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その他の神々に関するスレッド

1言理の妖精語りて曰く、:2006/07/16(日) 15:08:04
ティリビナ神群、マーディキ神群、魔路神群、納豆神群、飛来神群
といった紀に至っていない神々に関する記述を行う場です。
新しい神群や精霊に関する記述も同様です。

646言理の妖精語りて曰く、:2017/06/16(金) 05:43:36
黒いバイクは、イナゴのかたち
四つのウィングは、神威の翼

647言理の妖精語りて曰く、:2017/06/20(火) 17:15:01
飢えたバイクは形を変える。異貌のマシンには近づくのも躊躇われるオーラを放つ。

648言理の妖精語りて曰く、:2017/06/22(木) 05:17:13
異貌のマシンは、夜を裂く
闇を切り裂き、音より先へ

649言理の妖精語りて曰く、:2017/07/08(土) 08:25:33
狂った天使を轢き潰し、夜明けのコーヒー飲みに行く

650言理の妖精語りて曰く、:2017/08/16(水) 01:49:55
ヘルメース=アンプゥは国際指名手配を受けた神である。

その罪状の中で特に注視されているのは、「犯罪者社会復帰プログラム」への破壊と妨害である。

彼は自分の愛し子たちであるマフィアたちの社会復帰を望まなかった。

ファミリーのもとで生まれた子は死ぬまでマフィアであり、ファミリーに加入した者も死ぬまでマフィア。
それは表の世界向けで合法的な仕事をする者でも変わらない。

表の世界向けの合法的、とは言っても犯罪組織の収入源であることに変わりはなく、
世界の警察や人権機関は、彼らとマフィア本体との繋がりを絶たせることも目指してきた。

651言理の妖精語りて曰く、:2017/08/31(木) 05:50:35
【神様アプリ】が巻き起こした【神性大戦】は、【魔路神群】の【フォドニル】が作り出した【フォドニルライン】によって支えられていた。

652言理の妖精語りて曰く、:2017/09/01(金) 16:07:35
神様アプリには、使用者の名前を奪うランサムウェアが仕組まれていた。
フォドニルラインを通ったそれは、
フォドニルに潤沢な力を与え、神性対戦の規模を広げていった。

653言理の妖精語りて曰く、:2017/09/03(日) 20:11:00
神性大戦では、それまで名を忘れられていた様々な神々が現出し、ありとあらゆる事件を巻き起こした。

方向性は各々違えど「勇者」を作ろうとした【アルセス】
「理想のヒロイン」を大量にばらまき、属性や要素ごとに収束させることで、強固な存在として現出しようとした【キュトス】
永久機関を搭載したスペースコロニーとして、宇宙での引きこもりを狙った【ドルネルスタンルフ】
といった分かりやすい戦略を取った【紀神】たちに対して、それらの無名の神々の行動は、総じて意味不明に見えた。
しかし、それは彼ら古代の神たちにとっては、唯一無二のアイデンティティに基づいて選択された、確固とした行動方針であったのだ。

654言理の妖精語りて曰く、:2017/09/13(水) 22:00:51
バールーン神の身体は、半分が焼き菓子、もう半分が菓子職人で出来ている。

彼は、日に三度、自分の身体を焼き上げるのだ。

655言理の妖精語りて曰く、:2017/10/24(火) 23:53:31
カディアルギ

チャカ大陸の有力宗教の一つ「ガンディスシャニティア」で信仰される蟲神の一柱。
蠅を司る神であり、彼の聖地ウァトマァトガァト一体でみられる、空中に留まり続ける落雷現象「滞雷」と結び付けられ、雷霆神ともされる。

蠅が持つ、疫病などを媒介する生態を反映した死神としての側面と、医療において蠅の幼虫である蛆が用いられる事を反映した医神としての側面を持つ。
このほか、農作物に害を与える蠅、逆に受粉の介在者となることで実りをもたらす蠅、といった様々な種類の蠅の性質を神徳として一身に備える事により、
二面的、かつ多義的な存在となっている。

