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小噺をば

181超初心者:2003/09/18(木) 21:18
小噺その57

昨晩は結構な深酒だったにも拘わらず、翌日は朝から元気に観光へ繰り出すあたりが若さの
証明。長く連なる山々が間近に迫る某ハーバー・シティにやってきた彼女たちは異人館めぐり
や輸入アイテムショッピング、中華街でのグルメ三昧などを次々と満喫し、今は山上にある
広大な牧場を訪れている。澄み切った空気、のんびりと草を食む牛馬たち…この手の場所では
定番の濃厚脂肪ソフトクリームに舌鼓、透き通る青空のもと思い思いに開放空間を楽しむ
女たちである。特に牧歌的な雰囲気がお気に入りの白デルモ・ナターシャは、草地に腰を
おろすと、一冊の本を開きそのままメルヘンの世界へひとっ飛び。読み耽る厚手本は勿論あの
「花とゆめ」に相違ない。とその時、悠然と彼女の近くを通りかかるホルスタイン。ある種
わかりやすいコントラストの妙に、あのオッパイならお似合いねー、などと陰口をたたく
黒デルモたちは当然いるが、当の本人はまるで気づいていない様子。淡く色づく山間から
微かな涼風に乗って飛来したトンボが、ちょこんと羽休めることが出来るのも彼女の福与かな
胸あればこそ。こんな、微笑ましくも不可思議な情景にかぶさる音がまた渋い。遠く
クラブハウスから聞こえてくるのは昔日のソーバッド・レビュー、ウエストロード・ブルース
バンド、憂歌団などのご当地ラグタイム・ブルース。実にアンバランスでミスマッチなこの
一角を、それでも羨望の眼差しで見据える女がひとりいる。それは藍華。あのコ、あれだけの
豊乳でも垂れないなんて…白デルモの服越しに天をつく程せり上がった乳房、ツンと上を
向いた乳首の隆起に、思わずゴクリと呑み込む生唾ひとつ。今この女たちの中で最年長、
僅かな体型の崩れにもナーバスな彼女として、このコのライフスタイルってひょっとすると
大きな参考になるかも、とは思うもの。どういうお手入れをしてるのかしら、毎日何を
食べてるの、運動は…?聞きたいことなど山ほどあるが、いきなりの質問から入るのも如何な
ものかと、先ずは当り障りのない会話からアプローチを試みる藍華。結果として彼女の望む
収穫は得られず、特段秘訣らしいものもないまま常識的な答えに終わってしまう。がしかし。
この日を境にひとつだけ明記できることがあるのだろう、ニナ・エスコ、ナターシャ共々、
都合3名の「花ゆめ」派が岩より固い契りをもって結成されたということが。


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