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その他の神々に関するスレッド

1言理の妖精語りて曰く、:2006/07/16(日) 15:08:04
ティリビナ神群、マーディキ神群、魔路神群、納豆神群、飛来神群
といった紀に至っていない神々に関する記述を行う場です。
新しい神群や精霊に関する記述も同様です。

617言理の妖精語りて曰く、:2008/04/19(土) 04:05:57
連結神モライオネ

過去と現在の間に収束神ネッコ、現在と未来の間に分岐神エッダが御座す。
時間の「流れ」と「可能性」を司る神。


又の名を「フラグスキャタの杖蛇」「フラグコレクタの猫」

618言理の妖精語りて曰く、:2008/05/04(日) 21:02:26
【罪神アレ・ス】
睥睨する耀神アレと、スロデ神群の姫君との間に生まれた神。
しかし、紀元神群とスロデ神群の同盟が破棄され戦争へと突入した際に
母を父であるアレによって殺され、自身は呪われし大罪の烙印を捺され地上へと堕とされてしまう。
その後、罪神として全ての紀神や紀人、さらに紀神を信仰する全ての人間たちによって命を狙われ続けることになる。

619言理の妖精語りて曰く、:2008/05/06(火) 21:02:30
罪神は二振りの剣を持っている。
一振りは、母神の血により生み出された純白の短剣『アマツツミ』
一振りは、地上で出会った刀鍛冶から奉納された漆黒の長刀『クニツツミ』

620言理の妖精語りて曰く、:2008/05/17(土) 20:32:34
罪神アレ・スは、自分が命を狙われている理由を知らない
自分が紀神とスロデ神族の血を引く罪神だという事も知らない
その手に持つ短剣が、母神の血と嘆きによって産まれた弟神だという事も知らない。

621言理の妖精語りて曰く、:2008/05/17(土) 21:22:26
地上に堕ちたアレ・スを拾い育て上げたのはアクバル・アズラと呼ばれる一人の人間であった。

622言理の妖精語りて曰く、:2008/05/22(木) 19:41:57
オアシス国家連合軍の最高責任者であった初代アクバル・アズラ大将軍の懐刀として育てられたアレ・スは、
ある任務の途中で出会った、一人のキュトスの姉妹と恋に落ちる事となる。

623言理の妖精語りて曰く、:2008/07/14(月) 22:07:39
二十一年という長期間をかけた人類とバベルの融合。
その完了をみる二十一年前、つまり人類がバベルと初めて接触した際のこと。
人類が初めて異基知性体と出遇った頃のこと。
人類が初めて、自らを「人類」と名乗る覚悟を決めたときのこと。

魔路神群の永い計略は、ようやく実をつけた。
紀元の独自創造に辿りついたのだ。

624言理の妖精語りて曰く、:2008/10/02(木) 00:48:51
パズルにはめ込まれる最後のピース、用意された仕組みを起動させる最初のスイッチ

それにあたるのが『地獄解放』であり、

625言理の妖精語りて曰く、:2008/10/05(日) 21:56:24
「グロリアの開示録」に記された追放のはじまりである

626<<妖精は口を噤んだ>>:<<妖精は口を噤んだ>>
<<妖精は口を噤んだ>>

627<<妖精は口を噤んだ>>:<<妖精は口を噤んだ>>
<<妖精は口を噤んだ>>

628言理の妖精語りて曰く、:2015/01/28(水) 00:16:55
【後ろへ進む者ポロイナ】
常に、全ての後ろへと、進んでいる。
ポロイナの後ろに回りこむことは出来ない。彼は常に、あなたの後ろにいる。
あなたが振り返れば、後ろへ進み続けるポロイナの背中が見えるだろう。
しかし、ポロイナの顔を見ることは、誰にも適わない。誰もポロイナの顔を知らない。
ポロイナは飛来神群に分類される。しかし、これには疑問符が付く。
彼には、宇宙から世界へと進むことが、出来ないからだ。それは前進である。

629言理の妖精語りて曰く、:2017/01/02(月) 03:06:15
ヘルマヌビス

この世にあらざる獣の頭を持つ、犯罪者共同体「ルチアーノ一家」の部族神。
かつてはジョネー一家、ボンドーネ一家、マルチェロ一家という血族も庇護下に置いていたが、
同じ神に仕えるはずの彼らはやがて抗争に突入し、ルチアーノ一家のみが生き残った。
彼らは所謂「マフィア」であり、ヘルマヌビスは、彼らに一切の足抜けを許さなかった。
ヘルマヌビスの命令は絶対であり、これはつまり、三家を壊滅させた抗争も彼の容認下であったことを意味する。