656言理の妖精語りて曰く、:2017/10/26(木) 19:13:20
カディアルギの助力による、稲妻の蠅の術は七先駆派を迫害した異教帝国の将プルーガ―・バウティス・リジュアリズの十八番であった。

657言理の妖精語りて曰く、:2017/10/29(日) 16:53:57
カディアルギは、稲妻を纏って現れると言われる、雷と豊穣の神である

658言理の妖精語りて曰く、:2017/11/07(火) 06:07:59
飛来神群の一柱である【ハニー】は、深淵な目をしている。
その目を見つめていると、世界の真理が分かるような、そうでもないような不思議な気分に包まれるのだ。

659言理の妖精語りて曰く、:2017/11/08(水) 01:37:39
「深淵を除く者は、深淵もまたこちらを除くことを知らねばならない」

ハニーの目の奥には深淵が詰まっている。

深淵を除かれた者の目からは深みが取り除かれ、いまいち信用されない者となる。
そしてハニーの側はなんとなく深み、すなわち信用を集めていくのである。

660言理の妖精語りて曰く、:2017/11/13(月) 14:55:36
他者から奪ったものでも深淵は力を持つ

661言理の妖精語りて曰く、:2017/11/13(月) 19:00:53
そして、他者から与えられたものでも、甘味は甘味である。
なんと、ハニーに深みを奪われたものたちには、代わりに甘みが与えられていたのだ!

ハニーにちなんだトーストの菓子が「ハニトー」と呼ばれるのはあまりにも有名である。
だが、ハニーの神威は、それだけでは終わらない。
ハニーと見つめあったものたちにも、「ハニトー」のような、甘みが加えられたのだ!

そう、それは深淵の巣穴に満ちた、たっぷりのハチミツのように

662言理の妖精語りて曰く、:2017/11/21(火) 20:10:13
ハチミツを赤ちゃんに与えてはいけない。

赤ちゃんにハニー除けの護符がつけられるのはこのためである。

663言理の妖精語りて曰く、:2017/12/25(月) 01:50:20
【エッピグードゥーナル】

中央大陸で存在が信じられている性病の女神。純潔を司る男神コーパイラトーパイラの半身であり、婚外性交渉を止めさせるために
あらゆる種族、あらゆる民族に性病をもたらし、今ももたらし続けているとされる。

性病にかかった者はコーパイラトーパイラにとって懲らしめを受けた存在であり、彼と半身なる女神にとっては反省の機会を与えられた幸運な存在である。

エッピグードゥーナルとコーパイラトーパイラが持つ性格や属性は各地の性倫理・タブーにより様々な違いが生じている。

664言理の妖精語りて曰く、:2018/01/03(水) 10:02:35
チャカ大陸にもこの神の情報と信仰が伝来した。

性病と共に。

虫神信仰ガンディスシャニティアにおいて
この「海の向こうから来た神」は藤壺神として分類された。

665言理の妖精語りて曰く、:2018/01/04(木) 22:13:14
チャカ大陸の沿岸にはもともと藤壺は生息せず、本大陸やらから船とかを介して
やってきたものが、広まりまくった結果、他大陸のように藤壺がみられるようになった。

ガンディスシャニティアの聖典では藤壺が現れ始めた頃のチャカ大陸人の反応と
思しきものが見て取れ、文明と生物移入の関係について考察する資料にもなっている。

666言理の妖精語りて曰く、:2018/01/05(金) 05:48:48
バイヤエン都市には、それぞれのバイヤエン神が祭られている

667言理の妖精語りて曰く、:2018/02/01(木) 15:31:25
サンシとヤインはその代表とも言える神格である。

668言理の妖精語りて曰く、:2018/02/02(金) 04:22:55
ヤイン

ふぞろいにして強靱なる吸盤持つ混沌の男鮹。秩序の女鮹サンシと一対の神。
海に面したサーシャンサーニ王国において「南の果ての凍てつく海から来たる神」として知られる。
サンシが漁によって得られる海の幸、海産物の恵みを司るのに対し、ヤインは海の禍、海難の危険性を体現する。
しかし、突発的に岸に漂着する鯨や巨大鱓などもヤインがもたらすものとされる。

