え歌があ
りましたが、「時事替え歌」の宿命で、早くも意味が通じなくなっているようで
す。
 代わりに解説しますと、当時、読売系列のテレビ・バラエティ番組「進め! 
電波少年」が、童謡「山口さんちのツトム君」の替え歌で、ある政治家先生をか
らかう企画を立てたところ、その政治家先生の逆鱗に触れてしまった事件があっ
たのです。
 この番組は、我らが講談社とも一悶着あったようなのですが、こちらについて
は「馴れ合い」だったようで、あまり気にしなくて良さそうです。
 もっとも、そのようなことは、どうでも良くて、本論は、そのバラエティ番組
の構成作家さんが、ビックリハウス・エンピツ賞(ショートショート・コンテス
ト)出身の、鮫肌文殊先生だったということです。
 こんな所にも、ショートショート・コンテスト出身の、作家さんがいたのです
ね。

95まる:2003/11/20(木) 17:53
>>713 (前スレッド)
 ショートショートのアイデアを得る方法ですが、登録するしないはともかくと
して、前スレッドの「>>1 」から読み始め、無心に「お返事」を書いてみるとい
うのはどうでしょう。
 すると、「お返事」の一つとして、前スレッドの「>>735 」のようなアイデア
が出て来たりするわけです。
 次には、それを実行に移してみるのですが、その過程では、アイデアの段階で
は予想出来なかった面白い出来事が、きっとあるに違いありません。
 その出来事は記録に残して置き、後にまとめると、1編の作品に化けたりする
ようです。

「〜広場(14)」収録の、耳目「SSの妖精」は、おそらく、お友達とのお手紙
のやり取りなど、これと似たような過程で出来た作品であると思われます。
 書いた「お返事」については、スレッドに登録しておけば、読んだ誰かが新た
に反応することになりますので、それが、また、新しいアイデアに育ったりしま
す。
 書き込みを単純に繋げるだけでも、作品になる場合もあります。
 別スレッドにあった、ころにゃんさんが愛犬とたわむれるお話も、文章を整え
れば立派なショートショートだと思います。

96まる:2003/11/20(木) 17:54
「高校時代、試験の前の日に机に向かっていると、ショートショートのアイデア
がたくさん出て来て困った」
 という話も、良く聞きます。
 最初から試験を投げているような状態では駄目で、あくまでも試験勉強の方に
意識が向かっていないと出て来ないようです。
 だから、うまく人工的に、似たような状態を作ってやれば、アイデアが出て来
るのかもしれません。

 夢枕漠先生は、この状態を利用して、編集者さんの眼を盗みながら、講談社の
ホテルにカンヅメになっている時に集英社の、集英社のホテルにカンヅメになっ
ている時に講談社の仕事をやったりしているそうです。
 お酒を飲んだ方がいいアイデアが浮かぶという説と、飲まない方がいいという
説もあります。
 これについては簡単で、国会でも衆議院と参議院の二案を出すぐらいなのです
から、「お酒あり案」と「お酒なし案」の両方を出して、いい方のアイデアを作
品に使えばいいだけです。

97まる:2003/11/20(木) 18:12
>>718 (前スレッド)
「買いにくい雑誌の『コバルト』」
 なのですけど、実は、その心境を材料に、ショートショートが1編書けること
に気が付いていましたか。
 料理の仕方は一人一人で違って来ますので、「SSの広場を語ろう」子が言え
るのはここまでですけど。

 余談ですけど、「コバルト」のもともとの雑名は「小説ジュニア」と言いまし
た。
「ショートショートの広場」出身の佐々木清隆さんや江坂遊さんが、一般作家と
して活躍し、現在、直木賞作家の浅田次郎先生が、持ち込み原稿を次々と断られ
ていた時代です。
 ちょうど、宮本さんの同級生が、愛読していた雑誌というわけです。
「ベスト・ショートショート」の企画は既に始まっていて、「マイ・ショートシ
ョート」という名前でした。
 ところが、その末期のこと、「小説ジュニア」は、
「少女向け官能小説雑誌」
 の状態を呈してしまい、その内容は、国会でも取り上げられる程の社会問題に
なってしまいました。

 当時、NHKのニュース・キャスターだった木村太郎氏は、今と違ってものす
ごく真面目なキャラクターで、
「一生に一度でいいから、木村太郎氏の駄洒落を聞いてみたい」
 と、今では信じられないような事を言われていた位だったのですが、その木村
太郎氏が、ニュース番組内で、
「男の私でも顔が赤らむ誌面」
 と、語った程の雑誌なのでした。
 ほかにも、高橋春男先生が「週刊文春」の時事漫画で取り上げるなど、いろい
ろあったのですが、結局、「小説ジュニア」は衣替えをすることになってしまい
ました。
「小説ジュニア」に書いていた作家さんたちは、一般誌に転身を試みることにな
るのですが、簡単には出来ず、
「コバルト難民」
 と、呼ばれることになりました。
 ところが、世は変わり、現在、「小説ジュニア」出身の作家さんが、続々と直
木賞を受賞することになっていることは、本好きの間で話題になっています。

98まる:2003/11/20(木) 18:12
>>837 (前スレッド)
 高井信先生のショートショート集「うるさい宇宙船」は、集英社文庫から出て
います。
 24編収録で、解説は豊田有恒先生です。
 一部の作品は、「ネオ・ヌルの時代」でも読めます。
 小松左京先生のショートショート集「ホクサイの世界」(ハルキ文庫)は、結
局、「小松左京ショートショート全集」(勁文社文庫)の題名を変えただけのも
ののようですね。
「SSの広場を語ろう」子は、それ以前の、全集の形式でない時代の、講談社・
角川・集英社・早川文庫版ででも揃えてますから、そう何度も同じものばかりを
揃えるわけにはいかず、弱っています(贅沢な悩み)。
 集英社文庫版は、横田順彌先生ほかの解説の部分が、ショートショート史の資
料として貴重です。

99宮本 </b><font color=#FF0000>(u5lM5bao)</font><b>:2003/11/20(木) 19:47
まるさん、圧倒されました…
工藤さん、ショートショート本についての件、詳しく教えていただけますか?

100工藤伸一 </b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/11/20(木) 22:59
またまた沢山の情報、ありがとうございます。

今日はわけあってちょっとだけレスしますが、どうにも疲れ気味のため、
ちゃんとしたレスは、また後日にさせて頂きます。

101工藤伸一 </b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/12/13(土) 01:28
年末に一篇、応募しようと考えています。

102まる:2003/12/25(木) 18:01
《平成14年1月号(北方謙三先生が表紙の号)》
小林  剛「規則どおりに」   (平成12年・5回目・50ポイント)
有田美智恵「理由」       (初入選おめでとう・10ポイント)
関屋 俊哉「メル友」      (平成12年・2回目・20ポイント)
奥山 里志「チェーンメール」  (初入選おめでとう・10ポイント)
松村比呂美「『うそでしょう!』」(平成12年・2回目・20ポイント)
葵  優喜「牛になれ」     (平成13年・2回目・20ポイント)
星野すぴか「レース」      (平成12年・2回目・20ポイント)

《平成14年1月号(北方謙三先生が表紙の号)》
小林  剛「規則どおりに」
 結末が見えることは、必ずしも欠点にならない。
有田美智恵「理由」
 200文字詰原稿用紙、1枚ちょうどの作品である。
関屋 俊哉「メル友」
 このモチーフで、7枚( 400文字詰)を使いきった作品を読みたい。
奥山 里志「チェーンメール」
 横書きで応募していたならば、予選で落ちていたのかな。
松村比呂美「『うそでしょう!』」
 結婚詐欺ぐらいで臨時ニュースは流れないのだが、疑問を持つ前に結末になってしまった。
葵  優喜「牛になれ」
 子供の一人称で書いてみるとか、ほのぼの風にしてみるとか、まだ面白くなりそう。
星野すぴか「レース」
 本コンテストでお馴染みの、「まばたき選手権シリーズ」の原作者。

103まる:2003/12/25(木) 18:02
《平成14年2月号(山田詠美先生が表紙の号)》
吉田訓子「お年頃」      (平成13年・2回目・20ポイント)
久能玲子「輪廻転生」     (初入選おめでとう・10ポイント)
小林 剛「やぎさんの郵便改革」(平成12年・6回目・60ポイント)
黒木嘉克「ゴッドハンドの憂鬱」(初入選おめでとう・10ポイント)
霧梨椎奈「頭痛のタネ」    (平成13年・3回目・30ポイント)
古谷喜史「えいゆう」     (初入選おめでとう・10ポイント)