父の名はセト、母はネフティス、兄はアヌビス、そして霊的な父はヘルメス、だというが、
これらの神々の存在はこの世界では確認されていないが、
ある調査によると彼の中に「彼以外の四人の神的存在から受け取られた」と思しき神威反応が確かに見られた。
主要な神威は暴風と夜闇と死と冨にまつわるものであり、これに加え魔術と錬金術の達神である。
智慧と技能を貴ぶ精神性と共に賭博と盗みと謀略を愛する危険な性質を持ち合わせる。
これらを生業とする者、これなしでは生きられない者を愛し、彼の目にかなった者は、
彼を崇める「家族」に迎え入れられる。

ルチアーノ一家には独特な響きを持った名の構成員が見られる。
家系の名称も含め、この世界における【地球】在来の文化圏とは異なる起源を持つと考えられ、
その先祖は恐らく彼と共に「世界の外」から渡ってきたものと推察される。

630言理の妖精語りて曰く、:2017/03/11(土) 02:20:24
「この世には少なくとも二人の唯一神がいる。ウィ・バレテとマハ=ディヤルニ」

ウィ・バレテは啓示した「遠い未来、地上のほとんどの民が私を崇拝する日が来る」
マハ=ディヤルニは啓示した「遠い未来に至るまで、地上から不信心がやむことはない」

「二人の唯一神はいずれ自身が率いる超常の軍勢を率いて正面から衝突するだろう」
不在獣の頭を持つ群盗の部族神はこう予言した。

「その日までは、とりあえず世界は壊れない」

631言理の妖精語りて曰く、:2017/03/12(日) 11:14:07
南東の島の神【トケケッ・キロッ】は、多眼魚体、巨大な瓜のような顔を持つ。そして、その魚体に、人のような手足が生えているのだ。

632言理の妖精語りて曰く、:2017/03/13(月) 00:32:21
この神はアレ・スを受け入れ島に匿ってくれた。

633言理の妖精語りて曰く、:2017/03/29(水) 02:20:15
ナプラサフラス・ルチアーノのボス即位は「一家の真の神」ヘルメース=アンプゥにとっても快いものであった。
ルチアーノの血族どころか、ホモ・サピエンスですら無い者がボスになる。
このためにそれ相応の闘争はあったわけだが、即位にまでこぎつけた。後は組織そのものがこの変革についていけるか。
その矢先の幹部総抹殺事件。ナプラサフラス一派だけを殺させようと内部の人間が仕組んだのか、
それとも純粋に全世界英雄協会の英雄たちの用意周到な酔狂なのか。

不幸な事故である。「一家の神」にとって価値を見出せる人材も根絶やしにされた以上、
あの事件の時点で「ルチアーノ一家」は存在しなくなったに等しい。

自分に塁が及ばないよう、本体を世界各地に設けた隠れ家の一つに移し、使い魔を介して
自分を頼ろうとする者に拒絶をつきつけたり、気が向けばささやかな魔道具を与える。ヘルマヌビスは潜伏期に移行した。

634言理の妖精語りて曰く、:2017/04/03(月) 00:18:31
アウターの中にもセルラ・テリスに匹敵するくらいの力を持った奴は実は何柱かいたりする
だけどそういう連中に限って
顕現の途中で永久にフリーズしたり
うっかりヨンドヴァナラウンドの方に行ったり
知性と意識と感覚器官を棄てた状態でやって来たり
やって来た瞬間に世を儚んで自殺したり
修練の果てにポニーと一体化して入滅したり
と軒並みそんな感じなためそのクラスの存在で飛来神群の益になった者は今のところいない

635言理の妖精語りて曰く、:2017/04/06(木) 18:14:11
そもそもアウターは外の世界からきたおかげか、
人間や紀神には理解できない概念を幾つももっている。故に、
おおかたのアウターの思考回路は突拍子のないものばかりだ