669言理の妖精語りて曰く、:2018/02/03(土) 03:34:33
バイヤエンとは「高貴なる客人」を意味する。

バイヤエン都市とは、他国の高官や貴族が滞在するような、大都市、重要都市を指す。
他国の要人が崇める神も「高貴なる客人」として招かれ、バイヤエン区域において祭壇や像が安置された。

670言理の妖精語りて曰く、:2018/02/05(月) 19:56:37
サンシとヤインの飾りは、恋人たちのお守りとして古くから売られている
それは、サーシャンサーニ共和国の海岸を縄張りとする二つのマフィアでも同じだった
そして、そこに生まれた悲恋は、サインとヤインの名を世界の果てまで知らしめることとなったのだ

671言理の妖精語りて曰く、:2018/02/11(日) 08:29:05
サンシとヤインの力を借りる「双鮹魔術」。
この術体系において、サンシはヤインの力の本流を制御するはたらきも担う。
ヤインの力のみを借りれば、圧倒的な奔流を行使できるが、
制御なしのヤインの力はまさに津波や波乱の如しであり、尋常の術者に扱える代物ではない。

672言理の妖精語りて曰く、:2018/02/11(日) 20:00:50
双蛸魔術の秘奥をサーンシーヤーイーンという。

673言理の妖精語りて曰く、:2018/02/13(火) 19:18:28
「まばゆく、眼もくらむような」という意味である。

674言理の妖精語りて曰く、:2018/02/16(金) 19:21:14
サーンシヤーイーンの名は北大陸に伝わり、光魔術による燭台作りの家名に流用された

675言理の妖精語りて曰く、:2018/03/06(火) 01:37:17
ガンディスシャニティアにおける兜虫の神は、地上にて人々や土地を統率する「王者」を選定する。
王や長の資質や気質を持つ者たちが存在するのは彼のはたらきによるものである。
しかし王者の王位は儚い。それもまた、彼のはたらきによるものである。
王の器を窮めた者がそれによって勝手に神になったり神を越えたりしないよう、王者の生命と寿命は凡人並みに留め置かれる。

676言理の妖精語りて曰く、:2018/03/06(火) 02:02:55
魔法少女きゆらは紀を揺るがせる。つまり彼女は紀の外側にあり、飛来神群をルーツに持つことが推定される。

677言理の妖精語りて曰く、:2018/03/06(火) 12:23:48
兜虫の神は園芸を趣味とし、青海樹の上にかまえた巨大な庭園に至上の花々を咲かせていた。

678言理の妖精語りて曰く、:2018/03/06(火) 19:35:41
兜虫の神と鍬形の神は敵対関係にあると噂されているが、実際はべつにそんなことはない

679言理の妖精語りて曰く、:2018/03/07(水) 04:45:11
鍬形の神は「戦士の資質を持つ者」を下界にもたらす神である。

680言理の妖精語りて曰く、:2018/03/07(水) 16:15:45
そのため神名はまんま「戦士を与える者」を意味する「ヴァグ・ドークナ」である。

681言理の妖精語りて曰く、:2018/03/09(金) 06:54:08
「兜虫の神」ヴォラス・ボラス(兆しを生み出す者、の意)は両手に火打ち石を持つ姿で描かれる。

