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物語スレッド

1言理の妖精語りて曰く、:2006/07/13(木) 00:22:13
物語のためのスレッドです。

・このスレッドでは断片的な情報ではなく、ある程度まとまった「物語」を扱います。
・小説風、戦記風、脚本風など形式は問いません。
・何日かかってもかまいませんが、とりあえず「完結させる」ことを目指してください。
・自分が主な書き手となるつもりか、複数人のリレー形式か、メール欄にでも明記しておくと親切です。
・名前欄か一行目に物語のタイトルや話数を入れておくと、後でまとめやすいです。

331アルカ・アライブ・アリステル:2008/10/29(水) 22:54:40
掬い取れば無限にその柔らかさを得られる泉があるかのように、さながら春野を舞う胡蝶を思わせる女の歩みはひたすらに静けさをたたえていた。
薄い栗色が柔らかなウェーブに乗って、肩にかかる髪は彼女の表情をわずかに影で覆わせている。頬の稜線、顎の丸み、その全てに平凡な柔らかさを備えた女は、しかしその瞳の色のみが凶器じみた鋭さで持って眼前の全てを威圧し続けていた。
アリス・アインシュタインの瞳は極めつけの凶眼だった。アリスはそれを生来から自覚していたし、自身の印象を強固にするために利用する事を厭わない。故にこそ今の彼女が存在し、泰然と歩むその姿に恐れおののく者どもの姿がここにあるのだ。
第三艦橋は常にない静寂を保っていた。
いや、静寂は押し付けられたものだと言ったほうがより正確かもしれない。それは一人の女によってもたらされたものであり、静謐さを常に周囲に振りまき続ける彼女は、その暴力的な静けさでもって周囲を支配し屈服させるのだから。
無数の情報窓が虚空に開いている。ビデオの高速再生、記録の中の花が開くように、早回しのデータが花開き散っていく。
その概要を眺めつつ、変わらない苦境にアリスは嘆息する。

冥王。
大地の眷属にして、大地より離反した者たち。
生まれながらにしてその素質を保有していたアリスは金色の紀と契約し、方舟(アルカ)に集う冥王の眷族の一員となった。
冥王らは現在、大地散逸派と呼ばれる猫的集団と協調し歩を合わせている。
猫と竜の戦争、即ち猫竜戦争と後の世に呼ばれることになる争いがあった。
王猫ウェラナバイエと言竜エルアフィリスの反目は、元を正せば世界のあり方についての見解の相違が原因である。
「散らばった大地」こそ至上と唱える大地散逸派と、「ひとつなぎの大地」を正常な世界と唱える大地球化派のイデオロギー対立は日に日に深刻化し、
神々をも巻き込んだ球化戦争の果てに大地が球となったのはアリスの記憶にも新しい。
大地が球となった後も大地を崩壊させるべく最後まで戦い抜いた猫たちは、しかし同じく最後まで戦い抜いた竜たちの奮戦により敗北を余儀なくされる。

332アルカ・アライブ・アリステル:2008/10/29(水) 22:55:09
散らばった大地の時代、致命的な問題とされたのは資源の枯渇と文明の伝達子(ミーム)が衰退していくことだった。
あらゆるミームは異なるものと接しなければ自壊し、文明は単純化しやがて近親婚を重ねた一族のように亡びを迎える。
交易を困難にする大断層は人々を飢えさせ、やがてより単純な世界を求めさせた。
球化の後、あらゆる種族はその快適さに味を占めていく。
曰く、揺らがぬ大地のなんと暖かな事か。
安定と秩序を欲する人々、竜的思想に凝り固まった彼らに対し、猫的な混沌思想は異質で少数に過ぎたのである。
アリスは思う。
眼前のデータの群の中には、ここ最近の地上の資源の動き、即ち猫側に供給される石油バレルの総量がグラフとなって表示されていた。
右肩下がり。一体何?が残されているのか、細かい数値を数えるのをアリスはやめた。
猫たちが保有する残り僅かな浮遊大陸(散らばった大地の時代のわずかな名残だ)にはもはやわずかな石油資源も残されていなかった。

