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レストロオセと四十四士

1言理の妖精語りて曰く、:2007/10/24(水) 10:56:33
呪祖と太母の名を持つ古代ジャッフハリム女王レストロオセ。
彼女と、その忠実な四十四人のしもべに関するスレッドです。

139言理の妖精語りて曰く、:2018/01/01(月) 08:28:25
稚魚や魚介類が餌とする微生物たちをも
もろともに一網打尽にしてしまう不毛の技法。
まさに悪魔の所業というしかない。

140言理の妖精語りて曰く、:2018/01/02(火) 07:52:41
ただし、ヘレクトール自身は、既にこの漁法をやめている。

なぜかというと、彼がその漁法をやっている最中に、四十四士の忘年会が開かれたことがあるからだ。
・・・・・・・・それもよりによって、彼が漁をしている川の水底で。

141言理の妖精語りて曰く、:2018/01/11(木) 16:26:53
騎士とは主君から騎獣あるいは騎物を役職の象徴として与えられた士族のことである。

四十四士が人として生きた頃のジャッフハリムには「騎士」という役職や称号は無かったようだが、
後の時代において四十四士は名実ともに四十四騎士となった。

彼らはつよいのりものを主君レストロオセから下賜されたのである。

亜竜以上紀竜未満の大長虫、軍艦より巨大な笹舟、四つん這いの哲学者、
そうしたのりものは騎士たちのシンボルにもなっている。

142言理の妖精語りて曰く、:2018/01/12(金) 17:16:02
昔は、四十四騎士にちなんだ遊具が、どの公園にもあった。
流石に、四十四全てが揃っていたのは、かの「レストロオセ記念大公園」だけであったが。
それでも、四十四騎士にちなんだブランコや、動く哲学者像などの遊具は、決して珍しくはなかったのだ。

だが、もはやその時代は過ぎ去った。
公園を縛る規律が、遥かに厳しくなったのだ。
今では、四十四騎士の遊具は、どこの公園にも見られない。
不注意からのわずかな事故、少子化による問題の重大視、核家族化と奴隷の独立による子育て人員の不足、自分たちのゴシップから庶民の目を逸らさせたい政治家たちの意向。
さまざまな条件が重なったため「子どもが怪我をする危険」については、わずかな可能性ですら許されなくなってしまったのだ。

かつては、子どもは常に死と直面していた。
昔は、戦争や疫病、そして貧しさのため死者が多い時代だったからだ。
それに、戦乱の時代は安定した統治体制が整わず、そのため医療も教育も大きく遅れていた。
だが、そんな時代であっても、子どもたちは輝いていた。
死と隣り合わせの生活を送り、十分な教育を受けられず、常に弟や妹の面倒をみる必要があり、そして将来の自由がなくても、それでも彼らは精一杯に全力で遊んでいたのだ。

死に近い時代の方が、幸福であるとは決して断言することは出来ない。
騎士の遊具が、子どもの幸福に不可欠だとも言うことは出来ないであろう。
だが、危険性というものを全て排除した「清潔」な時代は、本当に良いものなのだろうか?
騎士の遊具で遊び、彼らの偉業や苦難を乗り越えたその人格に想いを馳せる。
そんな時間を子どもたちから奪うことは、本当に素晴らしいことなのだろうか?

「怪我をする可能性がある」遊具を危険視する者は、同時に子どもたちの前からあらゆる危険を取り除こうとする。
そして子どもたちを安全なレールに乗せ、確実で約束された幸福へのルートを辿らせようとする。
確かに、そのこと自体を批判することは、出来ないだろう
だからといって、子どもたちから全ての危険を取り除くことなど、本当に出来るのだろうか?
「あらゆる危険を取り除こうとする」ことは、挫折や失敗を奪い、幸福とは、決められたルートの先にしかないものだと思わせることに繋がってしまわないだろうか?

これは、私の老婆心に過ぎないのかもしれない。
いや、おそらくそうであろう。
だが、私の心は訴えるのだ。
あの、危険と夢に満ちていた子どもの時代を取り戻せ、と。
そして、私の心は叫ぶのだ。
危険と戯れることのない人生など、死んでいるのと変わらない、と。

確かに危険だったが、子どもが活き活きとしていた、昔。
安全になったが、子どもから危険に立ち向かう機会が奪われた、今。
果たして、より「死に近い」のは、どちらの時代なのだろうか?

143言理の妖精語りて曰く、:2018/05/04(金) 04:02:23
「騎士」とは、主君から、地位の象徴でもある乗り物を支給された戦士、貴族のことである。
レストロオセの四十四士はこの条件を満たし「レストロオセの四十四騎士」になっている、とは言われるが異論もある。

地獄にいるレストロオセは「死者」であるという点が重要である。
死霊術・降霊術を発達させた文化においても、あの世の存在(死者)には叙階や叙任といった君主としての実権を認めないことが殆どである。
あくまで生者の手助けのために喚び出されるなり、意見や情報提供のお伺いを立てられる、という形式をとる(でなければ、王や貴族の「代替わり」が成立しなくなる)。

よって、死者であるレストロオセによる騎士叙任は無効、という論が成り立つ。

144言理の妖精語りて曰く、:2018/05/05(土) 04:46:42
「レストロオセの四十四士は後に『四十四騎士』になったか」問題は、死霊術・降霊術を用いる国や地域でも取り沙汰された。
死霊術や降霊術を教える教科書でも「死んだ君主の叙任は認められない」という事を説明する際にとりあげる代表例となっている。

ヅアート英雄協会がこの文化圏のある英雄を召喚した時、彼女は
仕様上、ほぼ永続的にかつての英雄を召喚できる術式やその使用について
「ほどほどにしといたほうがいいで……」と薦めた。

もしもレストロオセ級の死者が制御を離れ、(死霊術・降霊術を用いる国々においてさえ)あえて生者にしか認められない実権の正当性を主張し
実際に振るいだしたら死ぬほど面倒なことになることを伝えたかったのである。

145言理の妖精語りて曰く、:2018/08/26(日) 11:01:38
裏切りのユディーアは最期には二人の姉の手によって殺されたという。
ブラッセの腕の中でユディーアは謝罪と感謝を述べて息絶え、姉二人を含む多くの者がこの悲劇に涙を流した。

146言理の妖精語りて曰く、:2019/06/17(月) 20:04:21
ユディーアはアーニスタとブラッセの二人の姉に殺された(討たれた)というのが通説だが、
あまりに不憫な姉妹の話に人々が心動かされたのか、後世には
「姉妹が和解した」「姉たちはユディーアの死を偽装して密かに逃がした」
「ユディーアは改心して姉妹の元に戻った」などの話のパターンが生まれた。
真実が如何なるものだったのかは不明である

147言理の妖精語りて曰く、:2019/06/17(月) 20:08:19
ユディーアは四十四士に含まれているが、三度目の裏切りにより、レストロオセの聖騎士三十七士には含まれていない。
ユディーアは粛清された七人の一人だからである。

148言理の妖精語りて曰く、:2019/06/17(月) 21:29:15
また、粛清された七名の中にはポルガーも含まれている。
彼女はレストロオセの旗色が悪くなったと見るや再び裏切ってキュトスの姉妹に戻ろうとしたからである

149言理の妖精語りて曰く、:2019/06/19(水) 09:00:13
「黄昏の紳士」カーインはレストロオセ三十七騎士として裏切り者七名の処断を執り行った
このことによってレストロオセは一層カーインを重用するようになったという。


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