彼は点火する神であるが、火が燃え続けるかすぐ消えるかには関与しない。
彼に召された王者候補生は持ち得た才と運のみで勝ち上がらなくてはならない。

682言理の妖精語りて曰く、:2018/03/10(土) 06:42:22
彼が青海樹上の巨大庭園で栽培したのは「至浄華」という植物であった。

683言理の妖精語りて曰く、:2018/03/11(日) 13:42:50
至浄華は天地において至上の植物であり、人間は天地において至上の動物であった。

この二種の生物を捧げる事、捧げられる事は、神々にとって「対なる供物」の中でも最も力溢れるものとされた。

684言理の妖精語りて曰く、:2018/03/12(月) 11:05:11
とはいえ、人間は神にとって「民」でもあり、反乱や犯罪をしたわけでもないのに無闇に殺す、又は食すことははばかられていた。


蝿の神々を除いては。

685言理の妖精語りて曰く、:2018/03/13(火) 08:56:07
ヴォラス・ボラスが趣味として行っていた至浄華栽培は、蝿の神々にとっては
自分たちの力を増大させるためのカリキュラムの一部であった。

686言理の妖精語りて曰く、:2018/03/14(水) 10:35:21
そのため蝿の神々は強大となり、他の神々も彼らを止められないでいた。

687言理の妖精語りて曰く、:2018/03/14(水) 20:48:38
と、そこにカディアルギが現れ、蝿神たちの至浄華農園に火を放ち、燐光をあげて燃え上がる様を楽しそうに眺めた。
本当に美しかったのである。

688言理の妖精語りて曰く、:2018/03/15(木) 10:52:47
「対なる供物」のあとに死体から絞り出した油を貯めた桶があったので、そこに飛びこみ、燃え上がる農園に走り込んで自分に火をつけた。
燐光を帯びた炎は彼に燃え移ったが、神である彼にとっては平気であった。むしろ上手い具合に綺麗になれたぞ、と喜び勇み、兄のヴォラス・ボラスにも見せてあげたくなって
青海樹に一気に近づいて幹を駆け上るべく準備体操をしていると、カディアルギのやらかしに気付いた蝿神たちが集まり抗議の咆哮をあげた。

689言理の妖精語りて曰く、:2018/03/16(金) 16:55:41
カディアルギはあまりにも蝿神たちが邪魔をするので、そこにいた全員を丸呑みしてしまった。
カディアルギが多様な種の蝿の性質を一身に司るのはこのためである。

690言理の妖精語りて曰く、:2018/04/30(月) 12:47:41
オピア

暗黒の神。暗黒大陸エウロピアにおける主神。「地表に住む神」であり、宗教と政治、両面においてこの大陸の頂点に鎮座し続けている。
彼の妃のことを「エウル」という。定命の種族から選び出され、寿命が尽きて亡くなると次代のエウルが選出される。

691言理の妖精語りて曰く、:2018/06/11(月) 05:52:08
南東海諸島には、勇気と正義を司る神である【泣き虫女神カジャンニー】の神話が伝わっている

692言理の妖精語りて曰く、:2018/06/26(火) 04:53:11
カジャンニーは、正義を執行するとき、常に泣きわめいていると言われています

693言理の妖精語りて曰く、:2018/06/28(木) 01:39:33
泣くこともなく真顔であるときの裁きは、一切の葛藤なく処断できるような極悪人にのみ向けられるという。

694言理の妖精語りて曰く、:2018/08/08(水) 04:28:16
チュ・ク・ワイには【炎の三相神】が伝わる。

【点火神】は人の顔を持つ。

【燃焼神】は竜の顔を持つ。

【鎮火神】は猫の顔を持つ。

695言理の妖精語りて曰く、:2018/08/08(水) 14:28:11
【炎の三相神】は地下世界モールトーに住まう。
【点火神】はマークク、【燃焼神】はトージク、【鎮火神】はトゥトゥーミークという名の宮殿に住まうという。
これらの宮殿の敷地は国が一つまるまる収まるほどに広大。

海を渡ってきた異邦の踊り子アルシア=マムを、追跡する死神カリカから匿った返礼として贈られた。

696言理の妖精語りて曰く、:2018/08/09(木) 03:48:01
アルシア=マムは果たして、神であったのか?