636言理の妖精語りて曰く、:2017/04/07(金) 11:52:05
オェル=トェガ

縮めて「オルテガ」ともいう。丸められた地球の中心(核)を擬人化した女神。

637言理の妖精語りて曰く、:2017/04/08(土) 15:13:47
オェル=トェガは平たい大地が丸められることで立体的な意味での「中心」が生じた事で誕生した。
平たい大地の中心は、大地の外延があることで存在していた。それが失われることで、中心の概念が変更された。

大地の中心はもはや地表には存在しない。

638言理の妖精語りて曰く、:2017/05/14(日) 19:50:53
【ガーフ・ユーン】は、承認の神である。
彼は、四つの透明な立方体と、それを繋ぐ五次元の線で構成されている。
一つの立方体で、承認を受け止め、別の立方体から、それを放出するのだ。

639言理の妖精語りて曰く、:2017/05/14(日) 23:32:45
ガーフ・ユーンの御子なる承認欲求の神は親神と異なり、人間的、あまりに人間的な姿をしている。

640言理の妖精語りて曰く、:2017/05/15(月) 21:46:08
かの御子は哀しきイキリオタクたちの神。かといって彼等に加護を与えるわけでもない。

641言理の妖精語りて曰く、:2017/05/25(木) 15:43:48
馳獅頭雄 (はせ・しずお)

嵐と熱風と熱病と蝗の害を司るアッカドの魔神パズズが日本でもうけた子供。
母親の胎内にいたころにパズズの妻ラマシュトゥに流産させられかけるが生き延び誕生した。
生まれたとき、泣き声のかわりに蛇のようなシューッ、という声をもって産声とした。
父親のお気に入りでもあり、自身の名とこの蛇の威嚇音のような産声を混ぜた「パズス」という「神としての名」を授与されている。

誕生後「ジ・オーダー・オブ・ホモ・サピエンス」の保護下に入り、長じてメンバーとなる。
その後「(ジ・オーダーが定義するところの)人類と敵対する姿勢」を見せたラマシュトゥの討伐に参加、止めを刺したことで組織内の地位を向上させる。

642言理の妖精語りて曰く、:2017/06/01(木) 17:53:12
人類変容に伴い、世界の自然環境も改善されていった。
それは妖精や妖怪といった自然霊たちの再盛も意味した。

彼らの中には羊のようになったヒトを食べ、あるいは取り込もうとするものもいた。

獅頭雄はこうした悪性自然霊たちと戦った。

643言理の妖精語りて曰く、:2017/06/07(水) 10:40:30
馳獅頭雄の最後の戦いの場となったのは、九尾の狐「玉藻前」との戦いであった。

再生した自然の滋味を喰らい、人類の脅威となるまで回復したこの大妖狐を倒すべく、

「ジ・オーダー」、プロセスド種族、「信仰を失った古い神々」が協力した。

644言理の妖精語りて曰く、:2017/06/08(木) 05:31:06
きゆらシティでは、獅子の頭を持った英雄が活躍している
彼は、様々な超常現象を解決し、復活した邪悪な神々を打ち倒す
夜の町に、蛇の威嚇音が響く時に彼は現れ
摩天楼に、獅子の咆哮が轟く時、全ての災いは打ち破られるという

人は、彼を【獅子吼する蛇】と呼んだ

645言理の妖精語りて曰く、:2017/06/10(土) 00:13:08
レザージャケットはスケイル加工、もさもさフードはたてがみの如し

646言理の妖精語りて曰く、:2017/06/16(金) 05:43:36
黒いバイクは、イナゴのかたち
四つのウィングは、神威の翼

647言理の妖精語りて曰く、:2017/06/20(火) 17:15:01
飢えたバイクは形を変える。異貌のマシンには近づくのも躊躇われるオーラを放つ。

648言理の妖精語りて曰く、:2017/06/22(木) 05:17:13
異貌のマシンは、夜を裂く
闇を切り裂き、音より先へ

649言理の妖精語りて曰く、:2017/07/08(土) 08:25:33
狂った天使を轢き潰し、夜明けのコーヒー飲みに行く

650言理の妖精語りて曰く、:2017/08/16(水) 01:49:55
ヘルメース=アンプゥは国際指名手配を受けた神である。

その罪状の中で特に注視されているのは、「犯罪者社会復帰プログラム」への破壊と妨害である。

彼は自分の愛し子たちであるマフィアたちの社会復帰を望まなかった。

ファミリーのもとで生まれた子は死ぬまでマフィアであり、ファミリーに加入した者も死ぬまでマフィア。
それは表の世界向けで合法的な仕事をする者でも変わらない。

表の世界向けの合法的、とは言っても犯罪組織の収入源であることに変わりはなく、
世界の警察や人権機関は、彼らとマフィア本体との繋がりを絶たせることも目指してきた。

651言理の妖精語りて曰く、:2017/08/31(木) 05:50:35
【神様アプリ】が巻き起こした【神性大戦】は、【魔路神群】の【フォドニル】が作り出した【フォドニルライン】によって支えられていた。