猫たちは欲望と必要の赴くままに地上で資源を輸入していた。
暫く前まではそれすら許容されていた。
だが、昨今のエネルギー問題と環境の激変は猫へのバッシングを生み出す。
地表温暖化。
温室効果ガスが生むオゾンの破壊はやがて竜的人々の批判を生み出し、猫たちへの致命的な敵意となって形となる。
「緑に満ちた世界を考える会」の竜王たちはエントロピー増大効率の低下を唱え、「健全なる対症療法」をもって自然の崩壊を遅延させるべきだと主張する。
その筆頭はいまやエルアフィリスではなく、一人の矛盾を司る竜である。
言竜エルアフィリスと同格の竜、ロワスカーグ。
化石資源を用いたリサイクル、根本的解決には程遠い環境対策をしつつも、広い視野で眺めて地上の知性種の未来に繋がる環境政策を唱え続ける矛盾を貫き守る竜。
いまや地上において最も勢力を持つに至った「緑に満ちた世界を考える会」の会長であるロワスカーグはいまや世界五大宗教のひとつである竜神信教すらも吸収して猫たちの最大の敵となっている。
そして同時に、アリス・アインシュタインの最大の敵でもあるのだ。
享楽を貪ればいいのに、となんとはなしに思う。
竜の龍理に対し、猫たちの抽象性に満ちた猫写はこうだった。
「延命策ではなく、抜本的解決を図りたい。なんかすごいアイディアで。世界に革命を!」
なお、具体案は一切示されていない。
そんな彼らを、アリスはいとおしいと思う。


アリスがこれから対峙しなくてはならないのは、「現在の球の世界を創りし」創世竜第六位、矛盾竜ロワスカーグであり、そして彼に付き従う竜神信教第六位の巫女、ザリス・アインシュタインである。
ザリス。
その名を思うたび、アリスは暗い、疼痛を伴うような熱を額に覚える。
矛盾竜をその手で討ち果たし、竜の巫女として認められた冥王たちに対抗する英雄の一人。
そして。
アリスの唯一の肉親。彼女のただひとりの姉が、ザリスだ。

333海の息子シャーフリートの話(3):2009/05/24(日) 23:34:08
「紹介する価値なんてあるのか?勝手にしがみついてきた男だろう。むしろ紹介してほしくはない」セデル=エルは頬を膨らませて
不快をあらわにする。「いやいや、途中でダレなかっただけ立派だよ。意地だけではできんことだ。
もしかしたら『彼』の戦友になっちゃったりなんかするかもしれんよ」
グーヤットはオシューに視線を移す。「なんだよ」
「う〜ん。ガタイは当然として……面構えもなかなか。並ぶと画的に映えるだろうねえ」
「だから何なんだよ。さっき言ってた海から沸いてくるとかいう英雄のことか?」
「他に誰がいるのかね?私?」
「認めたくは無いが有りそうなのはそっちだ」
あからさまにニヤリとするグーヤット。
「気持ち悪いからその顔はやめろ。で、その英雄さんはどこにいるんだ?
そろそろ乗ってる船が到着するのか?」
「いや、まだいない」
「は?」意味がわからなくなって思わず素っ頓狂な声をあげてしまう。
「部族の偉い皆さんの前で言った通りだ。これから生まれてくるんだよ」

334海の息子シャーフリートの話(4):2009/06/06(土) 01:10:54
「くだらないな。これ以上話を聞く気にはなれんぜ。あんた、腕は立つかもしれんが頭の中は可愛そうだな」
「っふ、じきに君も認めざるを得なくなるのさ……そんなことを言ってられるのも固定観念をぶち壊されるまでだぜ。
とはいえ、現時点ではこれ以上言い連ねても確かに無駄だ。でも明日また来るよ」
「やめとけ、今度こそ袋叩きにされるぞ」
「それでもやらなきゃならん使命なのさ。私にとってはね。別に怖くもない相手だし」
「今の、聞き捨てならんが捨てるしかないのがカンに障る……とっととどっかに行け!ついでに明日来るのはやめろ。嫌だから」
一方的に話を切り上げるとオシューは回れ右をして去っていった。
「どうおもう?」
しばらくしてグーヤットは傍らの餅娘に問うた。
「反応が典型的過ぎて、どうもな」
「やっぱり?」

335海から生まれたシャーフリートの話(1):2009/11/27(金) 17:03:18
昔々、あるところに草の民の一部族。ロエデウィヤ族の住む漁村がありました。
そこでは皆のしゅうが頭を抱えていました。
悪魔が海で暴れていて、漁に出ることができないからです。
「海に行ってもおかしな形の魚しかとれない」
「おれもあんな魚ははじめて見る。長老がたも知りはすまい」
「乗り手が海に落ちたら最後、群がって鮫みたいに食ってしまうらしいぞ」
「じゃあアハツさんの船がまだ帰ってこないのは」
「縁起でもないことを言うなよ」
「案外ハザーリャ神の館に招かれて上手い飯を振舞われているかもしれないぞ」
「縁起でもないことを言うなよ」
このままでは埒が明かないということで週末にウムース村長の家に集まることになりました。