というのも地下にかくまった礼として、服の下から宮殿を取り出して与えるのである。

国をまるごと修められる宮殿を服に修められる存在、国サイズにでかくなる宮殿の模型を服の下から取り出せる存在、
いずれにしても神でなければ無理な話では無いか。

697言理の妖精語りて曰く、:2018/08/09(木) 17:19:39
チュ・ク・ワイの神話世界には【最高神】と【最大神】が存在する。

最高神は神々を統括する王者であり、様々な神々や精霊と提携して世界のありようを取りまとめ、一応のルールと便宜的な序列を定めている存在である。

最大神はただただ強大な神である。それでいて既存の秩序には加わらない。最高神たちが属するルールの外側にあって「例外」として振る舞う。

698言理の妖精語りて曰く、:2018/08/14(火) 13:15:38
【最大神】を縛ることができる秩序は存在せず、【最大神】を絡め取ることができる混沌もまた存在しない。

699言理の妖精語りて曰く、:2018/08/14(火) 14:02:32
ただし、最も大きなる神は最も小さな神には勝てない。
この奇妙な逸脱こそは最大神がルールの外側にいることの証明であり、
大きすぎるが故に足元の小さな変化を見逃してしまうためであるからだという。

700言理の妖精語りて曰く、:2018/08/15(水) 15:04:18
世界の始まりのとき【最大神】が自分の頭頂に生えた角をなんとはなしに折り、高く頭上に投げたことで生まれたのが【最高神】である。
このとき世界には、神はこの二人しかいなかった。故に最も小さな神であった【最高神】は【最大神】の権能を用いて他の神々を一斉に湧出させることができた。

701言理の妖精語りて曰く、:2018/08/18(土) 07:37:52
【最大神】に対抗する存在として【最小神】も存在する

702言理の妖精語りて曰く、:2018/08/18(土) 23:52:04
【最小神】は常に最小であるために無限に続く収縮の最中にある。いまこの瞬間にも。

703言理の妖精語りて曰く、:2018/08/19(日) 06:18:16
【最小神】のもたらす無限の収縮は、いつしか【最低神】を生み出した
彼は、やがて冥界となり、全ての者を地の底へ引きずり込む重力をこの世にもたらしたという

704言理の妖精語りて曰く、:2018/08/22(水) 06:23:47
最近、美の神に期待が集中している
なぜかというと、『美』とは、強力な『共通性』だからだ

ある者は、『美』を通した 世界の統一を狙い
またある者は、『美』しくないものを排除することで、誰もが納得する『正しい』世界を作らんとしている

世の中に主義や主張は数あれど、『美』は誰もが認める基準だ
考えるまでもなく当たり前のことだが、認められないものなどは『美』ではないからだ
『美』は、それを『美』と認めるもの、『美しさ』を感じ認定する感性の持ち主がいないところには存在しない

だからこそ、『美』は承認を得る主要な手段になり得るのだ

そして『美』は、暴走する
芸術品の価値を専門家が決定するように、『美』を格付けする基準は、特定の権威が占有してしまいがちなのだ

だから、『美』の基準は、それを観る私たちの内側にもあるが、同時につねに、外側から私たちを縛るものでもある

『美』とは、一つの『暴力』なのだ
それを、ゆめゆめ忘れてはならない

705言理の妖精語りて曰く、:2018/08/22(水) 12:52:26
【最大神】は人前に顕現する際、少女の姿をしている。
それは、【最大神】の強大な力を「美しさ」という形に変換することで、
人間社会への影響を抑えているのである。

706言理の妖精語りて曰く、:2018/08/23(木) 01:15:06
【最大神】が少女の姿をとる際、孔雀(アナスズメ)に乗っていたり、従えていたり、
服や持物にこの鳥の意匠があることが多い。入墨であることもある。