652言理の妖精語りて曰く、:2017/09/01(金) 16:07:35
神様アプリには、使用者の名前を奪うランサムウェアが仕組まれていた。
フォドニルラインを通ったそれは、
フォドニルに潤沢な力を与え、神性対戦の規模を広げていった。

653言理の妖精語りて曰く、:2017/09/03(日) 20:11:00
神性大戦では、それまで名を忘れられていた様々な神々が現出し、ありとあらゆる事件を巻き起こした。

方向性は各々違えど「勇者」を作ろうとした【アルセス】
「理想のヒロイン」を大量にばらまき、属性や要素ごとに収束させることで、強固な存在として現出しようとした【キュトス】
永久機関を搭載したスペースコロニーとして、宇宙での引きこもりを狙った【ドルネルスタンルフ】
といった分かりやすい戦略を取った【紀神】たちに対して、それらの無名の神々の行動は、総じて意味不明に見えた。
しかし、それは彼ら古代の神たちにとっては、唯一無二のアイデンティティに基づいて選択された、確固とした行動方針であったのだ。

654言理の妖精語りて曰く、:2017/09/13(水) 22:00:51
バールーン神の身体は、半分が焼き菓子、もう半分が菓子職人で出来ている。

彼は、日に三度、自分の身体を焼き上げるのだ。

655言理の妖精語りて曰く、:2017/10/24(火) 23:53:31
カディアルギ

チャカ大陸の有力宗教の一つ「ガンディスシャニティア」で信仰される蟲神の一柱。
蠅を司る神であり、彼の聖地ウァトマァトガァト一体でみられる、空中に留まり続ける落雷現象「滞雷」と結び付けられ、雷霆神ともされる。

蠅が持つ、疫病などを媒介する生態を反映した死神としての側面と、医療において蠅の幼虫である蛆が用いられる事を反映した医神としての側面を持つ。
このほか、農作物に害を与える蠅、逆に受粉の介在者となることで実りをもたらす蠅、といった様々な種類の蠅の性質を神徳として一身に備える事により、
二面的、かつ多義的な存在となっている。

656言理の妖精語りて曰く、:2017/10/26(木) 19:13:20
カディアルギの助力による、稲妻の蠅の術は七先駆派を迫害した異教帝国の将プルーガ―・バウティス・リジュアリズの十八番であった。

657言理の妖精語りて曰く、:2017/10/29(日) 16:53:57
カディアルギは、稲妻を纏って現れると言われる、雷と豊穣の神である

658言理の妖精語りて曰く、:2017/11/07(火) 06:07:59
飛来神群の一柱である【ハニー】は、深淵な目をしている。
その目を見つめていると、世界の真理が分かるような、そうでもないような不思議な気分に包まれるのだ。

659言理の妖精語りて曰く、:2017/11/08(水) 01:37:39
「深淵を除く者は、深淵もまたこちらを除くことを知らねばならない」

ハニーの目の奥には深淵が詰まっている。

深淵を除かれた者の目からは深みが取り除かれ、いまいち信用されない者となる。
そしてハニーの側はなんとなく深み、すなわち信用を集めていくのである。

660言理の妖精語りて曰く、:2017/11/13(月) 14:55:36
他者から奪ったものでも深淵は力を持つ

661言理の妖精語りて曰く、:2017/11/13(月) 19:00:53
そして、他者から与えられたものでも、甘味は甘味である。
なんと、ハニーに深みを奪われたものたちには、代わりに甘みが与えられていたのだ!

ハニーにちなんだトーストの菓子が「ハニトー」と呼ばれるのはあまりにも有名である。
だが、ハニーの神威は、それだけでは終わらない。
ハニーと見つめあったものたちにも、「ハニトー」のような、甘みが加えられたのだ!