そして週末。村長の家は男達でいっぱいでした。かれらはみな一家を抱える家主であり、
悪魔を倒し、海を元に戻す方法があるなら、と期待に目を輝かせてみました。
「よく聞いてくれ。この事態を打開する方法は……まだ見つかってない。
戦士を雇おうと街に行って見たが、岸のあちこち、陸のあちこちでおかしな
ことが起こっているとかで、人手が足りんそうなのだ」村長の言葉に
空気が凍りつきました。このままでは収入を得ることもできず枯れ死んでしまいます。
「その代わり、魔剣を買ってきた」
村長は麻袋から赤い刀身の剣を取り出し、おもむろに野外に出ると一振りしました。
刃で薙いだあたりに電光が走りました。かなり値の貼る買い物のようです。
「……これは苦しい判断だ。この剣を誰かに持たせ、船に悪魔のもとに向かい、倒してもらうという計画だ。
途方も無い話だと重々承知している。しかしこれしか方法は無い」
ここで村長は言葉を切りました。男達の反応を見ることにしたのです。
「ウムースも思い切ったことをしたもんだ」
「待っていても萎んで、どのみち終わりだ……」
「変な魚釣ってもアレは不味くて売れやしない」
「忌々しい悪魔に一泡吹かせるのに賭けても悪くない」
「そもそもどうしてこうなったんだろう」
「今更魔剣を納屋で腐らせるのもなあ」
「剣を持ったことのある奴も、ましてや誰も訓練受けてないだろ」
「そもそも賭けなきゃどうにもならない状況になってんだろ」
ここで「何だと!」と声があがりました。感情がぴりぴりするのも仕方が無いことですが迷惑です。
村長は無言で合図を送ると取っ組み合いかけていた二人に屈強な男達の腕が集まり押さえ込みました。
「悪いな。これから大切な選抜をやらなくちゃいけない。その方法は喧嘩ではない。
あえて希望者は募らない。村の男全員で腕相撲をし、村の運命を預ける相手を決める。
期日は明日。そこの二人は一晩で頭を冷やしておくように」

336海から生まれたシャーフリートの話(2):2009/11/27(金) 17:05:57
翌朝、二人は十字路でばったり会いました。でも頭は冷えていたので取っ組み合いにはなりませんでした。
「昨日は悪かったな。ラプド。殴りかかったりして」
「お前の親父さんは大変なことになってるってのに、どうかしてたのはこっちのほうだ。オシュー」
二人はいっしょに村長の家に向かいました。
「二人とも、落ち着いているようだな。何よりだ。わしもお前らには期待している。」
「村長さん、ひとつ質問があるんだが……腕相撲大会で勝った奴に悪魔を殺しにいかせるのはいいとして
悪魔の居所の見当なんてついているのか?」
「わしらが街で手に入れてきたのは魔剣だけではないぞ。情報もだ。大陸のあちこちで
悪魔が現れているらしくて、街中では出没情報やら目撃談が飛び交っているんだ。
他の村からもうちのような境遇の連中が来ていて、そいつらと情報を付きあわせて割り出したのだ。」
「それ、本当に頼りになるのか?オシューも何か言ってくれ。俺はなんだか不安になってきた」
「俺も不安だが、ここはもう信じるしかない。どだい、腕っ節の良いだけの素人に魔剣持たせるのだって無茶な話なんだ」
「耳が痛いな……だがわしの魔剣選びは、自分で言うのも何だが的確だ。それについては選抜の後でみなに伝える予定だ。」
ウムース村長は準備のために家の中に入りました。二人が野外で待っていると村中の男たちが集まってきました。
女たちや子供たち、力仕事のできない老人たちも一緒です。
彼らが固唾を飲んで待っていると、村長の家の扉が開きました。でもウムースの姿は見えません。
「おーい!どうしたんだ村長さん。早く出てきなよ!大事な話なんだろ!」

「出てくるとも!」その瞬間、集まった村民は目を見開きました。何も無いところから白い布が捲りあがり、
そこに村長の姿が現れたのです。「どうだ!吃驚しただろう!村の運命を一つ明るくする、魔法の外套だ!」
おお、と観衆から声がもれます。
「魔法ってのは、凄いな!」とラプドもわくわくした様子です。「あれは一回着てみたい!」
興奮が止まぬうちに村長は続けます。「これから選抜腕相撲大会を開始する!
優勝者には魔剣と外套を託し、悪魔殺しに向かってもらうことになる。
その先には多くの苦難が待ち構えているだろう。しかし、もし我々の夢を叶えたなら
ロエデウィヤ族の歴史に名を残す英雄としていき続けることができるだろう!