707言理の妖精語りて曰く、:2018/08/25(土) 17:21:39
戦女神シャルマキヒュには多くの娘たちがいたが、これは単に彼女が子沢山であったというだけでなく、
身寄りのない子を保護し、自らの娘としたからであるという。
このため、戦乙女ジャスマリシュとして知られる者たちの中には
「シャルマキヒュの直系の子孫」と「シャルマキヒュと血縁関係の全く無い義理の娘」が混在しており、
後世の紀学者を悩ませている。

708言理の妖精語りて曰く、:2018/10/13(土) 23:30:57
【ポニー】

馬の女神エポナを原型とする神格。名前は「エポナの如き」を意味する語、あるいは「エポナ」じたいがが訛ったものとされる。
信徒のあいだでは馬のたてがみや尾を模して髪を伸ばしたり束ねる慣習がある。

709言理の妖精語りて曰く、:2018/10/24(水) 17:56:22
【モットモット以外】は「紀神以外」に属する。その性質として「矛盾するもの以外」に「憎悪以外」を抱いており、「無視する以外」の行動をとることがあると知られている。
【ポニー】以外に「友情以上恋心未満以外」を感じているという噂がある。

710言理の妖精語りて曰く、:2018/10/30(火) 23:57:33
【いつか遠い日の約束】は傷だらけのひび割れた神である

711言理の妖精語りて曰く、:2018/11/01(木) 06:45:14
ひび割れた神は、いつか修復される
世界中の誰もが、その神の欠片を持っているのだから

712言理の妖精語りて曰く、:2018/11/07(水) 19:20:34
チャカ大陸南方には、ひび割れた神の修復が終わりに近づき、あと一片を残すのみとなったとき、「『彼ら』は再び巡り合うだろう」という旧い言い伝えが残っている
だが『彼ら』とは何を指すのか、完全に修復されたとき何が起こるのかについては伝えられていない

713言理の妖精語りて曰く、:2018/12/15(土) 05:19:58
ダナス川から産まれた神々は中央大陸の神々の四分の一を占める、と言われている。

ダナス川は太母オルテガの力吹き出す「水の川」の王者であり、そこから産まれた者たちは水属性の超自然存在の中でも随一の神格群である。
彼ら彼女らは「透明な血を受け継ぐ神々」と総称される。

他の中小の河川からは「神」と呼ばれる存在が産まれたことはない、とされる。せいぜい精霊どまりである。
「透明な血を受け継ぐ神々」は中小河川の守護神になったり、そこの精霊と子をなしたりしてダナス川以外でも勢力を拡大している。

714言理の妖精語りて曰く、:2018/12/15(土) 09:17:53
魔路神群の崇拝者たちは、すべての”流れ”は魔路神群が司る者だと信じている。
そのため「透明な血を受け継ぐ神々」を従属神扱いしてしまうので、そちらの信者たちとはかなり仲が悪い。

715言理の妖精語りて曰く、:2018/12/18(火) 05:35:14
一方、「赤い血を受け継ぐ神々」と呼ばれる神格群も、中央大陸にはまた存在する。
こちらは、ロウソク、松明、竈や火災などのさまざまな火の神であり、その象徴とされる色彩は赤、紅、朱、紅とさまざまな赤系の色である。

716言理の妖精語りて曰く、:2018/12/20(木) 00:59:00
「赤い血を受け継ぐ神々」は大本をたどれば、全て母なる大地オルテガが火山噴火によって生み出した者たちなのだという。

これは火が地上にもたらされた経緯を語る神話でもある。

717言理の妖精語りて曰く、:2018/12/21(金) 00:28:11
「赤い血を受け継ぐ神々」の長女は太陽神である。
彼女は誕生の瞬間に地を蹴って天高く舞い上がり、星々しなかった濃紺の空を照らした。

718言理の妖精語りて曰く、:2018/12/21(金) 06:55:49
長女が空を照らすまでは星々は不死であった。
だが、こうして彼女が誕生すると同時に、星々は夜ごとに死を迎えるようになったのだ。