そう、それは深淵の巣穴に満ちた、たっぷりのハチミツのように

662言理の妖精語りて曰く、:2017/11/21(火) 20:10:13
ハチミツを赤ちゃんに与えてはいけない。

赤ちゃんにハニー除けの護符がつけられるのはこのためである。

663言理の妖精語りて曰く、:2017/12/25(月) 01:50:20
【エッピグードゥーナル】

中央大陸で存在が信じられている性病の女神。純潔を司る男神コーパイラトーパイラの半身であり、婚外性交渉を止めさせるために
あらゆる種族、あらゆる民族に性病をもたらし、今ももたらし続けているとされる。

性病にかかった者はコーパイラトーパイラにとって懲らしめを受けた存在であり、彼と半身なる女神にとっては反省の機会を与えられた幸運な存在である。

エッピグードゥーナルとコーパイラトーパイラが持つ性格や属性は各地の性倫理・タブーにより様々な違いが生じている。

664言理の妖精語りて曰く、:2018/01/03(水) 10:02:35
チャカ大陸にもこの神の情報と信仰が伝来した。

性病と共に。

虫神信仰ガンディスシャニティアにおいて
この「海の向こうから来た神」は藤壺神として分類された。

665言理の妖精語りて曰く、:2018/01/04(木) 22:13:14
チャカ大陸の沿岸にはもともと藤壺は生息せず、本大陸やらから船とかを介して
やってきたものが、広まりまくった結果、他大陸のように藤壺がみられるようになった。

ガンディスシャニティアの聖典では藤壺が現れ始めた頃のチャカ大陸人の反応と
思しきものが見て取れ、文明と生物移入の関係について考察する資料にもなっている。

666言理の妖精語りて曰く、:2018/01/05(金) 05:48:48
バイヤエン都市には、それぞれのバイヤエン神が祭られている

667言理の妖精語りて曰く、:2018/02/01(木) 15:31:25
サンシとヤインはその代表とも言える神格である。

668言理の妖精語りて曰く、:2018/02/02(金) 04:22:55
ヤイン

ふぞろいにして強靱なる吸盤持つ混沌の男鮹。秩序の女鮹サンシと一対の神。
海に面したサーシャンサーニ王国において「南の果ての凍てつく海から来たる神」として知られる。
サンシが漁によって得られる海の幸、海産物の恵みを司るのに対し、ヤインは海の禍、海難の危険性を体現する。
しかし、突発的に岸に漂着する鯨や巨大鱓などもヤインがもたらすものとされる。

669言理の妖精語りて曰く、:2018/02/03(土) 03:34:33
バイヤエンとは「高貴なる客人」を意味する。

バイヤエン都市とは、他国の高官や貴族が滞在するような、大都市、重要都市を指す。
他国の要人が崇める神も「高貴なる客人」として招かれ、バイヤエン区域において祭壇や像が安置された。

670言理の妖精語りて曰く、:2018/02/05(月) 19:56:37
サンシとヤインの飾りは、恋人たちのお守りとして古くから売られている
それは、サーシャンサーニ共和国の海岸を縄張りとする二つのマフィアでも同じだった
そして、そこに生まれた悲恋は、サインとヤインの名を世界の果てまで知らしめることとなったのだ

671言理の妖精語りて曰く、:2018/02/11(日) 08:29:05
サンシとヤインの力を借りる「双鮹魔術」。
この術体系において、サンシはヤインの力の本流を制御するはたらきも担う。
ヤインの力のみを借りれば、圧倒的な奔流を行使できるが、
制御なしのヤインの力はまさに津波や波乱の如しであり、尋常の術者に扱える代物ではない。

672言理の妖精語りて曰く、:2018/02/11(日) 20:00:50
双蛸魔術の秘奥をサーンシーヤーイーンという。

673言理の妖精語りて曰く、:2018/02/13(火) 19:18:28
「まばゆく、眼もくらむような」という意味である。

674言理の妖精語りて曰く、:2018/02/16(金) 19:21:14
サーンシヤーイーンの名は北大陸に伝わり、光魔術による燭台作りの家名に流用された

675言理の妖精語りて曰く、:2018/03/06(火) 01:37:17
ガンディスシャニティアにおける兜虫の神は、地上にて人々や土地を統率する「王者」を選定する。
王や長の資質や気質を持つ者たちが存在するのは彼のはたらきによるものである。
しかし王者の王位は儚い。それもまた、彼のはたらきによるものである。
王の器を窮めた者がそれによって勝手に神になったり神を越えたりしないよう、王者の生命と寿命は凡人並みに留め置かれる。