……と、これは未婚者限定ではあるが、わしはそんな勇者に義理の息子になってもらいたいと思っている!
悪魔殺しの勇者には、わが娘との結婚を許可させて頂く!さぁ、シェデレル出てくるんだ」
村長の美しい娘がゆっくりと家の中から出てきました。男達の脳天から何かが吹き出てくるのが見えるようでした。
「うひょーっ!うほーっ!これは手を抜いてなんていられねぇなあ……見ろよ、みんな目つきが違ってる。
悪いがオシュー、対戦でぶつかったら全力で潰させてもらうからな……」
ラプドはすっかりシェデレルの姿に見惚れています。
「目がすっかりトロけているな」そういうオシューも顔面がゆるむのを抑えられませんでした。

337言理の妖精語りて曰く、:2015/08/30(日) 23:43:27
むかしむかし、全ての雪がまだ心臓のようにふるえ、時間もまだ今のように人を惑わしてはいなかった頃、
トープテンナは、地獄には愛が満ちているという信仰を抱き、悪行の限りを尽くし、地獄に落ちました。
そこでトープテンナは求めるものに出会いました。地獄には愛と詩と音楽が満ちていました。
しかし生き物は、それらに耐えられるようにはできていませんでした。
そこでトープテンナは生き物を変えて、愛と詩と音楽に耐えられるような存在にしようと思いました。
トープテンナは地獄の主と呼ばれ恐れられました。
トープテンナの新しい生き物たちは次々と地獄から地上に這い出しました。
それ以来、地上では雨が降り止まなくなりました。
草ももう昔とは違い、緑色の舟のようには輝かなくなりました。
雪はひっそりと鼓動を止め、ただのきらきらしたかたまりになってしまいました。
それはどうしてなのか誰にもわかりませんでした。
殺してください、殺してくださいと懇願する小さな蠅たちが現れるようになりました。
愛と詩と音楽に耐えられるような生き物は、きっと地上に現れてはいけなかったのだろう、
とトープテンナは考えました。このとき、はじめてトープテンナは後悔しました。
トープテンナは、いまも後悔しています。

338リディ日記(1/6):2017/03/21(火) 01:55:47
今日から日記をかくことにしました。
ジュヒーフィン先生からのめいれいです。
ノローアーのもじのれんしゅうのためだそうです。
ことばなんて口を使えばいいのにノローアーはふべんだなぁと思いました。
とりあえず今日のことをかきます。
おきてごはんを食べてジュヒーフィン先生のところにいきました。
ジュヒーフィン先生のところに行くとしどうがはじまります。
いろんなしゅぞくといっしょにいても大じょうぶなようにれいぎがいるんだそうです。
でもつまんないので近くにいたおやつを食べていたらジュヒーフィン先生に目とかつめとかをグリグリされました。
すごい痛かったです。
次からは気をつけようと思いました。
かえりに近くのうねうねをちぎって食べました。おいしかったです。
もってきたおやつを食べながらねました。

339リディ日記(2/6):2017/03/21(火) 01:57:03
日記は天気をかかないとだめだそうです。
あとすごい痛かったです。ではなくすごく痛かったです。じゃないとだめだそうです。
ノローアーごはむずかしい。
あと気温ってどうすればいいのかよくわからないです。天気はミィスがかってたのでミィスです。
今日もジュヒーフィン先生のところにいきました。
今日はいつもみたいなれいぎじゃなくてまじゅつをおしえてもらいました。
まじゅつは二種るいあるらしいです。
でもまじゅつは二種るいが何種るいもあって分かりませんでした。
まじゅつって何の役に立つのかよくわからないのでつまらないです。
あとうねうねはかじっちゃだめだそうです。
しかたがないのでかえるときはそのへんにいたおやつでがまんしました。

340リディ日記(3/6):2017/03/21(火) 01:58:31
ジャシィテュヒリードゥの日。気温-196℃。

気温はヌシオさんに聞けば教えてくれるそうです。ヌシオさんはいると思えばそこにいるのでべんりだと思いました。
今日はジャシィテュヒリードゥが勝っていたのでジャシィテュヒリードゥの日です。
近くにいた朝ごはんを食べて今日もジュヒーフィン先生のところに行きました。
そうしたら今日はいつもいるはずのおやつがいませんでした。
ジュヒーフィン先生に何でおやつがいないのか聞くとお前が全員倒したからだと言われました。
わたしはジュヒーフィン先生の指どうのときにもうおやつが食べられないと分かってすごく悲しくなりました。
わたしが悲しくてないているとジュヒーフィン先生から顔をグリグリされました。
すごく痛かったです。
それからしかいをなくしたときのたいしょほうを教えてもらいました。
目が見えなくなったから今日は休みになると思ったのにすごくがっかりしました。
指どうがおわってからかえりにまたヌシオさんに会いました。
教わったとおりにあいさつをしたらスィートポニーをくれました。
すごくおいしかったです。