719言理の妖精語りて曰く、:2018/12/21(金) 15:23:45
ときに起こる日食は、彼女が星々の死を悼み喪に服す姿である。

720言理の妖精語りて曰く、:2019/01/05(土) 08:56:14
大地の向こうに、大地母神オールトーガの頭がある。神々を除いて、誰もそれを見たことがない。

母なるエッリ=トは夕方になると自分の頭をぽりぽりと掻く。

するとフケが舞い上がる。エリトグーの髪から散った無数のフケは一日しか生きられない星々となり、黒い夜空を滑っていく。

ウルトゥカの赤き長女が夜明けを告げるとともに、日の炎が彼らの屍を焼き払う。

721言理の妖精語りて曰く、:2019/03/27(水) 07:54:14
神々は闇の中、集合的無意識の底から何度でも蘇る
それは、【紀神】の座を得られなかった神々にしても同じこと

722言理の妖精語りて曰く、:2019/03/31(日) 07:12:53
アルセスは去った。君が知るアルセスは新たに呼び起こされたものだ。

君が知るアルセスはデバフ撒きがいやらしい星5のレアキャラに過ぎない。

たとえキャラデザに古代の彫刻だの賛歌での描写が反映されていようが、君が知るアルセスは……

723言理の妖精語りて曰く、:2019/03/31(日) 10:07:18
ところで【独立的無意識】という名の神もかつていたような気がしないでもないでもない

724言理の妖精語りて曰く、:2019/04/05(金) 05:48:00
二分心学説である

725言理の妖精語りて曰く、:2019/05/10(金) 06:54:31
【スロデ神群】はあらゆる技術を尊び、その所有する技術によって全ての序列を定める神々である
そして、フルシズが作り上げたフェーリム・フレナフェレこそが彼らが認める最大の「製品」であり「芸術品」であったため、フルシズは、それによってスロデ神群の王となったのだという

726言理の妖精語りて曰く、:2019/05/11(土) 01:07:20
【もにょもにょ神群】はなんかこうハミガキ粉とかに似ている

727言理の妖精語りて曰く、:2019/05/12(日) 22:50:02
【ホドラク神群】は、闇の神をその頂点としている

728言理の妖精語りて曰く、:2019/05/12(日) 23:33:11
闇である以上、光に反射する貴金属も宝石も無意味。威厳有る声を、上から呼ばわる、懇願と指示を仰ぐ呼びかけを下から投げかける。
その位置関係がホドラク神群における上下をあらわすことになる。

729言理の妖精語りて曰く、:2019/05/19(日) 12:35:14
そのため、ホドラク神群信仰では「声」が重要視され、人間の美醜と地位も声で決まる

730言理の妖精語りて曰く、:2019/06/01(土) 09:03:52
【縛られしウィルキア】は、洞窟に束縛された魔神である
現在は、訪れたものに忠告や希少な品々を与えたり、物品の加工などで助力をもたらすだけの彼女であるが、いつの日にかの解放が約束されているという

731言理の妖精語りて曰く、:2019/06/01(土) 17:52:43
【解き放たれしネオンテトル】は自由な神であるが、自由すぎて身も心も各地に四散してしまった
現在は、極限まで希薄化された彼女の断片があちらこちらを朧気に漂っているだけにすぎないが、それらはいつの日にか再び寄り集まるのだという

732言理の妖精語りて曰く、:2019/06/08(土) 08:01:02
麺の神

733言理の妖精語りて曰く、:2019/07/08(月) 03:50:42
炎の神に三神アリ
まず、長女に灯火の神メラーシャ
次に、長男に営為の神ボーツグ
そして、末弟に爆炎の神ボムルス