676言理の妖精語りて曰く、:2018/03/06(火) 02:02:55
魔法少女きゆらは紀を揺るがせる。つまり彼女は紀の外側にあり、飛来神群をルーツに持つことが推定される。

677言理の妖精語りて曰く、:2018/03/06(火) 12:23:48
兜虫の神は園芸を趣味とし、青海樹の上にかまえた巨大な庭園に至上の花々を咲かせていた。

678言理の妖精語りて曰く、:2018/03/06(火) 19:35:41
兜虫の神と鍬形の神は敵対関係にあると噂されているが、実際はべつにそんなことはない

679言理の妖精語りて曰く、:2018/03/07(水) 04:45:11
鍬形の神は「戦士の資質を持つ者」を下界にもたらす神である。

680言理の妖精語りて曰く、:2018/03/07(水) 16:15:45
そのため神名はまんま「戦士を与える者」を意味する「ヴァグ・ドークナ」である。

681言理の妖精語りて曰く、:2018/03/09(金) 06:54:08
「兜虫の神」ヴォラス・ボラス(兆しを生み出す者、の意)は両手に火打ち石を持つ姿で描かれる。

彼は点火する神であるが、火が燃え続けるかすぐ消えるかには関与しない。
彼に召された王者候補生は持ち得た才と運のみで勝ち上がらなくてはならない。

682言理の妖精語りて曰く、:2018/03/10(土) 06:42:22
彼が青海樹上の巨大庭園で栽培したのは「至浄華」という植物であった。

683言理の妖精語りて曰く、:2018/03/11(日) 13:42:50
至浄華は天地において至上の植物であり、人間は天地において至上の動物であった。

この二種の生物を捧げる事、捧げられる事は、神々にとって「対なる供物」の中でも最も力溢れるものとされた。

684言理の妖精語りて曰く、:2018/03/12(月) 11:05:11
とはいえ、人間は神にとって「民」でもあり、反乱や犯罪をしたわけでもないのに無闇に殺す、又は食すことははばかられていた。


蝿の神々を除いては。

685言理の妖精語りて曰く、:2018/03/13(火) 08:56:07
ヴォラス・ボラスが趣味として行っていた至浄華栽培は、蝿の神々にとっては
自分たちの力を増大させるためのカリキュラムの一部であった。

686言理の妖精語りて曰く、:2018/03/14(水) 10:35:21
そのため蝿の神々は強大となり、他の神々も彼らを止められないでいた。

687言理の妖精語りて曰く、:2018/03/14(水) 20:48:38
と、そこにカディアルギが現れ、蝿神たちの至浄華農園に火を放ち、燐光をあげて燃え上がる様を楽しそうに眺めた。
本当に美しかったのである。

688言理の妖精語りて曰く、:2018/03/15(木) 10:52:47
「対なる供物」のあとに死体から絞り出した油を貯めた桶があったので、そこに飛びこみ、燃え上がる農園に走り込んで自分に火をつけた。
燐光を帯びた炎は彼に燃え移ったが、神である彼にとっては平気であった。むしろ上手い具合に綺麗になれたぞ、と喜び勇み、兄のヴォラス・ボラスにも見せてあげたくなって
青海樹に一気に近づいて幹を駆け上るべく準備体操をしていると、カディアルギのやらかしに気付いた蝿神たちが集まり抗議の咆哮をあげた。

689言理の妖精語りて曰く、:2018/03/16(金) 16:55:41
カディアルギはあまりにも蝿神たちが邪魔をするので、そこにいた全員を丸呑みしてしまった。
カディアルギが多様な種の蝿の性質を一身に司るのはこのためである。

690言理の妖精語りて曰く、:2018/04/30(月) 12:47:41
オピア

暗黒の神。暗黒大陸エウロピアにおける主神。「地表に住む神」であり、宗教と政治、両面においてこの大陸の頂点に鎮座し続けている。
彼の妃のことを「エウル」という。定命の種族から選び出され、寿命が尽きて亡くなると次代のエウルが選出される。