《平成14年2月号(山田詠美先生が表紙の号)》
吉田訓子「お年頃」
 阿刀田先生の説明の通り、確かにもったいない。
久能玲子「輪廻転生」
 込み入った話ですな。
小林 剛「やぎさんの郵便改革」
 この場合、結末は下らなければ下らないほど効果がある。軽く時事ねたにもなっている。
黒木嘉克「ゴッドハンドの憂鬱」
 あえて見え見えの落ちを愛でる、『見え見えショートショート』というジャンルなのだと思う。
霧梨椎奈「頭痛のタネ」
 前半で、2人をもう少し仲睦まじくするとか。ただ、この結末を「頭痛のタネ」と称するのはいかがなものか。
古谷喜史「えいゆう」
 一人称の視点で書き、「えいゆう」は総て平仮名とすること。

104まる:2003/12/25(木) 18:02
《平成14年3月号(椎名誠先生が表紙の号)》
渡辺秀明「朝の賭け」    (平成12年・3回目・ 30ポイント)
嘉瀬陽介「占い」      (平成11年・3回目・ 40ポイント)
小林 剛「半額のコース」  (平成12年・7回目・ 70ポイント)
島崎一裕「繁栄の構図」   (昭和60年・17回目・ 230ポイント)
吉田訓子「ドリームレター」 (平成13年・3回目・ 30ポイント)
海野六郎「長い物に巻かれろ」(初入選おめでとう・ 10ポイント)

《平成14年3月号(椎名誠先生が表紙の号)》
渡辺秀明「朝の賭け」
 結末近くの、おばさんの登場が、うまい。
嘉瀬陽介「占い」
 「俺」を小心者にしているところが、うまい。
小林 剛「半額のコース」
 時事ねたであるが、古くはならないと思う。
島崎一裕「繁栄の構図」
 最初期の「ショートショートの広場」みたい。……と、思ったら、本当に、最初期の入選者だった。
吉田訓子「ドリームレター」
 「遊び心」という言葉は、相応しくない。
海野六郎「長い物に巻かれろ」
 「ことわざシリーズ」になりそう。

105まる:2003/12/25(木) 18:03
《平成14年4月号(川上弘美先生が表紙の号)》
瀬田 玲      「タイムマシン」(初入選おめでとう・ 10ポイント)
湯川聖司(森江賢二)「今日は何の日」(平成8年・10回目・ 140ポイント)
須川研児      「ヒヨドリ」  (平成9年・15回目・ 230ポイント)
浅木信也      「実は、その島」(初入選おめでとう・ 10ポイント)
関屋俊哉      「ストーカー」 (平成12年・3回目・ 30ポイント)
秋山末雄      「天国と地獄」 (平成10年・3回目・ 50ポイント)

《平成14年4月号(川上弘美先生が表紙の号)》
瀬田 玲      「タイムマシン」
 小学校の教科書に載っていそう。
湯川聖司(森江賢二)「今日は何の日」
 なぜ疲れたのかを、前半と関連付けるべき。
須川研児      「ヒヨドリ」
 ヒヨドリを2羽にしたところが、うまい。
浅木信也      「実は、その島」
 逆周りだと、どうなるのかな。
関屋俊哉      「ストーカー」
 「……」は、必要ないのでは。
秋山末雄      「天国と地獄」
 力士は、力士言葉で喋らせた方がいい。

106まる:2003/12/25(木) 18:03
《平成14年5月号(浅田次郎先生が表紙の号)》
家田 満里「父と酒」   (平成11年・4回目・50ポイント)
菊地 美鶴「関取り合戦」 (平成12年・2回目・20ポイント)
貝原  仁「こだわり」  (初入選おめでとう・10ポイント)
遠藤たきこ「裏切り」   (初入選おめでとう・10ポイント)
厚谷  勝「失うもの」  (初入選おめでとう・10ポイント)
火森 孝実「数にご注目」 (平成13年・2回目・20ポイント)
小林  剛「テロと宇宙人」(平成12年・8回目・80ポイント)
大原 久通「正しい認識」 (平成13年・2回目・20ポイント)

《平成14年5月号(浅田次郎先生が表紙の号)》
家田 満里「父と酒」
 「やがて」の前に、1行空けたい。
菊地 美鶴「関取り合戦」
 日常と非日常を描き分けること。
貝原  仁「こだわり」
 夫の名前は何と言うのか。
遠藤たきこ「裏切り」
 最後の一行は、一般名称の方がいい。
厚谷  勝「失うもの」
 主人公をもっと偉そうに描くこと。
火森 孝実「数にご注目」
 秋月りす先生の漫画と同じで、題名が落ちになっている。
小林  剛「テロと宇宙人」
 平成14年5月、ちょうどこの時期にサッカー国際大会が開催されていて……。作者のせっかくの苦心を、選者である阿刀田先生は、まるで語ってくれていない。
大原 久通「正しい認識」
 「棺桶」には限らないけど、導かれた「結果」は「桶」という概念に含まれる。慣用句とはそういうもの。

107まる:2003/12/25(木) 18:04
《平成14年6月号(山本一力先生が表紙の号)》
石井   廃止      「樹海」            (平成10年・3回目・ 40ポイント)
小坂  久美子      「年頃」            (初入選おめでとう・ 10ポイント)
森江   賢二(湯川聖司)「未熟者」           (平成8年・11回目・ 150ポイント)
相田   ゆず      「人生列車」          (初入選おめでとう・ 10ポイント)
山成  嘉津江      「喜怒哀楽!? 年賀状」     (初入選おめでとう・ 10ポイント)
天野   涼文      「生まれついた運命(さだめ)」 (平成11年・3回目・ 40ポイント)
やまかがし恐竜      「私は、夢見る、シャンソン人形」(初入選おめでとう・ 10ポイント)
黒     冬      「宇宙からの返事」       (初入選おめでとう・ 10ポイント)
筒井  麻祐子      「写真」            (初入選おめでとう・ 10ポイント)
眉村   哲也      「パブリック用の名刺」     (初入選おめでとう・ 10ポイント)

《平成14年6月号(山本一力先生が表紙の号)》
石井   廃止      「樹海」
 警官は、男にしがみつきながら助けた方が面白い。
小坂  久美子      「年頃」
 昔のスカートは長かった。
森江   賢二(湯川聖司)「未熟者」
 作者は、「鮎川哲也ファミリー」でもある。
相田   ゆず      「人生列車」
 「パス」など、片仮名言葉はできるだけ使わない方がいい。
山成  嘉津江      「喜怒哀楽!? 年賀状」
 選者が星新一先生ならば、落とされていたと思う。
天野   涼文      「生まれついた運命(さだめ)」
 急に、「真由美」という名前が出てむくるのは、なぜか。
やまかがし恐竜      「私は、夢見る、シャンソン人形」
 作者は、雑誌の発売月に、うまく合わせて応募している。
黒     冬      「宇宙からの返事」
 最後から4行目は不用。
筒井  麻祐子      「写真」
 落語にあるネタを、うまく自分の作品にしている。
眉村   哲也      「パブリック用の名刺」
 エンマ様を、もっと偉そうに喋らせた方が面白い。

108まる:2003/12/25(木) 18:07
《平成14年7月号(大沢在昌先生が表紙の号)》
丸川 雄一「繭」               (初入選おめでとう・ 10ポイント)
F 十 五「シャッターを押さないポートレート」(平成7年・12回目・ 220ポイント)
野田 充男「イタリア人」           (初入選おめでとう・ 10ポイント)
菅野 雅貴「HERO(ヒーロー)」      (平成8年・2回目・ 30ポイント)
坂倉  剛「インスピレーション」       (昭和62年・4回目・ 50ポイント)
山本ひろし「印象の薄い男」          (平成13年・2回目・ 20ポイント)
山本 訓子「間の悪い人」           (初入選おめでとう・ 10ポイント)
樹  良介「どっから来たの?」        (初入選おめでとう・ 10ポイント)
夜畑 秀樹「同一障害」            (初入選おめでとう・ 10ポイント)

《平成14年7月号(大沢在昌先生が表紙の号)》
丸川 雄一「繭」
 最後から22行目は、改行した方が良い。
F 十 五「シャッターを押さないポートレート」
 「やって来い」と3行続ける所、1カ所だけ「!」を使う所が、効果的である。
野田 充男「イタリア人」
 最後から4行目は、只の「店員」で良い。
菅野 雅貴「HERO(ヒーロー)」
 豊田有恒先生の作品で、読んだような気がする。
坂倉  剛「インスピレーション」
 阿刀田先生の好みそうな話である。
山本ひろし「印象の薄い男」
 作者名の印象も薄い。
山本 訓子「間の悪い人」
 題名は「間の悪い女」の方が良い。
樹  良介「どっから来たの?」
 米冗句にあって、聞いたことがある。
夜畑 秀樹「同一障害」
 湯川聖司(森江賢二)さんの『多重人格』に似ていると思うが、うまく時事ネタとしている。

