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汎用記述スレッド

1言理の妖精語りて曰く、:2006/02/19(日) 14:27:12
 この場所は特に制限を設けない総合記述スレッドとして汎用的に扱います。
 ここに記述された文章が神話を構成する断片となります。

86【怪盗がある科学者宅に忍び込んだときの話】:2006/04/06(木) 09:32:26
「わー出るわ出るわお宝の山。でも危ないもんばっかであまりお金になりそうにないなー。
えーっと、あれ、なんだこれ」
「何者だ!」
「うわ、ばれるの早っ」
「貴様、そこで何をしてるッ」
「これはこれはグロンド博士。今日はちょっとお忍びで泥棒を」
「泥棒? アッ、さては怪盗クララリアだな!?」
「それにしても随分早く進入に気付かれちゃったわね。余裕を持って犯行に及んだつもりだったのだけど」
「それはな、さっき善意の第三者から通報があったから」
「あやしーい」
「一体誰の差し金だ? ノロ細胞をどうする気だ!」
「別に誰の差し金でも。ノロ細胞ってこれのことですか?」
「そう、そう、それそれ。大切なものだから返しなさい」
「ノロ細胞って言うんだ。しかも大切なものなのね。それなら是非とも持ち帰って高く売りさばかなくっちゃ」
「そ、そんなー! 言わなきゃよかった」
「というわけで、私はこれから博士の目を盗んでトンズラこきますので。それではごきげんよう」
「ま、待ってくれ! 最後にひとつだけっ!」
「あら、何かしら」
「わ、わしにも例のセリフ言ってくれんかのう?」
「『あなたの幸せ、ちょっぴり私に分けてください』?」
「うひゃあ、クラララリアちゃんっ! わし感激!」
「アホか」

87言理の妖精語りて曰く、:2006/04/06(木) 11:41:26
そしてグロンドはクララリアに恋してしまった。
ノロ細胞よりクララ細胞が欲しくなってしまった。
「わしの幸せ、もっとわけてあげたいのう・・・クララララララぁ・・」
そして彼はノロ細胞に続く「盗まれる価値あるもの」を生み出そうと
さらなる研究に取り掛かったのだった。




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