691言理の妖精語りて曰く、:2018/06/11(月) 05:52:08
南東海諸島には、勇気と正義を司る神である【泣き虫女神カジャンニー】の神話が伝わっている

692言理の妖精語りて曰く、:2018/06/26(火) 04:53:11
カジャンニーは、正義を執行するとき、常に泣きわめいていると言われています

693言理の妖精語りて曰く、:2018/06/28(木) 01:39:33
泣くこともなく真顔であるときの裁きは、一切の葛藤なく処断できるような極悪人にのみ向けられるという。

694言理の妖精語りて曰く、:2018/08/08(水) 04:28:16
チュ・ク・ワイには【炎の三相神】が伝わる。

【点火神】は人の顔を持つ。

【燃焼神】は竜の顔を持つ。

【鎮火神】は猫の顔を持つ。

695言理の妖精語りて曰く、:2018/08/08(水) 14:28:11
【炎の三相神】は地下世界モールトーに住まう。
【点火神】はマークク、【燃焼神】はトージク、【鎮火神】はトゥトゥーミークという名の宮殿に住まうという。
これらの宮殿の敷地は国が一つまるまる収まるほどに広大。

海を渡ってきた異邦の踊り子アルシア=マムを、追跡する死神カリカから匿った返礼として贈られた。

696言理の妖精語りて曰く、:2018/08/09(木) 03:48:01
アルシア=マムは果たして、神であったのか?

というのも地下にかくまった礼として、服の下から宮殿を取り出して与えるのである。

国をまるごと修められる宮殿を服に修められる存在、国サイズにでかくなる宮殿の模型を服の下から取り出せる存在、
いずれにしても神でなければ無理な話では無いか。

697言理の妖精語りて曰く、:2018/08/09(木) 17:19:39
チュ・ク・ワイの神話世界には【最高神】と【最大神】が存在する。

最高神は神々を統括する王者であり、様々な神々や精霊と提携して世界のありようを取りまとめ、一応のルールと便宜的な序列を定めている存在である。

最大神はただただ強大な神である。それでいて既存の秩序には加わらない。最高神たちが属するルールの外側にあって「例外」として振る舞う。

698言理の妖精語りて曰く、:2018/08/14(火) 13:15:38
【最大神】を縛ることができる秩序は存在せず、【最大神】を絡め取ることができる混沌もまた存在しない。

699言理の妖精語りて曰く、:2018/08/14(火) 14:02:32
ただし、最も大きなる神は最も小さな神には勝てない。
この奇妙な逸脱こそは最大神がルールの外側にいることの証明であり、
大きすぎるが故に足元の小さな変化を見逃してしまうためであるからだという。

700言理の妖精語りて曰く、:2018/08/15(水) 15:04:18
世界の始まりのとき【最大神】が自分の頭頂に生えた角をなんとはなしに折り、高く頭上に投げたことで生まれたのが【最高神】である。
このとき世界には、神はこの二人しかいなかった。故に最も小さな神であった【最高神】は【最大神】の権能を用いて他の神々を一斉に湧出させることができた。

701言理の妖精語りて曰く、:2018/08/18(土) 07:37:52
【最大神】に対抗する存在として【最小神】も存在する

702言理の妖精語りて曰く、:2018/08/18(土) 23:52:04
【最小神】は常に最小であるために無限に続く収縮の最中にある。いまこの瞬間にも。

703言理の妖精語りて曰く、:2018/08/19(日) 06:18:16
【最小神】のもたらす無限の収縮は、いつしか【最低神】を生み出した
彼は、やがて冥界となり、全ての者を地の底へ引きずり込む重力をこの世にもたらしたという

704言理の妖精語りて曰く、:2018/08/22(水) 06:23:47
最近、美の神に期待が集中している
なぜかというと、『美』とは、強力な『共通性』だからだ

ある者は、『美』を通した 世界の統一を狙い
またある者は、『美』しくないものを排除することで、誰もが納得する『正しい』世界を作らんとしている

世の中に主義や主張は数あれど、『美』は誰もが認める基準だ
考えるまでもなく当たり前のことだが、認められないものなどは『美』ではないからだ
『美』は、それを『美』と認めるもの、『美しさ』を感じ認定する感性の持ち主がいないところには存在しない