109まる:2003/12/25(木) 18:08
《平成14年8月号(阿川佐和子先生が表紙の号)》
久道 進「回り回って」  (初入選おめでとう・ 10ポイント)
須月研児「老人問題」   (平成9年・16回目・ 240ポイント)
火森孝実「仕事が終わって」(平成13年・3回目・ 30ポイント)
黒  冬「食事風景」   (平成14年・2回目・ 20ポイント)
伊藤雪魚「こだわり」   (平成11年・4回目・ 70ポイント)
松尾聡子「背中」     (初入選おめでとう・ 10ポイント)
三川 祐「道なし」    (初入選おめでとう・ 10ポイント)
家田満理「彼女の憂鬱」  (平成11年・5回目・ 60ポイント)

110まる:2003/12/25(木) 18:08
《平成14年9月号(高村薫先生が表紙の号)》
ミノリ・ミノル「解決金」      (初入選おめでとう・10ポイント)
伊藤   雪魚「無期限マル秘」   (平成11年・5回目・80ポイント)
阿魁  竜太郎「望みなし」     (平成8年・2回目・30ポイント)
比女  ひつじ「プルルン」     (初入選おめでとう・10ポイント)
稲毛   裕美「信じてくれますか?」(初入選おめでとう・10ポイント)
関田   達也「深刻な問題」    (初入選おめでとう・10ポイント)
家田   満理「転居通知」     (平成11年・6回目・70ポイント)
中務  こがね「お仲間……」    (初入選おめでとう・10ポイント)

《平成14年9月号(高村薫先生が表紙の号)》
ミノリ・ミノル「解決金」
 終わりから5行目になって初めて出る、大きな動きが効いている。
伊藤   雪魚「無期限マル秘」
 終わりから3行目に、老博士の一言が欲しい。
阿魁  竜太郎「望みなし」
 (略)
比女  ひつじ「プルルン」
 文体が変だけれども、読み返すたび内容に合っているように思えてくる。
稲毛   裕美「信じてくれますか?」
 作文以外の部分は、漢字の多い文で構わない。
関田   達也「深刻な問題」
 (略)
家田   満理「転居通知」
 (略)
中務  こがね「お仲間……」
 (略)

111まる:2003/12/25(木) 18:09
《平成14年10月号(服部真澄先生が表紙の号)》
小野木康男「子供の勘」       (初入選おめでとう・10ポイント)
家田 満理「煙が目に沁みる」    (平成11年・7回目・80ポイント)
田中 悦朗「携帯電話から愛を込めて」(初入選おめでとう・10ポイント)
清森 和志「書き出し」       (初入選おめでとう・10ポイント)
遠藤たきこ「リストラ」       (平成14年・2回目・20ポイント)
松尾 聡子「嘆き」         (平成14年・2回目・20ポイント)
久野あやか「副作用」        (初入選おめでとう・10ポイント)

《平成14年10月号(服部真澄先生が表紙の号)》
小野木康男「子供の勘」
 (略)
家田 満理「煙が目に沁みる」
 看護婦ではなく女医にした方がいい。そして、女医でなければならない。
田中 悦朗「携帯電話から愛を込めて」
 (略)
清森 和志「書き出し」
 (略)
遠藤たきこ「リストラ」
 (略)
松尾 聡子「嘆き」
 (略)
久野あやか「副作用」
 (略)

112まる:2003/12/25(木) 18:09
《平成14年11月号(藤田宣永先生が表紙の号)》
貝原  仁「曖昧な記憶」  (平成14年・2回目・20ポイント)
三枝  蝋「帰れない理由」 (平成11年・3回目・40ポイント)
嘉瀬 陽介「ふたつの顔」  (平成11年・4回目・50ポイント)
家田 満理「物忘れ」    (平成11年・8回目・90ポイント)
銀  雪人「長い梯子」   (初入選おめでとう・10ポイント)
相田 ゆず「はんたい」   (平成14年・2回目・20ポイント)
幸田 文鳥「秘密兵器」   (初入選おめでとう・10ポイント)
小林麻里絵「ひとりじゃ何も」(初入選おめでとう・10ポイント)

113まる:2003/12/25(木) 18:10
《平成14年12月号(岩井志麻子先生が表紙の号)》
菅野 雅貴「タイムトラベルの不可能性について」(平成8年・3回目・40ポイント)
樹  良介「三つの願い」           (平成14年・2回目・20ポイント)
楠  悠一「視線」              (初入選おめでとう・10ポイント)
鶴身 浩記「異星の生物」           (初入選おめでとう・10ポイント)
柴野 睦人「男か女か」            (平成10年・4回目・60ポイント)
小松 広和「プリンセス願望」         (初入選おめでとう・10ポイント)
かわの由貴「秋の風景」            (初入選おめでとう・10ポイント)

《平成14年12月号(岩井志麻子先生が表紙の号)》
菅野 雅貴「タイムトラベルの不可能性について」
 (略)
樹  良介「三つの願い」
 いわゆる、「反則」なんだけど。
楠  悠一「視線」
 「ショートショートの広場」に、官能小説を持ち込んだところが画期的だったと思います。星新一先生が選者だったら、どうなったでしょうか。
鶴身 浩記「異星の生物」
 (略)
柴野 睦人「男か女か」
 (略)
小松 広和「プリンセス願望」
 現実にも、芥川賞作家や、「ショートショートの広場」出身作家の中に、そういう人がいる以上、あの結末は「不謹慎」だと思う。
かわの由貴「秋の風景」
 (略)

114まる:2003/12/25(木) 18:12
《平成15年1月号(林真理子先生が表紙の号)》
富永 一彦「取引」       (平成3年・10回目・ 140ポイント)
家田 満理「瓜二つ」      (平成11年・9回目・ 100ポイント)
松山 隆治「理想の恋人」    (初入選おめでとう・ 10ポイント)
山本ひろし「ウイルス」     (平成13年・3回目・ 30ポイント)
大山 正徳「愛から冷めなければ」(初入選おめでとう・ 10ポイント)
樹  良介「予選通過者」    (平成14年・3回目・ 30ポイント)
浅沢  英「高齢化社会」    (初入選おめでとう・ 10ポイント)
下山 義孝「牛タンシチュウ」  (初入選おめでとう・ 10ポイント)

《平成15年1月号(林真理子先生が表紙の号)》
富永 一彦「取引」
 「一生続ける」ということは、電話先の人物も続けているということか。
家田 満理「瓜二つ」
 「テレビを見た」ではなく、「日本全国のテレビを見た」の方がいい。
松山 隆治「理想の恋人」
 「数人の男性が成人雑誌を真面目な顔で眺めていた」ではなく、「成人雑誌を眺めている数人の男性の後ろ姿が見えた」の方がいい。それにしても、登場する殿方の、デート前の心理が良く理解できない。
山本ひろし「ウイルス」
 ワープロ時代ならではの作品である。
大山 正徳「愛から冷めなければ」
 見開き2ページにわたって本文だけが続いているが、このコーナーに限っては読みづらい。掲載作の順番を変えるなど工夫をしてほしい。
樹  良介「予選通過者」
 この作者は『楽屋おちショートショート』の名手である。隠れたファンが多いのではないのかな。
浅沢  英「高齢化社会」
 パロディ短文が2編登場するけれども、作者の主目的はその紹介にあって、ショートショートそのものは「額縁」の役目をしている。これは、『額縁ショートショート』というジャンルで、手法は流用可である。
下山 義孝「牛タンシチュウ」
 お話は、きっとお父さんから聞いたのだろうね。

115まる:2003/12/25(木) 18:13
《平成15年2月号(石田衣良先生が表紙の号)》
銀  雪人「ただいま食事中」(平成14年・2回目・ 20ポイント)
家田 満理「眠れない夜」  (平成11年・10回目・ 110ポイント)
友   朗「内定」     (初入選おめでとう・ 10ポイント)
かわの由貴「愛を売る店」  (平成14年・2回目・ 20ポイント)
三木 四郎「願い事」    (初入選おめでとう・ 10ポイント)
小野 泰正「他人の記憶」  (初入選おめでとう・ 10ポイント)
黒田 圭忠「クラッシュ」  (初入選おめでとう・ 10ポイント)