341リディ日記(4/6):2017/03/21(火) 01:59:55
ミィスの日。気温1203℃。

ジュヒーフィン先生からお前の日記はすごくを使いすぎだと言われました。
次からは気をつけようと思いました。
今日もジュヒーフィン先生のところに行きました。
そうしたらいつもみたいな指どうではなくちがう所につれていかれました。
そこにはすごく大きいやつがいました。
黄色のしるを出している体がぼこぼこしたやつでした。
なんだか長い名前を言われたのでわたしもリディラヴィヤガソルディルと言ってはんげきしました。
名前の長さは負けないです。
でも相手のやつの名前は覚えられませんでした。
わたしが困っているとジェフとよんでくれとでかいやつが言いました。
でもジュヒーフィン先生はジェフさまとおよびしろと言っていました。
あとでグリグリされるのはいやなのでわたしはジェフさまとおよびしました。
あいさつがおわるとジュヒーフィン先生はわたしをここにつれてきた理由を言いました。
なんと敵と戦えと言うのです。
わたしはびっくりしました。
だってわたしは今まで一回も戦いなんてしたことはありません。
なのでそんなことは無理だと言いました。
そうしたらジュヒーフィン先生はこっちをにらみつけてきました。
こわいです。
なのでしかたなく戦うことにしました。

342リディ日記(5/6):2017/03/21(火) 02:00:59
戦う所は広くて丸いところでした。
ジュヒーフィン先生につれられて戦う場所に行くときにやっぱり無理だとジュヒーフィン先生に言いました。
そうしたら今まで通りにやるだけでいいと言われました。
そんなこと言われても困ります。
今までやったことなんてジュヒーフィン先生のつまらない話を聞きながらおやつを食べていただけです。
こんなことになるならまじめにジュヒーフィン先生の指どうを受けていればよかったと後かいしました。
わたしを戦いの場所までつれてくるとジュヒーフィン先生はどこかに行ってしまいました。
はくじょうだと思いました。
敵がやって来るまでの間わたしは生まれて初めてきんちょうしました。
どうやって戦えばいいのかなんて分かりません。
わたしはジュヒーフィン先生みたいにすごく数のするどいトゲトゲは持っていないのです。
どうすればいいのか分からないのでますますきんちょうしました。
そしてしばらく時間がたつとなぜかごはんが出てきました。
きんちょうをごまかすためにわたしはそのごはんを食べました。
それなりにおいしいごはんだったのでふつうならもっと味わってから食べたかったのですがきんちょうしていたのですぐに飲みこんでしまいました。

343リディ日記(6/6)完:2017/03/21(火) 02:02:04
いつ敵がやって来るのかどきどきしていると急にジュヒーフィン先生がもういいと言ってきました。
何がもういいのかちょっと分からないです。
なのでわたしはいつ敵が来るのか教えてほしいとジュヒーフィン先生に聞くとジュヒーフィン先生はめずらしくきげんが良さそうにジェフさまに笑顔をむけていました。
ジュヒーフィン先生の笑顔は気持ちが悪いなぁとわたしは思いました。
ジェフさまとジュヒーフィン先生が何かを話してからジュヒーフィン先生はわたしに帰るぞと言ってきました。
わたしは何を言っているんだろうと思いました。
でもちょっと考えたらようやくどういうことなのか分かりました。
今日の出来事はジュヒーフィンのじょうだんだったのです。
そもそもわたしみたいな子どもに戦いなんてさせるわけがありません。
今日はふだんがんばっているわたしにごはんをごちそうするためのジュヒーフィン先生なりの思いやりだったのです。
わたしはそれを真に受けてしまってごはんを急いで食べてしまいました。
すごくもったいないことをしたなぁと思いました。
なので次にごはんを食べさせてもらうときはもっと味わってから食べようと思いました。
帰った後はそのへんにいたおやつを食べながら寝ました。

 ―クリアエンドの七体の一体。『厄闇姫』『喰変貴種』『災魔の合挽』リディラヴィヤガソルディルの研究資料より


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