少女魔法『きゆら』 - 1213909047

1：経煉螺：2008/06/20(金) 05:57:27: 新たなる魔法が発見された。
研究者が開発したか、発掘者が開発したか、そのような委細は定かではないが、発見されただけならばありふれたことだ。

だが、この魔法は、魔法【少女】とタグ付けされ、『きゆら』と銘を押されていた。
2：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/20(金) 18:00:49: Q.魔法少女きゆらと違うスレである意味があるの？

A.魔法『少女』じゃなくて少女『魔法』きゆらですから。まったくの別物です。
3：ウツセミサービス：2008/06/20(金) 18:11:54: ところで俺きゆら系サッパリなんだ。

折角新しいスレ立った事だし、記述郡の
分解・再構成をした上でまとめてくれないかー？
パラレルワールドとして０からスタートでも良い。

えーと、情けない情けない金なんとか博士と
魔法少女が戦う話…だっけ？
4：ウツセミサービス：2008/06/20(金) 18:12:51: よく解らないから金玉博士でいいか。
5：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/20(金) 20:17:42: ウツセミサービスはヌ市の登録した商標なので、名乗るのであれば市民登録を済ませていただきたいのですが。
仮に今後も登録無しに名乗られる場合は、当方に迎撃の用意あり、でございます。

ヌ市民議会・対外渉部
6：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/20(金) 21:15:05: 少女で魔法する行為を俗にきゆらと呼ぶようになった
7：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/21(土) 11:13:56: タグ付けしたのはノシュトリ。
余りに久々な出勤に周囲からは「新人さんですか？」「一生分の有給先取りしたのか？」「クビになったんだとばかり・・・」「おまえ、日雇い契約だったのか」とか言われた。

帰りになぜか新しいIDカードと発泡酒２缶もらった。
8：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/21(土) 17:15:41: 他に少女魔法ヨナキュア、少女魔法モアイなどが確認されている。
9：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/21(土) 18:17:13: 魔法【少女】っていうけど、魔法【人類】とのデジャブをおぼえるのは気のせいですかー？
10：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/21(土) 18:19:13: よくみろよ、名前が違うだろ。
11：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/21(土) 18:20:35: 魔法【少女】と魔法【少年】が同時に発動されて初めて魔法【人類】は完成するのDEATH
12：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/23(月) 18:25:42: 少女魔法・・・聞いたことがない。どのような魔法だろう。

＞　だが、この魔法は、魔法【少女】とタグ付けされ、『きゆら』と銘を押されていた。

通常、魔法は【少女】とは呼ばれない。
魔法が魔法【少女】と呼ばれるためには、何らかの理由が必要だろう。

１　使用者を少女に変身させる魔法。
２　少女の心を持つ者にしか使えない魔法。
３　魔法そのものが少女の形をしている。
４　むしろ魔法が少女そのものである。
５　元来少女とは全て魔法で出来ているものである。

もしくは他の理由でもあるのだろうか・・・
13：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/23(月) 20:48:12: まてまて、その前に考えることがあるだろう。

【少女】とはまずもって見たことの無い語の並びだ。
この２文字は一体何をさしているのだろう？
14：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/23(月) 21:32:36: 【少女】の二文字・・・見れば見るほどゲシュタルト崩壊してきた。
15：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/23(月) 22:20:23: とりあえず分解してみよう。

ハ１ノく一ノ

並べ替えると
ハく一ノ一ノ

そしてラナ様の偽名がこれだ。

一一ノ一ノ

つまり……

どういう事だ？
16：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/23(月) 22:30:05: まてまてまて、ようく見ろ。
【少女】だぞ？
【　と、　少　と、　女　と、　】　だ。

４文字だよ、これは。

あとラナってなんだい？　キバヤシ。
17：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/29(日) 17:59:09: ああ・・・聞いたことがある。
なんでも中南亞に伝わる神獣だとか。
その性質は苛烈にして残酷、常に三人の男を玩具として口中に含み、「生き延びた一人を助ける」という約束で殺し合いをさせているそうだ・・・。

それから俺の名前はキバヤシじゃない、キシヤバだ。
18：言理の妖精語りて曰く、：2008/06/30(月) 18:57:18: 三人の男？

俺は確か１９匹の獣って聞いたぜヤキバシ。
19：言理の妖精語りて曰く、：2008/07/16(水) 23:49:04: イキウマの目を抜くこんな世の中じゃ情報の齟齬は珍しくも無いのさ

……ああ、こんな考え方をするほうが“普通”なのだろう。
常識（ﾀﾃﾏｴ）を疑うことなく無難へと走り去る人生、それも悪くはない。
ただ平穏を求めるならば。だが、オレの魂はそんな生き方を許してくれそうに無い。