《平成15年2月号(石田衣良先生が表紙の号)》
銀  雪人「ただいま食事中」
 航空会社のテレビCMから材料を拾ったな。
家田 満理「眠れない夜」
 「それは私にとって」ではなく、「それが私にとって」の方がいい。
友   朗「内定」
 「訪問したおぼえはなかった」は、もっと前に。
かわの由貴「愛を売る店」
 アイデアの流用可。すぐに漢和辞典を開こう。
三木 四郎「願い事」
 結末は、もう一行欲しいところ。
小野 泰正「他人の記憶」
 前半は面白い。
黒田 圭忠「クラッシュ」
 最後の数行は不要。主人公は助かって、読者は笑って終わりの方がいい。

116まる:2003/12/25(木) 18:14
《平成15年3月号(小池真理子先生が表紙の号)》
田川 あい「いちばん、嬉しい」(初入選おめでとう・10ポイント)
松田 文鳥「特技」      (初入選おめでとう・10ポイント)
貝原  仁「資質」      (平成14年・3回目・30ポイント)
田富りんね「取りあえず恩返し」(初入選おめでとう・10ポイント)
吉田 利之「美味しい牛タン」 (平成13年・2回目・20ポイント)
三枝  蝋「わが家の伝統」  (平成11年・4回目・50ポイント)
坂部つねお「フロムゴロー」  (初入選おめでとう・10ポイント)

《平成15年3月号(小池真理子先生が表紙の号)》
田川 あい「いちばん、嬉しい」
 結末を淡々と書いているところがいい。
松田 文鳥「特技」
 一行目と二行目の間に、何か数行入れると良い。
貝原  仁「資質」
 「俺」を双子にしておくとか、工夫が欲しい。
田富りんね「取りあえず恩返し」
 独特のユーモアがいい。
吉田 利之「美味しい牛タン」
 蘊蓄の部分が勉強になった。この作品は違うけれども、蘊蓄が主目的の『蘊蓄ショートショート』というジャンルがあってもいいと思う。
三枝  蝋「わが家の伝統」
 「……」がうまい。
坂部つねお「フロムゴロー」
 どんな図案の葉書だったんだろう。

117まる:2003/12/25(木) 18:14
《平成15年4月号(倉田真由美先生、中村うさぎ先生が表紙の号)》
吉田 訓子「証明」        (平成13年・4回目・40ポイント)
七瀬ざくろ「惚れ薬」       (平成11年・2回目・30ポイント)
鶴身 浩記「僕の地球に手を出すな」(平成14年・2回目・20ポイント)
清水  晋「チャット」      (平成13年・2回目・20ポイント)
坂 りんご「アリとキリギリス」  (初入選おめでとう・10ポイント)
久野あやか「大丈夫」       (平成14年・2回目・20ポイント)
山根 正通「悪人抹殺機」     (初入選おめでとう・10ポイント)

《平成15年4月号(倉田真由美先生、中村うさぎ先生が表紙の号)》
吉田 訓子「証明」
 阿刀田先生と同じ。
七瀬ざくろ「惚れ薬」
 「あんた」ではなく、「あの人」の方がいい。
鶴身 浩記「僕の地球に手を出すな」
 自分のことなのだから、「神様」ではなく「神」の方がいい。
清水  晋「チャット」
 阿刀田先生と同じ。
坂 りんご「アリとキリギリス」
 阿刀田先生と同じ。
久野あやか「大丈夫」
 阿刀田先生と同じ。この月の特色か。
山根 正通「悪人抹殺機」
 機械の試験は、どうしたのか。

118まる:2003/12/25(木) 18:15
《平成15年5月号(幸田真音先生が表紙の号)》
湯川 聖司(森江賢二)「睨む女」              (平成8年・11回目・ 160ポイント)
相馬  純(相馬雨彦)「記憶屋」              (初入選おめでとう・ 10ポイント)
七瀬ざくろ      「影が薄い人」            (平成11年・3回目・ 40ポイント)
田林まゆみ      「『しょうがない』と『なんとかなる』」(初入選おめでとう・ 10ポイント)
家田 満理      「流行っている店」          (平成11年・11回目・ 130ポイント)
藤巻 久継      「広告商売」             (初入選おめでとう・ 10ポイント)
加藤 博文      「紙」                (初入選おめでとう・ 10ポイント)

《平成15年5月号(幸田真音先生が表紙の号)》
湯川 聖司(森江賢二)「睨む女」
 結末前の「溜め」がうまい。
相馬  純(相馬雨彦)「記憶屋」
 「百万円」は金額が大きすぎる。「十万円」の方がいい。
七瀬ざくろ      「影が薄い人」
 最後の独白部分がうまい。
田林まゆみ      「『しょうがない』と『なんとかなる』」
 証拠が残ったらまずいのだから、最後は薬でない方がいい。
家田 満理      「流行っている店」
 店名の読み方は、主人公に読ませた方がいい。
藤巻 久継      「広告商売」
 「ホームページアドレス」なんか、「ショートショートの広場」の初期には考えられなかった。
加藤 博文      「紙」
 こういう作品は好きだな。

119まる:2003/12/25(木) 18:15
《平成15年6月号(角田光代先生が表紙の号)》
柚木崎寿人「お姉さん」       (平成8年・2回目・ 30ポイント)
三枝  蝋「最後の光景」      (平成11年・5回目・ 60ポイント)
五十嵐 純「究極のショートショート」(初入選おめでとう・ 10ポイント)
五十嵐 純「花粉症」        (平成15年・2回目・ 20ポイント)
勢川 びき「お天気ロボット」    (平成4年・11回目・ 200ポイント)
北見  誠「邪魔者」        (初入選おめでとう・ 10ポイント)
三木 四郎「フリーズ」       (平成15年・2回目・ 20ポイント)

《平成15年7月号(有吉玉青先生が表紙の号)》
田中悦朗     「悪戯心」 (平成14年・2回目・ 20ポイント)
鹿島真治     「忘却」  (初入選おめでとう・ 10ポイント)
須月研児     「紹介」  (平成9年・17回目・ 270ポイント)
新田康裕     「あぶない」(初入選おめでとう・ 10ポイント)
松原直美     「キノコ」 (初入選おめでとう・ 10ポイント)
相馬雨彦(相馬純)「地球模型」(平成15年・2回目・ 20ポイント)

120まる:2003/12/25(木) 18:16
《平成15年8月号(前川麻子先生が表紙の号)》
きりぎりす「殺人者」       (初入選おめでとう・10ポイント)
東山 白海「別れ話」       (初入選おめでとう・10ポイント)
伊藤 雪魚「もしも……」     (平成11年・6回目・90ポイント)
鈴木雄一郎「女乞食」       (初入選おめでとう・10ポイント)
安倍 裕子「おたくもヒキコモリ?」(初入選おめでとう・10ポイント)
重任 雅彦「親友」        (初入選おめでとう・10ポイント)
こころ耕作「白刃」        (平成11年・2回目・30ポイント)

《平成15年8月号(前川麻子先生が表紙の号)》
きりぎりす「殺人者」
 最後の一行は不要。どんでん返しは、さっと切り落とすようにするのが美学。
東山 白海「別れ話」
 中程の部分は不要のように思えた。
伊藤 雪魚「もしも……」
 最後の数行は不要。
鈴木雄一郎「女乞食」
 最初の部分と最後の部分に、改行があればいいのに。
安倍 裕子「おたくもヒキコモリ?」
 最後の部分、会話の文字数がだんだんと少なくなって行くところが面白い。
重任 雅彦「親友」
 ここには書かないけれども、やる方法は存在するし、実際、やった人もいる。だからといって、この作品を否定するわけではない。
こころ耕作「白刃」
 最後の部分に改行を。

121まる:2003/12/25(木) 18:16
《平成15年9月号(室井佑月先生が表紙の号)》
當麻  春也「殺人依頼」  (初入選おめでとう・ 10ポイント)
樹   良介「赤か青か」  (平成14年・4回目・ 40ポイント)
木邨  裕志「売上」    (昭和63年・10回目・ 170ポイント)
東雲  鷹文「優しい坊や」 (初入選おめでとう・ 10ポイント)
水谷 佐和子「お下がり」  (初入選おめでとう・ 10ポイント)
MASATO「テレビ路線図」(初入選おめでとう・ 10ポイント)

《平成15年9月号(室井佑月先生が表紙の号)》
當麻  春也「殺人依頼」
 一行アキの後ろの、スローモーション・ビデオを眺めるような場面が面白い。
樹   良介「赤か青か」
 ははは。
木邨  裕志「売上」
 馬鹿馬鹿しい話なのだから、押さえるべきところは押さえながら、明るい雰囲気にまとめれば良かったのに。
東雲  鷹文「優しい坊や」
 小道具の電卓がうまい。
水谷 佐和子「お下がり」
 「ショートショートの広場」の初期は、この種の話は立派なSFだった。
MASATO「テレビ路線図」
 絵入りの作品は、星新一先生時代に1編だけある。