水の神に三神アリ
まず、長女に水滴の神ピタス・ピトス
次に、次女に水流の神リューオリ
そして末弟に瀑布と洪水の神ドーゴース

734言理の妖精語りて曰く、:2019/07/12(金) 07:55:49
水滴の神と灯火の神は恋に落ちて駆け落ちし、それが二種の神々のあいだにいさかいを巻き起こした
やがてそのいさかいは、自然界を二分する大戦争へと発展していったのだった・・・・・・・・

735言理の妖精語りて曰く、:2019/09/08(日) 22:43:05
シェデク神は、強大な古代の神であり、己の子どもたちに高圧的な支配を敷いていた
だが、大いなる父の神による支配は、子どもたちによる反乱によって終わりを告げたのだ
その戦いにおいて、シェデク神は、男性を男性たらしめる部位を切り取られ、以後は女神として生きることになったのだという

これが、今に残る『台風鎮め』の儀式の始まりである

とはいえ、シェデク神が打ち破られた後も、戦いが強大な神による支配はその後もまだまだ続いたのだ
なぜかと言うと、今度は、女神シェデクによる統治が始まったからである

736言理の妖精語りて曰く、:2019/09/14(土) 08:08:29
”不可視なる手”(インヴィジブル・ハンド)というのは、現在最も信仰を集めている神の一柱
いかなる私欲をも、公共の福祉に変える力を持つと信じられている

737言理の妖精語りて曰く、:2019/09/14(土) 09:32:29
体内世界エブには多くの神々がいるが、中には失われてしまった者もいる。その昔、外界からの【開腹手術】なる干渉災害により消滅したと言われる【虫垂神フブル】もその一柱である。

738言理の妖精語りて曰く、:2019/10/22(火) 23:21:40
【エイジ・オブ・キャット】は、古き神の新生と新しき神の誕生が同時に起こり、まさに混沌そのものの時代となった。

歴史の闇から現れた【経済神マーキス】と【絶対神スターリ】二柱が激突し、ユーラシア大陸の経済体制が多様に分化したことなどは、その一例に過ぎなかったのだ。

739言理の妖精語りて曰く、:2019/12/08(日) 12:22:36
迫害された者たち、いかなるものにも許されず愛されなかったと感じていた者たちは、邪神となり【エボル神群】と呼ばれた

一節によれば、彼ら彼女らは、世界が大きく変異した【大変動】によって神になったのだとも言われている

740言理の妖精語りて曰く、:2019/12/12(木) 19:39:00
【ケブルヒトツメ】は動物磁気の神であり、大変動前は各地で信仰を集めていたのだという。
だがそれも今は昔の話。エボル神群の神々とは逆にかの神は力を失い誰も顧みぬ怪しげな噂話と成り果てた。

741言理の妖精語りて曰く、:2019/12/19(木) 07:08:20
美と愛を司どる神メヘラーはエボル神群の一人に数えられる
彼女は、愛を求め世界をさまよい、多くの恋人を作った
ある者たちは彼女を褒め称えたが、彼女を嫌い迫害する者たちもまた多かった

742言理の妖精語りて曰く、:2020/01/11(土) 22:13:58
【夜に棲むクレール】は半人半獣の神とされる。信者達の話では、予言者シャルルがかの神を目覚めさせたということだ。

743言理の妖精語りて曰く、:2020/01/23(木) 20:34:56
神話の実態は、神々のしょうもない争いであることも多い
恋愛関係とか、欲望とか、ちょっとした勘違いや行き違いとかそういうのだ

744言理の妖精語りて曰く、:2020/01/26(日) 00:39:36
南東からの脅威の眷属は神々ではなく、真の脅威でもない。
真に恐るべきは南東からの脅威、すなわち紀元神群に匹敵する別体系の神々である
これを飛来神群と呼ぶ。

745言理の妖精語りて曰く、:2020/01/27(月) 09:45:17
飛来神群は恐るべき存在ではあるが、現在大陸で覇権を握っている【紀元神群】も、元はどこからか飛来してきたとする伝承もある
神々はいずこから来て、またいずこへか去っていくものなのだろうか?


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