“真実を”

オレの胸を焦がし続ける渇望（ﾎﾝﾈ）はとどまるところをしらない。
裏族長委員会よ……オレを飼いならせると思わないほうがいいぜ？
20：言理の妖精語りて曰く、：2008/07/16(水) 23:56:13: 陰謀論者は一体何と戦っているのだろう。
21：言理の妖精語りて曰く、：2008/07/16(水) 23:59:42: 「陰謀論者の妄言」というラベルで本当に迫っている危機から目を外らし続ける、そんな人類の怠惰な心が彼の｢敵」。
22：言理の妖精語りて曰く、：2008/07/17(木) 00:07:25: ｱｼｭﾀｰｺﾏﾝﾄﾞ
　工作員　か……厄介な相手だ。
23：言理の妖精語りて曰く、：2008/07/19(土) 02:42:27: 工作員は人民の曇りなき眼を隠し布で覆うのが仕事だ。
しかし問題は曇りなき眼の人、なんてまずどこにもいないことだ。

大抵は自前の目が曇っているのに工作員のせいにする。
まあ布の節約ができて助かるけど。
24：言理の妖精語りて曰く、：2008/07/22(火) 00:14:46: 一方で本物が身近に隠れていることもある……あれは3年前の今頃の事だったと思うが、
わたしが己の目の曇りを自覚し、どうしたものかと探求に耽っていたところに、
ある日奴らのひとりがコンタクトをとってきた。
25：言理の妖精語りて曰く、：2008/12/20(土) 22:48:46: こうやって自家生産してくれるのだから便利なものだ
26：言理の妖精語りて曰く、：2009/01/01(木) 00:43:52: 戦童貞は戦乙女よりも軽んじられる。
なぜか？

問うな。
27：言理の妖精語りて曰く、：2009/01/01(木) 12:20:13: 戦乙女って実戦経験がない女戦士のことだろ？
なんで差別されるわけ？
28：言理の妖精語りて曰く、：2009/01/01(木) 22:11:45: 戦童の家系は戦の分家だから。
戦の次期当主・戦乙女はたしかにまだ出陣経験はないけど、純粋培養の戦闘サラブレッドなのは間違いない。
くわえて現当主・戦勝利のお気にいりだ。
貞は元服した男で戦績はそこそこあるけど、まだ敵将の御首をあげてないから地位が低い。
それに戦童の当主になれるかもまだ確定してないから、軽んじられて当然。
29：言理の妖精語りて曰く、：2015/01/27(火) 01:31:06: 魔法なら誰でも一度は、少女を使って素敵になりたい！と夢見るものです。
30：言理の妖精語りて曰く、：2022/09/29(木) 01:40:44: 「魔法なら誰でも、少女を使って素敵になりたい」これが少女魔法『きゆら』という異界災害の本質である。

魔法とは異界の法であり、その帰結が魔術である。異界の法が世界において一時的にでも通用するには、世界からの承認が必要となる。
手に触れたものが黄金となったなら、人が死ななくなったなら、万有引力の法則により大地をひとつにまとめられたなら、どんなにかいいだろう。世界自体が外法たる魔法を望むことにより、魔法は世界に現界する。奇跡として。

それ故一般的には、世界を魔法によって破滅させることは難しい。外世界法則である魔法の通用を許可しているのが世界である以上、世界を崩壊させるような魔法にはストッパーがかかるのだ。

そのストッパーを解除させてしまうのが【少女魔法『きゆら』】である。その魔法は以下の規則だ。「魔法には対応する魔法少女が存在する」
【少女魔法『きゆら』】はかくして、危険極まりない諸々の魔法を「魔法少女」という形式で様々な世界に送り込む。魔法少女は常に魅力的だ。青春の苦悩を抱えていたり、瑞々しい無敵感にみちていたり。
少女の魅力は世界にとって麻薬だ。ソリッドな世界にとって、壊れやすい少女のゆらぎは心を焼くほどまばゆい。この魅力によって、魔法少女は世界からのストッパーを解除する。破壊的な魔法は、魔法少女の物語のささやかなスパイスとして世界に侵入する。

つまり魔法少女は魔法が世界を籠絡する手段なのだ。
故に、魔法から魔法少女を生成する魔法、【少女魔法『きゆら』】は第一級異界災害に指定されている
31：言理の妖精語りて曰く、：2023/12/05(火) 14:46:59: 願望を叶えるのはいつだって魔法の役目だった。
少女は願う。世界よ変われと。より都合の良い世界へと。

しかし、いつしか少女と魔法の立場は逆転し、魔法が少女を使用するようになった。
魔法は願う。世界よ変われと。より愉快で奇妙な世界へと。

魔法は笑う。少女は既に魔法の器となっていた。