122まる:2003/12/25(木) 18:17
《平成15年10月号(村上由佳先生が表紙の号)》
有吉裕樹「記憶喪失」      (初入選おめでとう・10ポイント)
広瀬 力「ファイヤー・タイガー」(初入選おめでとう・10ポイント)
野田充男「三字熟語」      (初入選おめでとう・10ポイント)
酒井泰行「つぐない」      (初入選おめでとう・10ポイント)
相門 亨「警告」        (初入選おめでとう・10ポイント)

《平成15年11月号(篠田節子先生が表紙の号)》
落合 桂子      「面接」   (初入選おめでとう・ 10ポイント)
柚木崎寿久      「首太郎」  (平成8年・3回目・ 40ポイント)
佐藤 健司      「真理」   (初入選おめでとう・ 10ポイント)
一色 俊哉      「他人の日記」(初入選おめでとう・ 10ポイント)
森江 賢二(湯川聖司)「助手席の女」(平成8年・12回目・ 170ポイント)
朝地 健児      「終電の幽霊」(初入選おめでとう・ 10ポイント)
七瀬ざくろ      「ね、信じて」(平成11年・4回目・ 50ポイント)

123まる:2003/12/25(木) 18:17
《平成15年12月号(先生が表紙の号)》
鮎沢千加子「キオク」
 三人称で書いた方がいいと思う。
渋谷 良一「手術」
 機械的な小道具にしない方が良かった。
ぼへみ 庵「入国初日」
 「生前環境の延長」という押さえが効いている。
厚谷  勝「初登板」
 審判の「ストライク」の声を入れて、結末に向けて一呼吸あった方が良い。
佐藤 健司「タクシー」
 妻はなぜ、この日、初めての贅沢をしたのか。
一二三太郎「励ましの手紙」
 案外、仲の良い親子なのかもしれないね。
七瀬ざくろ「ふたりの予知能力者」
 現場のピストルはどう扱われるのか。
家田 満里「亀の恩返し」
 「叔父さんの家に遊びに来た」という押さえが効いている。

124まる:2003/12/25(木) 18:23
「ショートショートの広場」掲載ポイント集計

◎ “ショートショート・コンテスト”への入選・・・・・・・・・・・・・10点
◎ 「ショートショートの広場」などへの再録・・・・・・・・・・・・・・10点
◎ 「小説現代」「奇想天外」「ショートショートランド」「IN★POCKET」
  「メフィスト」「ホシ計画」など、“受賞作家特集”への参加・・・・・10点

「ショートショートの広場」掲載ポイント集計(暫定版)

1 渋谷 良一      (昭和62年・31回目・ 520ポイント)
2 須月 研児      (平成9年・17回目・ 270ポイント)
3 島崎 一裕      (昭和60年・17回目・ 230ポイント)
4 F 十 五      (平成7年・12回目・ 220ポイント)
5 勢川 びき      (平成4年・11回目・ 200ポイント)
6 木邨 裕志      (昭和63年・10回目・ 170ポイント)
7 湯川 聖司(森江賢二)(平成8年・12回目・ 170ポイント)
8 富永 一彦      (平成3年・10回目・ 140ポイント)
9 家田 満里      (平成11年・12回目・ 140ポイント)
10 伊藤 雪魚      (平成11年・6回目・ 90ポイント)

 平成14年1月号から平成15年12月号に入選があった作家さんのみで集計して
ます。
(このうち“受賞作家特集”への参加経験があるのは、島崎一裕さんのみ)

125まる:2003/12/25(木) 18:25
 いよいよ年を越しますと、「ショートショートの広場15」の刊行となります。
 9カ月ごとに区切って1冊としている様子ですので、今度は、宮本さんの作品が3
編とも収録されます。
 それを記念して、
「誰が一番書いているのか」
 を調べてみたのですけど、ルールは、例によって次のようにしてみました。

 ☆ 入選(平成15年12月号まで)・・・・・・・・10点
 ☆ ショートショートの広場(「15」まで)収録・10点
 ☆ 奇想天外など、受賞作家特集への参加・・・・10点

 結果、宮本さんは60点となり、津井つい(吉田要)さん、今邑彩(今井恵子)さん、
弾射音(藤浜寺月光)さん、嘉瀬陽介さんらといった「有名人」と肩を並べ、
「上位78位」
 という成績になりました。
 コンテストの入選者は延べにして 2,000名ぐらいになりますが、重なる入選者を外
すと 1,700名ぐらいと思われ、その中での成績となります。
 この成績がいかに優れたものであるかが分かります。
 もっとも、津井さんはじめ有名人の作家さんは、「ショートショートの広場」以外
の作品も多いので、数字が必ずしも実力というわけではありません。

126まる:2003/12/25(木) 18:25
 ところで、「小説現代」については、このように結果が出ているのですが、宮本さ
んと工藤さんの方で、「コバルト(小説ジュニア)」の、第1回発表以来の集計をし
てみませんか。
 とりあえずは手元にある資料と、以前に嘉瀬さんが紹介していたホームページの一
覧を使えばいいようです。
> 225 :嘉瀬陽介 :02/10/17 21:36
> 他人の作品の解説はやめておきます。222の件ですが、たまたまHPを見つけました
> ので、下記にアドレスを掲載しておきます。
> http://homepage2.nifty.com/te2/j/j06.htm
「SFマカジン」や「ネオ・ヌル」の場合は、既に強力なマニアがいますので、競争
相手いず、けれども伝統と実績が馬鹿にならない「コバルト」が狙い目だと思います。
 せっかくの労力ですから、お金に替えるため、集計結果と導かれる結論を新人文学
賞の評論部門に応募することもできますが、その場合には改めて、図書館などの資料
に当たらなければなりません。
 もちろん、毎月のショートショート・コンテスト入選作品の短評も、応募する評論
原稿に加えても構いません。
 ほかにも、宮本さんと工藤さんのために、掲示板に書くための材料を提供します。
 調べると、きっと得することなのですが、各文庫から出ている「O・ヘンリ短編集」
を全部揃えると、いったい何編になるのかということです。
 新潮文庫、岩波文庫、角川文庫、河出文庫から出ていることは知っていますが、果
たして講談社文庫からは出ているのかどうか。
 重なる作品も多いですから、訳者にこだわらなければ、揃えなくても構わない巻も
出てくる筈なんですよね。
 河出文庫はほかの文庫との差別化を図って、未訳を揃え、重なる作品は2編に留め
ているそうです。
 調査の体験は、誰か主人公を設定してまとめればショートショートになりますし、
調べた結果については、評論になります。

127まる:2003/12/25(木) 18:26
 阿刀田高先生の随筆によると、先生の短編小説のうち、一番「稼ぎ」がいいのは、
作品集「ナポレオン狂」(講談社文庫)に収められている「来訪者」だそうで、約
『 510万円』稼ぎ出しているそうです。
 それは、その随筆が発表された当時の数字ですから、今なら、もっと稼ぎ出してい
る筈です。
 その30枚の小説は、「別冊小説新潮」に1枚 4,000円の原稿料で書いたのだそうで、
まず、『12万円』を稼ぎ出したことになります。
 その作品は、後に日本推理作家協会賞を受賞し、賞金が『20万円』。受賞作として
「問題小説」誌に転載され、転載料が『30万円』。
 短編小説「来訪者」は、ほかの12編の短編小説と合わせて定価 1,000円の作品集
「ナポレオン狂」(講談社)にまとめられ、11万部が売れ、1億1,000万円の売り上げ。
 著者の取り分はそのうち1割で 1,100万円となり、短編小説「来訪者」は13編のう
ちの1編ですので、約『85万円』。
 作品集「ナポレオン狂」は直木賞を受賞し、賞金が50万円で、ここでもまた13編の
うちの1編ですので、約『 4万円』。
 短編小説「来訪者」はテレビドラマにもなり、原作料が『70万円』。
 作品集「ナポレオン狂」は定価 450円の文庫本にも収められ、45万部が売れ、著者
の取り分が 2,025万円。これも13編で割って約『 156万円』。
 新しくまたテレビドラマにしたいということで、原作料が『80万円』。
 英語、韓国語、中国語に翻訳されたり、何かの傑作選に収められたりして、転載料
などが約『50万円』。
 これで合計、幾らになるのかな。