だからこそ、『美』は承認を得る主要な手段になり得るのだ

そして『美』は、暴走する
芸術品の価値を専門家が決定するように、『美』を格付けする基準は、特定の権威が占有してしまいがちなのだ

だから、『美』の基準は、それを観る私たちの内側にもあるが、同時につねに、外側から私たちを縛るものでもある

『美』とは、一つの『暴力』なのだ
それを、ゆめゆめ忘れてはならない

705言理の妖精語りて曰く、:2018/08/22(水) 12:52:26
【最大神】は人前に顕現する際、少女の姿をしている。
それは、【最大神】の強大な力を「美しさ」という形に変換することで、
人間社会への影響を抑えているのである。

706言理の妖精語りて曰く、:2018/08/23(木) 01:15:06
【最大神】が少女の姿をとる際、孔雀(アナスズメ)に乗っていたり、従えていたり、
服や持物にこの鳥の意匠があることが多い。入墨であることもある。

707言理の妖精語りて曰く、:2018/08/25(土) 17:21:39
戦女神シャルマキヒュには多くの娘たちがいたが、これは単に彼女が子沢山であったというだけでなく、
身寄りのない子を保護し、自らの娘としたからであるという。
このため、戦乙女ジャスマリシュとして知られる者たちの中には
「シャルマキヒュの直系の子孫」と「シャルマキヒュと血縁関係の全く無い義理の娘」が混在しており、
後世の紀学者を悩ませている。

708言理の妖精語りて曰く、:2018/10/13(土) 23:30:57
【ポニー】

馬の女神エポナを原型とする神格。名前は「エポナの如き」を意味する語、あるいは「エポナ」じたいがが訛ったものとされる。
信徒のあいだでは馬のたてがみや尾を模して髪を伸ばしたり束ねる慣習がある。

709言理の妖精語りて曰く、:2018/10/24(水) 17:56:22
【モットモット以外】は「紀神以外」に属する。その性質として「矛盾するもの以外」に「憎悪以外」を抱いており、「無視する以外」の行動をとることがあると知られている。
【ポニー】以外に「友情以上恋心未満以外」を感じているという噂がある。

710言理の妖精語りて曰く、:2018/10/30(火) 23:57:33
【いつか遠い日の約束】は傷だらけのひび割れた神である

711言理の妖精語りて曰く、:2018/11/01(木) 06:45:14
ひび割れた神は、いつか修復される
世界中の誰もが、その神の欠片を持っているのだから

712言理の妖精語りて曰く、:2018/11/07(水) 19:20:34
チャカ大陸南方には、ひび割れた神の修復が終わりに近づき、あと一片を残すのみとなったとき、「『彼ら』は再び巡り合うだろう」という旧い言い伝えが残っている
だが『彼ら』とは何を指すのか、完全に修復されたとき何が起こるのかについては伝えられていない

713言理の妖精語りて曰く、:2018/12/15(土) 05:19:58
ダナス川から産まれた神々は中央大陸の神々の四分の一を占める、と言われている。

ダナス川は太母オルテガの力吹き出す「水の川」の王者であり、そこから産まれた者たちは水属性の超自然存在の中でも随一の神格群である。
彼ら彼女らは「透明な血を受け継ぐ神々」と総称される。

他の中小の河川からは「神」と呼ばれる存在が産まれたことはない、とされる。せいぜい精霊どまりである。
「透明な血を受け継ぐ神々」は中小河川の守護神になったり、そこの精霊と子をなしたりしてダナス川以外でも勢力を拡大している。

714言理の妖精語りて曰く、:2018/12/15(土) 09:17:53
魔路神群の崇拝者たちは、すべての”流れ”は魔路神群が司る者だと信じている。
そのため「透明な血を受け継ぐ神々」を従属神扱いしてしまうので、そちらの信者たちとはかなり仲が悪い。

715言理の妖精語りて曰く、:2018/12/18(火) 05:35:14
一方、「赤い血を受け継ぐ神々」と呼ばれる神格群も、中央大陸にはまた存在する。
こちらは、ロウソク、松明、竈や火災などのさまざまな火の神であり、その象徴とされる色彩は赤、紅、朱、紅とさまざまな赤系の色である。

716言理の妖精語りて曰く、:2018/12/20(木) 00:59:00
「赤い血を受け継ぐ神々」は大本をたどれば、全て母なる大地オルテガが火山噴火によって生み出した者たちなのだという。

これは火が地上にもたらされた経緯を語る神話でもある。


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