128まる:2003/12/25(木) 18:26
「ショートショートの広場」に自分の作品が掲載された人は、はるかに規模が小さい
とはいえ、単行本に収められ、文庫本に収められ、愛蔵版に収められ、傑作選にも収
められ、CD−ROMに収められ、テレビドラマになり、ラジオドラマになり、ドラ
マはビデオになり、漫画にもなり、外国語にも翻訳され、似たような経験をしている
筈です。
 初期の「ショートショートの広場」は、NHK第1放送で(プロ野球が雨で流れた
時に)放送されたのですよ。
(SF板の「ラジオSFコーナー」スレッドによる)
 宮本さんの作品は、来年春、「ショートショートの広場15」に収められ、同時に転
載料も届くはずです。これからが楽しみです。

129まる:2003/12/25(木) 18:29
 昭和59年に「署内麻雀」で入選した東啄磨(ライボス)さんが、嘉瀬さんのショー
トショート「反省文」についての感想文を、「ショートショート討論会」に書いてい
る(いわば、「夢の共演」です)のを見つけましたので紹介します。

> コンテスト今昔
> 投稿者:RIBOS 02/06/02 Sun 10:23:07
>
> ちょっと新旧比較をしてみます。新=阿刀田氏、旧=星氏です。
>
> *入選作品について
> 笑い話やコントに近い作品が増えました。逆に、ストーリー性のあるものは少なくなりました。
> 楽屋オチが多いのも最近の傾向です。
>
> (新の例)
> 僕の作品が今まで選ばれなかったのは誤字・脱字が多かったからだ。これからは、次の点に気をつけるようにしよう。
> ①門司の返還ミスに中尉する。
> ②句読点の。うち間違いをなくす、
> ③送くり仮名の使かい方に気を配ばる。
> (旧の例)
> 「ついにやったぞ、感情を完璧にコントロールする薬ができたぞ!」
> 「博士おめでとうございます」
> 「よし、早速わしが飲んでみよう。ごくごく」
> 「……どうですか?」
> 「大成功じゃ! この嬉しくないことといったら」
>
>  記憶で書いているので、実際の作品とは異なっておりますが、同じユーモア作品でも、新の例はショートショートでは無いと思うのです。
>
> *予選通過作品の扱いについて
> 以前は、アドバイス、苦言等が(一部の通過作に)あったのですが、今は名前が載るだけです。
> 予選は編集部で行われているので、ごまんとある応募作を、まず編集部で20編ほどに絞り、その中から選者が入賞作を選ぶという方法自体は変わっていないと思われます。

130まる:2003/12/25(木) 18:31
 ショートショート復権の動きで、「週刊新潮」誌のグラビア・ページでショートシ
ョートの連載(隔週連載)が始まりましたが、第2回目は、直木賞作家の小池真理子
先生でした。
 目次の部分を見開きにしますと、左側が目次のページで、右側がショートショート
のページになりますので、すぐ分かると思います。

 文庫本で、ネオヌル・ショートショート・コンテスト出身作家、高井信先生のショ
ートショート集、「ショートショートで日本語をあそぼう」(筑摩文庫) が刊行さ
れたようです。

 そんな中、ショートショート作家でもある、都筑道夫先生の訃報もありました。
 私が初めて都筑先生の名に接したのは、星新一先生のショートショート集、「妄想
銀行」(新潮文庫)の解説ででした。
 その中で、都筑先生もショートショートを沢山お書きになっている旨が記されてい
ましたので、それがきっかけで、「悪魔はあくまで悪魔である」(角川文庫)をはじ
め、先生のショートショート集を順々に集めることになったのでした。
 私が選んだ、ショートショートのベスト作品は、「感情的対話」(角川文庫)に収
められている、「事件の核心」です。
 津井つい(吉田要)さん、嘉瀬陽介さん、宮本晃宏さんはじめ、「ショートショー
トの広場」の作家さんが、この作品を読むと、あるいは身につまされてしまうかもし
れません。
 まさしく、
「人生の閃光を垣間見せながら……」
 という、例の、ショートショートの定義通りの作品を多く書いた作家さんでした。
 ちなみに、星新一先生は、「参考人供述書」と「はだか川心中」を挙げていました。

131まる:2003/12/25(木) 18:31
 と、大ニュースで、「サンデー毎日」誌で、「ショートショートの広場」出身作家、
小川有里さんのショートショート、「定年チーパッパ」の連載が始まりました。
 第2回目は「インスタントラーメン事始め」の巻です。
 小川さんは、文庫にこそ収められていませんが、昭和55年に「美女マスク」が、昭
和57年に「眼(アイ)の記憶(メモリー)」が、昭和62年に「拾った鋏」が入選して
います。
 その後、介護関係のミニコミ誌で地道にショートショート作家を続け、今回のメジ
ャー誌進出へとなったようです、おめでとう。
「サンデー毎日」誌といえば、星新一先生が「ノックの音が」の連載(全14回)をさ
れた、由緒ある雑誌ですね。
「週刊現代」誌でも、「袋綴じショートショート」を企画してほしいです。

 毎度お馴染みの、「ショートショートの広場」出身作家の古処誠二さんですけど、
「ダ・ヴィンチ」誌にインタビュー記事があったほか、「小説現代」誌の1月号で、
特集記事が組まれていました。
「小説現代」誌で「ショートショートの広場」出身作家の特集記事が組まれたのは、
ほかに、鈴木輝一郎さんがいるだけです。

132宮本 </b><font color=#FF0000>(u5lM5bao)</font><b>:2003/12/26(金) 17:22
>>125(まるさん)

たぶん、僕の作品は収められない気がします。
引っ越して、一応は住所変更通知を出したんですが、いまだに何の連絡もないので…。
かなり、ショボーンです。

津井ついさんや嘉勢さんは、僕よりもっと入選してるようなイメージがあるんですが意外でした。

133工藤伸一 </b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2004/01/02(金) 03:38
まるさん、書き込みありがとうございます。

僕は結局、年末には応募できませんでした。
今年は何とか応募を続けて、入選を果たしたいものです。

>>132(宮本さん)
何作収録されるかにもよると思うんですが、どうなんでしょうね。
いずれにしても15巻は楽しみにしています。

134工藤伸一:2004/01/02(金) 20:24
まるさんへのレスは後でまたちゃんとしたいのですが、
とりあえず目に付いたところだけ、レスしてみます。

>>127
結局、阿刀田先生の「来訪者」は、
400字詰め1枚辺り15万円の儲けということですね。
15万円というと、日給7、500円のフリーター1ヶ月分の収入に当ります。

稼ぎのいい作品といえば、
空前のベストセラー「ハリーポッター」を
一枚あたりの儲けで換算すると、幾らになるんでしょうね?

135まる:2004/01/14(水) 17:52
 大晦日は格闘技王者決定戦も視ましたけど、はなわ&テツandトモによる
冗談音楽、「佐賀県 & なんでだろう」が聴きたくて、「NHK紅白歌合
戦」の方も視ました。
 その部分だけ音楽テープに録音して、過去にたまたま録音していた、ザ・ド
リフターズの「ドリフの北海小唄 ほか」と、ウルフルズ&Re:Japan
の「明日があるさ」を繋ぎ合わせたテープを編集して、聴いたりしています。
 一気に聴きますと、それはもう、幸せな気分になれます。
 これだけ集まると、早見けんたろう&茂森あゆみの「だんご3兄弟」や、歌
手名は忘れましたけど、「おさかな天国」なんかも録音しておかなかったのが
悔やまれます。
 余談ですけど、紅白の茂森あゆみさんは、幼時番組に出演している時とは随
分雰囲気が違っていて、眺めていてドキドキしてしまいました。
 あの時は、途中にアコーディオンの間奏があって、タンゴを踊ったりもした
んですよね。

136まる:2004/01/14(水) 17:53
 紅白で最初に歌われたこの手の歌は、中村メイコの「田舎のバス」だったと
思いますけど、意外に思うでしょうけど、紅白は、番組創成時から、冗談音楽
を組み入れることに、ずいぶん意欲的だったのです。
 人のことは言えませんが、世の中にはいろいろなマニアがいるもので、紅白
歌合戦マニアの人(飯間浩明さん)のホームページを見てみますと、こんな冗
談音楽が歌われていました−−

第1回(昭和26年正月)暁テル子「ミネソタの卵売り」
第2回(昭和27年正月)笠置シズ子「買物ブギ」
第3回(昭和28年正月)灰田勝彦「野球小僧の歌」
第4回(昭和28年大晦日)笠置シヅ子「東京ブギウギ」
            岸井明「洒落男」
第5回(昭和29年大晦日)宮城まり子「毒消しゃいらんかね」
第8回(昭和32年大晦日)灰田勝彦「野球小僧の歌」
第11回(昭和35年大晦日)朝丘雪路「ドンパン節」
第13回(昭和37年大晦日)植木等「ハイ・それまでヨ」
第14回(昭和38年大晦日)植木等「どうしてこんなにもてるんだろう・ホンダラ行進曲」
第15回(昭和39年大晦日)ボニー・ジャックス「幸せなら手をたたこう」
            植木等「だまって俺についてこい」
第16回(昭和40年大晦日)植木等「遺憾に存じます」
第17回(昭和41年大晦日)ハナ肇とクレージー・キャッツ「チョッと一言多すぎる」
第18回(昭和42年大晦日)ハナ肇とクレージー・キャッツ「花は花でも何の花」
第19回(昭和43年大晦日)デューク・エイセス「いい湯だな」
第20回(昭和44年大晦日)デューク・エイセス「筑波山麓合唱団」
第21回(昭和45年大晦日)ダーク・ダックス「ドンパン節」
            デューク・エイセス「ドライ・ボーンズ」
第22回(昭和46年大晦日)デューク・エイセス「いい湯だなメドレー」
第25回(昭和49年大晦日)殿様キングス「なみだの操」
第26回(昭和50年大晦日)ずうとるび「初恋の絵日記」
            殿様キングス「女の純情」
第27回(昭和51年大晦日)殿様キングス「恋は紅いバラ」
第28回(昭和52年大晦日)ピンクレディー「ウォンテッド」
第36回(昭和60年大晦日)シブがき隊「スシ食いねェ!」
第41回(平成2年大晦日)たま「さよなら人類」
            B・B・クィーンズ「おどるポンポコリン」
            植木等「スーダラ伝説」
第43回(平成4年大晦日)嘉門達夫「替え歌メドレー」

 −−最初期の歌は、アニメーション作品「ちびまる子ちゃん」の挿入歌とし
ても使われていました。

137まる:2004/01/14(水) 17:54
 デューク・エイセスの一連の歌は、小説に譬えるならば、筒井康隆先生の
「残像に口紅を」みたいな、かなり高度な技術を必要とする歌です。
 特に「ドライ・ボーンズ」は、音階がだんだんと上がったり下がったりする
歌なのですが、その発声が出来ないことにはギャグが成立しないのです。
 さらに、「いい湯だな」では、温泉場のエコーを発声で表現してしまうのだ
から凄いです。
(「いい湯だな」には、由紀さおり&安田祥子の「女湯バージョン」まであ
る)
 ほかに紅白に登場した冗談音楽の歌手といえば、河内家菊水丸、とんねる
ず、キャイーンといった名前が思い浮かびます。
 ところで、冗談音楽ではないのですが、第1回に、二葉あき子「星のためい
き」という歌が見られ、星先生の「狐のためいき」はここから来たのだなと推
察できました。

138まる:2004/01/14(水) 17:55
 工藤さんは、「大晦日プロレス」の、会場整理の仕事をしていたようですけ
ど、年末年始が仕事だったのは何も工藤さんだけではありません。
 お蕎麦屋さん、温泉旅館の番頭さん、観光協会職員、観光バス運転士・バス
ガイド、コンビニエンス・ストア店員、神社の神主・巫女さん、新聞記者・配
達員、鉄道・航空会社社員、テレビ・ラジオの放送技術者、郵便局員、落語家
・漫才師・手品師、旅行の添乗員、みんなそうなんです。
 あの、曙関だって、「仕事」をしていた一人に違いありません。
 直木賞作家のつかこうへい先生は、かつて、紅白歌合戦の歌手とともに踊
る、ネズミの縫いぐるみの仕事をされていたそうです。
 それにしても、注目されていた視聴率なのですけど、1局だけで、4分間の
「瞬間風速」とはいえ、あっさりと10%近くも上回ってしまったそうですね。
 もちろん相乗効果というものがあるわけで、プロレスを放映していた3局合
わせての快挙となるわけですけど、紅白打倒の是非はともかくとして、
「あの時は凄かったね」
 と、後世まで語り草となるに違いないテレビ番組群の一つに、裏方の一人と
して貢献出来た工藤さんは、誇りに思うべきだと思います。

139まる:2004/01/14(水) 17:56
(平成15年11月記)
 宮本さんの替え歌作詞作品、読みした。
 宮本さんって、何て馬鹿な人なんだろうと思いました。
 なつめろ選曲が渋かったです。嘉瀬陽介さん、大喜びといったところです。
 吉本喜劇人が大勢出て来る、喜劇人競争馬の歌がありましたけど、阿刀田先
生に習って採点しますと、「 9.0点」といったところです。
「 9.5点」でないのは、現在、宮本さん自身が、曲がりなりにも「文壇人競争
馬」の一頭であるわけで、それが反映されていません。
 ただ、そんな作り方をした作詞が、替え歌の本道であるかは分かりません。

 私も、昨年の「文学フリー・マーケット」には行きそびれました。
 実は、今年も忘れていたのですが、早川書房の「SFマガジン」の告知で知
りました。
 来年こそは、工藤さんの出展をお願いします。
 私は助手として、猫耳のアリスの役をやります。
 宮本さんも、何かの役をやるそうです。
 それから、知るのが遅くて、工藤さんが載ったという、双葉社の「週刊大
衆」を買いそびれてしまいました。

140まる:2004/01/14(水) 17:56
 9月に、阿刀田高先生の、文庫収録の全随筆読破という試みをしたのですけ
ど、11月になってからは、星新一先生の、全短編・掌編読破を試みています。
 星先生というと、
『第二次世界大戦の、独国の敗戦は書いても日本の敗戦は書かない』
 ような印象があるのですけど、探せば何編かあるようです。
 登場人物が軍歌の「戦友」を歌ったり、空に「日の丸」が翻ったりするの
も、星作品の中に存在すると妙な雰囲気です。
 極めつけが、日露戦争、日本軍、神風特攻、玉砕戦法、原爆投下、連合軍、
日本の敗戦、日本の民主化、朝鮮動乱といった単語が一気に登場する作品です。
 星先生の作品では核兵器を扱ったものが多いのですけど、この作品が一番怖
かったです。
 念のため書いておきますが、「明治の人物伝」などノンフィクションもので
はなく、普通のショートショート集に収められた作品です。
 題名はわざと伏せておきます。

141まる:2004/01/14(水) 17:57
(平成15年12月記)
 宮本晃宏さんも感想を述べていましたけど、平成15年5月号前後には名作、
傑作が集中していましたね。
 掲示板に匿名参加している入選作家さんは多いのですけど、昨年の年末年始
時期の熱気とともに編集部に届けられた作品が、ちょうどその時期の発表に当
たったようです。
 一連の作品が読めただけでも、掲示板を始めた価値がありました。
 宮本さんや相馬さんや五十嵐さんは、熱気とともにパワー・アップするタイ
プのようで、時期と重なるようにして入選や佳作という結果を残していました
が、掲示板が閑散とするのと同時に、自分たちまでもが同じ道を歩んでしまっ
たようです。
 あれは不思議な心理現象なのですけど、なぜなのでしょうね。
 何とか熱気の復活を望み、あの感動を、もう一度期待したいものです。

142まる:2004/01/14(水) 17:58
 今まで買い落としてしまっていた、佐野洋先生のショートショート集「見習
い天使」(17編収録・徳間文庫)を買って読みました。
 先生のショートショート集は、「思い通りの結末」(29編収録・光文社文
庫)、「四千文字ゴルフ倶楽部」(27編収録・文春文庫)をも合わせて3冊と
なり、これで全部だと思います。
「見習い天使」は、星新一先生の随筆集「きまぐれフレンドシップ」(新潮文
庫)でも紹介されていて、存在は知っていたのですが、まさかショートショー
ト集だとは思いませんでした。
「だから、星先生が紹介していたのか」
 と、今になって、逆に思い至ったぐらいです。
「きまぐれフレンドシップ」は要注意で、紹介されている本は総て当たってみ
るべきだと思いました。
「四千文字ゴルフ倶楽部」は、日本航空の機内誌「翼の王国」に連載されてい
たショートショートがまとまったものです。
 27編という数字は、「9番ホールを3回まわる」という意味のようです。

143まる:2004/01/14(水) 18:03
(飯間浩明さん宛て)
 初めまして。
 先日、平成15年大晦日の「NHK紅白歌合戦」を視て、「はなわ&テツandト
モ」の冗談音楽を楽しんだ者です。
「果たして、紅白ではどれだけの冗談音楽が歌われたのか」
 を調べるために、ここのページにたどり着きました。
 見てびっくりしました。大変、貴重な資料だと思います。調査、お疲れ様でし
た。
 何でもそうなのですけど、公の資料というのは案外とあてにならなくて、こうい
う調査は、どうしても、市井の人の力を頼りにせざる得ないんですよね。
 ところで、直木賞作家で、現・同銓衡委員、そして、かつては国立国会図書館職
員でもあった阿刀田高先生によりますと、こういった一覧表というものは、充分、
「論文」たりえるものなのだそうです。
 ちょうど、3月末日締め切りで、「新潮新人文学賞・評論部門」という募集があ
ります。
 一覧表とともに自身の考えなども添えて、応募してみてはいかがでしょうか。
 書店の小説雑誌のコーナーに行けば、「新潮」(「小説新潮」ではない)という
雑誌があって、その中に応募要綱があります。
 こういった立派な調査は、そうした場を通して、ぜひ、広く知らしめるべきだと
思います。
 銓衡の発表は秋頃になるのですが、もし受賞に至った場合は、時期的に、もしか
したら、
「NHK紅白歌合戦の審査委員に」
 という声もあるかもしれませんね。

144まる:2004/01/18(日) 13:22
 工藤さんの転居は昨年7月だと思っていたのですけど、早々と「転送切れ」にな
っているみたいです。
 あれは1年間は転送してくれるものだと思っていたのですけど。
 それから、宮本さんからの郵便は届いているのでしょうか。

145まる:2004/01/18(日) 13:27
 工藤さんは、古処誠二さんの芥川賞候補について、早々から「ない」という前提
で、方々の掲示板に書き散らしていた様子ですけど、その辺りの「根拠」は何だっ
たのでしょうか。
「ショートショートの広場」愛好者に多い「理科」の一人である私には、その判断
が分からないのですけど。

146まる:2004/01/18(日) 13:41
辻原 登
http://www.mmjp.or.jp/machi/51-text/tujihara.htm

147まる:2004/01/18(日) 13:44
かくれた名作33 2004/1/13
http://www5b.biglobe.ne.jp/~pocapoca/sub142.htm

148 まる:2004/02/01(日) 12:35
全国のいいトシこいたハウサーのみなさん。
19年ぶりの再会をしましょう!
ビックリハウスアゲイン
http://www.ne.jp/asahi/gomasio/rf-2/bh.html

149まる:2004/02/01(日) 12:55
第5回エンピツ賞発表
http://www.ne.jp/asahi/gomasio/rf-2/kongetsu/index.html
第14回エンピツ賞発表
http://www.ne.jp/asahi/gomasio/rf-2/kongetsu/index.html
第17回エンピツ賞発表
http://www.ne.jp/asahi/gomasio/rf-2/kongetsu/index.html

150まる:2004/02/09(月) 17:43
(平成15年12月記)
 宮本さんも相馬さんも大阪の人なのですけど、東京の人が大阪に来て驚くこ
との一つは、大阪の人は、炒飯をおかずに白ご飯を食べるということです。
 ほかにも、JR大阪駅構内営業の食堂に、丼ご飯を食べさせる店があります
けど、妙に安いなと思いながら鰻丼を注文すると、白いご飯の上に、3センチ
四方ぐらいに切られた鰻が一切れあるだけだったりします。

151まる:2004/02/09(月) 17:45
「宮本さん」と言えば、神社の御神籤の市場占有率のほとんどは、山口県の、
ある印刷会社が占めているのだそうで、あの独特の文案は、その会社の宮本さ
んという社員の方が書いているのだそうです。
 どこでも似たような文章なので、神社間で申し合わせ、決まり事でもあるの
だろうと想像していたのですが、似ているわけで、同じ人が書いていたのです
ね。
 神社の御守りの場合も、京都府のある会社が、市場占有率のほとんどを占め
ているのだそうです。

152まる:2004/02/09(月) 17:49
(平成15年6月記)
 オンラインの書き込みは文が荒れますので、出来るだけ避けることにしてい
ます。
 私生活で大変なことがあった様子ですね。
 普通でしたら、
「何も力になれませんが、頑張って下さい」
 と言うところなのでしょうけど、これは、
「お前とは係わりたくない」
 と同義語です。
 そのようなわけで、お金は貸せませんが知恵は貸せますので、こちらでも対
策を考えてみます。

153まる:2004/02/09(月) 17:50
 借金のカタに取られてしまった蔵書なのですけど、ショートショート集につ
いては、本来ならば、「ショートショートの広場」出身作家の宮本晃宏さんに
でも買って貰えば良かったのでしょうけど、時間的にも、その余裕がなかった
のでしょうね。
 とりあえず、古書店には「質草」のようなかたちで保管されているのでしょ
うから、宮本さんに連絡を取って、今からでも遅くないですから、買って貰っ
た方がいいと思います。
 宮本さんは、「2ちゃんねる」上で工藤さんの生活について心配していたぐ
らいですから、請け合ってくれると思いますよ。
 買って貰った本はあくまでも宮本さんの物となりますが、工藤さんに生活の
余裕が出来た時に、充分な謝礼をした上で、一部を返して貰うことも出来ま
す。

154まる:2004/02/09(月) 17:50
 宮本さんは、のんびりと文学学校に通っているぐらいの身分ですので、金銭
的な余裕はあるのだと思います。
 ただ、宮本さんは、漫画喫茶のインターネット端末からの書き込みのようで
すので、e−mailが使えません。
 工藤さんの転居前の住所に、郵便を送って貰うようにしてみて下さい。
 こんな状態になっては仕方ありませんので、手元に残っている本について
は、本当に必要な物を残してBOOK・OFFにでも売って、少しでも生活の
足しにするべきでしょうね。

155まる:2004/02/09(月) 17:51
 で、ここで、工藤さん自身のインターネット環境なのですけど、おそらく、
パソコンそのものも借金のカタに持って行かれてしまって、今はないのだと思
います。
 だから、きっと、工藤さんは、漫画喫茶のインターネット端末を利用しての
書き込みをしているのでしょうけど、利用料金が馬鹿になりませんので、やめ
た方がいいです。
 もちろん、飲み物が自由で、コーラのがぶ飲みを夕食代わりにしているので
したら、話は別です。
 その代わり、公民館やNTTのショー・ルーム、ビジネス・ホテルのロビー
などに無料端末がありますので、そちらを利用して下さい。

156まる:2004/02/09(月) 17:51
 工藤さんは、食べ物にも困っているのでしょうけど、かつては、阿刀田高先
生も工藤さんと似たような生活をされていた時代があって、スーパーの試食コ
ーナーで夕食を済ませたと、随筆にお書きになっていました。
 物は考えようで、
『尊敬する阿刀田先生の生活を追体験している』
 と考えてみるのも、一つの方法です。
 こちらも、スーパーで試食することを、心の中で、「阿刀田先生ごっこ」と
呼んでいたりします。

157まる:2004/02/09(月) 17:52
 プロ野球は、阿刀田先生が熱中されている阪神タイガースが絶好調のようで
すね。
 これを機会に、来年(平成16年)から北海道を本拠地とする、日本ハム・フ
ァイターズと合わせて応援することにしましょう。
 そして、いずれは、山際淳司先生の「江夏の21球」みたいな作品を書いて
みましょう。
 書き忘れていましたが、「ショートショートの広場」への投稿は、これは、
「お金に化ける可能性のある道楽」
 ですので続けて下さいね。
 パソコンが使えないのかもしれませんが、前にも書きましたように、公民館
などで使えることがあります。
 それでも駄目なら、これを機会に筆記で書いてみるのも、いい体験です。

158まる:2004/02/09(月) 17:52
(平成15年7月記)
 今回の芥川賞予想なのですが、“長崎殺人事件”のあおりで、世相を反映し
過ぎた、中村文則先生の「遮光」と、吉村萬壱先生の「ハリガネムシ」につい
ては、おそらく受賞の可能性はないでしょう。
 中村先生は東京・鴬谷の風俗新聞記者(注釈=誤情報)、吉村先生は大阪・
堺の学校の先生という方でもあります。
 かつては車谷長吉先生が、その当時の世相を反映し過ぎた「漂流物」という
作品で、第 113回(平成7年)上半期の芥川賞候補になった時にも、“東京地
下鉄殺人事件”のあおりで授賞が見送られてしまいました。
 落選の晩のことなのですが、車谷先生は、その怒りの余り、9人の選考委員
の藁人形をこしらえ、五寸釘を打ち付けることになるのですが、その体験は、
「変」(文春文庫「金輪際」に収録)という私小説にお書きになりました。
 選考委員の名前も、総て実名で登場しています。


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